【中学受験】家庭教師のトライ教育プランナーのサポート事例③苦手科目を強化して智辯和歌山中学に合格

今回は、小学6年生の10月に家庭教師のトライへ入会し、智辯和歌山中学校に合格されたIくんの事例をご紹介します。


入会から受験本番まではわずか2か月半ほど。限られた時間の中で、教育プランナー・プロ教師・ご家庭が連携し、志望校合格に向けて走り抜けた短期集中型のサポートでした。

今回の事例は、プロ教師の中でも実力ある教師と本人の本気度が高かったので、私がサポートに苦労したということはあまりありませんでした。

ただ、希望していた中学をあきらめて他の志望校に決めたIくんのつらい気持ちを考えると、もっと早くトライに来てくれたらよかったのにと残念い思いました。

家庭教師のトライの教育プランナーと教師がどのように伴走し、サポートしてきたのかがわかる内容となっています。

馬渕教室の併用に家庭教師のトライを検討中の方に参考になる記事です。

家庭教師のトライの教育プランナーとして、600人以上のお子さんをサポートしました。

目次

入会のきっかけと入会時の学習状況

入会のきっかけ

Iくんは、小学2年生から馬渕教室に通い、基礎力を積み上げてきました。

国語と理科の成績は順調に伸び、志望校の合格圏に入るまでに成長していました。

一方、算数に関しては、授業中に内容を理解することはできるものの、試験本番では思うように得点できず、課題を抱えていました。

当初は名門会で国語・理科・算数の指導を受けていましたが、算数担当の教師に不信感を感じ、ご家庭の判断で算数指導を家庭教師のトライに切り替えることになりました。

トライでは、週2回・180分のプロアドバンス教師による算数指導を開始。理科と国語は引き続き名門会で学びながら、算数の強化を目的に併用していくことになりました。

家庭教師のトライが中学受験におすすめできる理由と料金について、くわしく解説しています。

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入会時の学習状況

自主学習では馬渕教室の教材や過去問を活用。

Iくんは将来医学部志望で、志望校は以下の通り:

  1. 星光学院中学(第一志望)
  2. 清風南海中学(第二志望)
  3. 智辯和歌山中学(第三志望)

国語と理科の成績は順調に伸び、合格圏に到達。

一方、算数は「解説を聞けば理解できるが、試験中に自力で解くことができない」という課題を抱えており、特に実戦での対応力に不安がありました。

星光学院の過去問に取り組んだ際は、正答率が50~55%と波があり、安定性に欠ける状態。限られた期間の中で、どこまで算数の精度を上げられるかが最大のポイントとなりました。

志望校の星光学院中学について

大阪星光学院中学校(大阪市天王寺区)は、偏差値62〜63を誇る関西屈指の男子校です。

​2024年度は東京大学14名、京都大学37名、早稲田大学25名、慶應義塾大学13名など、難関大学への高い進学実績を誇ります。

​カトリック系の教育理念「世の光であれ」のもと、学力のみならず人間性の育成にも注力し、合宿や課外活動を通じて主体性と協調性を養っています。

星光学院中学は大阪でトップに入る名門校なので、Iくんがあこがれを抱くのもわかりますね。

志望校変更と受験本番に向けた取り組み

廣瀬先生による180分の授業は「時間があっという間で楽しい」とIくん。

本人も高く評価しており、授業を通じて自信と意欲が芽生えていきました。わずか2か月という短期間での仕上げとなるため、ご家庭では学校を休んで学習時間を確保することも視野に入れていました。

馬渕教室には小2から通っており、宿題の量は多いものの、お父様がしっかり管理されており、復習テストも安定して結果を出せていました。

ただし、公開模試では偏差値59~60にとどまり、さらなる得点力アップが求められる状況でした。

10月以降の取り組み

10月以降は、星光学院と清風南海のプレテストを受験。

星光学院の過去問には15年分取り組み、清風南海は2年分のうち半分を実施。

志望校については当初、第一志望を星光学院、第二志望を清風南海、第三志望を智辯和歌山としていました。

ご家庭では、Iくんの「医学部に進学したい」という強い思いを大切にしつつ、お父様からは「星光は厳しいのでは」との現実的なご意見もありました。

しかし、Iくん本人が本気で星光を目指していたため、教育プランナーとして「受験直前まではマイナスな言葉を控え、前向きな姿勢を保ちましょう」とお伝えし、ご家族全体で支える体制を整えていきました。

家族のネガテイブな発言は、受験生のモチベーションを下げてしまいます。

自主学習のやり方を改善

学習面では、自主学習のやり方や試験中の取り組み方の改善も課題となっており、廣瀬先生の授業内で細かいアドバイスと演習を重ねていきました。

11月の最終面談を経て、プレテストの結果や過去問の出来を踏まえて志望校を見直し、Iくん自身も納得して第一志望を清風南海、第二志望を智辯和歌山へと変更。

結果として、清風南海は不合格となりましたが、智辯和歌山中学校に見事合格。

受験終了後も、Iくんは算数のプロ教師との授業を継続し、将来の医学部進学に向けて今も前向きに努力を続けています。

合格した智辯和歌山中学について

智辯和歌山中学校(和歌山県和歌山市)は、偏差値70前後の難関私立中高一貫校で、特に理系教育に力を入れています。​

2024年度は東京大学に15名、京都大学に20名が合格するなど、国公立大学への進学実績が際立っています。

​「自学自習」の精神を重視し、規律ある学習環境と個別指導を通じて、生徒の主体性と学力向上を支援しています。

2025年度の大学入試では、医学部医学科への合格者が計66名(うち現役合格者が38名)なので、Iくんも医学部を目指して頑張ることでしょう。

最後に|教育プランナーの振り返り

中学受験のサポートは通常、長期的なスパンで行うことが多いですが、短期間であっても「必要な学習に集中すること」「モチベーションを保つこと」「家族全体で支えること」ができれば、結果に結びつくケースも少なくありません。

Iくんの場合、「この先生と勉強したい」と感じられる出会いがあったこと、そして最終的に本人が納得できる進路選択ができたことが、受験を通して大きな経験になったと感じています。

また、小学生の段階で「医者になりたい」「医学部に進みたい」という目標を明確に持っていたことは本当に素晴らしく、これからの人生の中で努力を続ける力につながっていくと感じています。

これからも、Iくんのように目標に向かって努力するすべての受験生に、心からエールを送りたいと思います。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

塾講師を4年間・家庭教師のトライの教育プランナーとして600人以上のお子さんをサポートしました。おもに中学受験と高校受験のサポートをした経験を活かしてブログを執筆しています。

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