高校受験に向けて、今の成績から志望校合格を目指したい。
そんな思いをサポートするために、家庭教師のトライでは一人ひとりに合わせた個別対策を行っています。
今回は、部活動と勉強を両立しながら、志望校合格をつかみ取ったHくんのサポート事例をご紹介します。
家庭教師のトライでの高校受験対策を検討している方の参考になれば幸いです

私は家庭教師のトライの教育プランナーとして、600人以上のお子さんをサポートしました。
入会のきっかけと指導開始
プロ教師から社会人教師に交代
中学1年生のタイミングで家庭教師のトライに入会。
最初はプロ教師による指導でしたが、お母様が「熱意が強すぎてうちの子にはもったいない」と、社会人教師に交代を希望しました。
交代後の社会人教師は、英語に強くオールマイティな先生。
週1回120分の指導で、英語と数学をメインに指導を実施。
家庭教師のトライの高校受験の料金と評判について、くわしく解説しています。
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生徒の状況とご家庭の希望
英語は苦手意識が強い一方、数学は好きな方で、理科・社会はスタディサプリやトライイットの映像授業を併用。
本人はサッカーが中心の生活で、勉強はほぼしていない状況。
指示すれば取り組めるが、お母様には反抗的な態度をするので、よけいな口出しをひかえるようにしています。
中学1年生・定期テストの成績推移
1学期と2学期のテストの結果
1学期の期末テストは、
- 英語:72点
- 数学:35点
- 国語:64点
- 理科:69点
- 社会:79点
- 合計319点
※英語・社会は比較的高得点だが、数学は低迷。
2学期中間テストで一時成績低下
- 英語:60点
- 数学:55点
- 国語:47点
- 理科:64点
- 社会:65点
- 合計291点
※中間テストでは英語・国語で点数がダウンし、全体として得点減少。
2学期期末テストで成績回復
- 英語:64点
- 数学:82点
- 他教科も60~80点の得点レンジに上昇
- 特に数学は大幅な得点アップ(82点)
進路希望と今後の課題
現時点の学力と志望校
- 現在の偏差値は41程度。
- 志望校は、上之宮高校、大阪学芸高校(偏差値50前後)。
- 当初希望していた八尾高校(偏差値58)からは、現実を見すえて志望校を変更。
Hくんは、サッカー部がある近隣の学校を希望。
お母様は、国公立や関関同立の高校がよいが、私立でも仕方ないが「できるだけ学力を上げて進学させたい」と考えています。
今後の目標と課題
- 偏差値50台を目指すこと
- 定期テスト350点以上を取ること
- 現状、周囲に勉強習慣が少ない環境にいるため、自分で学習リズムを作ることが最大の課題。
3年生最初の面談(5月)|現状把握と初期方針
五ツ木模試・進研Sテストの結果
- 【5月 五ツ木模試】
- 英語:42.2
- 数学:44
- 国語:39
- 理科:46
- 社会:41.75
- 5科目平均:41.9
- 【1月 進研Sテスト】
- 英語:34.4
- 数学:39
- 国語:42
- 3科目平均:38
※いずれも偏差値40台前半。現状は志望校に届いていないが、6〜7月模試は場慣れ、9〜11月模試で本格的に結果を出すことを目標に設定。
交代後の社会人教師との相性は良好で、問題なし。
Hくん本人のモチベーションには波があるが、指示を出せば取り組めている。
志望校選びと進路提案
志望校については、私から「進学コースに行って指定校で大学に行く道がよいですよ」とお話しました。
お母様も私の意見に同意を示してくださいました。
関西福祉科学大学高校 特進Ⅱコース(偏差値44)や上宮高校 プレップコース(偏差値49)などをピックアップ。
「偏差値50を目指す」ことを目標に設定し、あとは本人が説明会にいって気に入ったところを選ぶことをおすすめしました。
夏休み前の面談(7月)|志望校見直しと学習プラン調整
志望校の再選定
