「馬渕教室の宿題が毎週終わらない」
「夜遅くまでやっているのに、復習テストの対策まで手が回らない」
「もしかして、うちの子は馬渕についていけていないのでは」と不安になっていませんか。
結論からいうと、宿題が終わらないことだけで「馬渕教室についていけていない」と判断する必要はありません。まず確認したいのは、宿題の量そのものより、どの問題で時間が止まっているかです。終わらない状態が続く場合は、今のクラスで優先すべき範囲を教室の先生に確認し、取り組む順番を整理しましょう。
私は塾講師と家庭教師のトライの教育プランナーとして、600人以上のお子さんの学習相談を担当してきました。宿題が回るようになったご家庭に共通していたのは、量を減らすことをためらわず、「これだけは必ずやる」を先に決めていたことです。
この記事では、馬渕教室の宿題が終わらない原因、ついていけていないサインとの見分け方、削ってよい課題の基準、平日と週末の回し方、学年別の進め方まで解説します。
読み終えたときには、「今週やるもの」と「やらないもの」が分けられ、夜の時間と親子の会話に余裕が生まれるはずです。
結論|宿題は「必ずやる・できればやる・今週は切る」に分ける
宿題が終わらないときにまずやることは、時間を増やすことではなく、課題を3つに仕分けることです。
| 区分 | 内容 | 理由 |
|---|---|---|
| 必ずやる | 授業で理解できなかった問題の直し/計算・漢字などの基礎練習/復習テストの範囲になる基本問題 | 次のテストの点数に直結するため |
| できればやる | 解けた問題の類題/標準レベルの演習 | 定着は進むが、時間がなければ後回しでよい |
| 先生に確認して後回し | 解説を読んでも分からない難問/時間だけがかかる応用問題 | 今の理解度では時間対効果が低いため |
「切ってしまって大丈夫なのか」と不安になるかもしれません。しかし、解けない問題を眺めて30分過ごすより、解ける問題を確実にする10分のほうが、復習テストの点数は上がります。
実際、宿題を全部やっているのに成績が伸びないご家庭では、「必ずやる」に入るはずの解き直しが後回しになっていることがほとんどでした。
馬渕教室の宿題が終わらない7つの原因

まず、どこで時間が消えているのかを特定しましょう。原因ごとに対処法が異なります。
原因① 1問に時間をかけすぎている
最も多い原因です。分からない問題を10分、20分と考え続け、結局答えを写して終わる。この繰り返しで他の科目に