第一志望を【大阪学芸高校 進学コース(偏差値44)】に設定。
2023年度合格者の平均点は216点なので、定期テストでオール50点以上を目標にすれば合格圏内。
実力テストは平均+10~20点目指すこと。
- 他の候補校
- 大阪夕陽丘学園高校
- 浪速高校
- 阪南大学高校(偏差値41前後)
※選定基準は「自転車で通える」「大学進学実績があること」。
- 【進路相談メモ】
- 大阪商業大学高校は校風が合わず除外
- 賢明学院高校は通学距離が遠いため除外
生徒の学習状況と課題
- 夏休み中もHくんのモチベーションは低めで、数学と理科の苦手分野にあたると不機嫌になる場面も。
- 成績推移によっては大阪学芸高校進学も厳しい可能性あり。
※模試や実力テストで厳しい結果が出た場合は、過去問演習を取り入れて志望校を最終判断する方針。
Hくんは自学の取り組みができないので、指導回数を増やすことを提案しました。
- 指導回数を週3回(数理社会:週2回、英国:週1回)



自主学習ができないお子さんは、指導回数を増やして対策します。
週3回指導スタート後の変化
指導体制と生徒の取り組み
英語・国語の先生の授業はわかりやすいと好評。
長文読解は苦手意識が強いが、本人なりに努力して取り組んでいます。
文系教科の宿題量は増えたが、指示に従いコツコツこなしている。
理系科目では、集中力が途切れたらすぐに切り上げて次回に振り替えるなど、Hくんのペースにあわせてすすめています。
年明け以降は過去問演習と大阪学芸高校合格に必要な実力テストの点数アップにつながる指導を本格的にとりくんでいきます。
志望校の最終決定と対策方針
志望校確定の流れ
学校での11月進路相談では、大阪学芸高校・進学コースにほぼ確定。
実力テストで平均+10点は欲しいと言われる。
12月進路相談で最終確定なので、もし「厳しい」と言われても、大阪学芸を第一志望にしたいことを強く希望するように私からアドバイスしました。
浪速高校(評定31以上で合格圏内)も選択肢にあったが、サッカー部の雰囲気を考慮して大阪学芸にしぼりました。
実力テストの成果
月 | 国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
8月 | 40 | 54 | 42 | 20 | 24 | 180 |
9月 | 43 | 33 | 58 | 24 | 48 | 206 |
10月 | 50 | 47 | 70 | 50 | 40 | 257 |
※週3回指導に増やしたことで、確実に得点力が向上。
合格発表と最終結果
- 第一志望の大阪学芸高校進学コースに合格!
苦手な英語・理科に最後まで粘り強く取り組み、過去問演習と3学期の範囲学習を両立した成果が実を結びました。
合格した大阪学芸高校進学コースについて
大阪学芸高校進学コースの偏差値は44。
難関大学を目指す特進コースとは異なり、基礎学力を固めながら大学進学を目指すコースです。
指定校推薦枠が豊富で、同志社大学、関西大学、近畿大学、龍谷大学など私立大学への進学実績も多数。
部活動と両立しながら、学校推薦型選抜(推薦入試)で進学を目指す生徒に適しています。落ち着いた校風で、きめ細かな進路指導も特徴です。
まとめ|教育プランナーの振り返り
Hくんは、反抗期や勉強へのモチベーションの波がありながらも、「指導回数を増やす」「過去問を通じて合格ラインを意識する」という戦略が効果をもたらし、第一志望校合格を果たしました。
集中力に課題がある場面もありましたが、一人ひとりのコンディションに合わせた指導ペースの調整が、最後まで学習を継続できた大きな要因です。
本人とご家庭が目標をぶらさず、希望校への思いをつらぬいたことで、結果をつかみ取ることができました。
高校進学後は週1回120分の授業を継続し、今後もサッカーと学業を両立していくことが決まっています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。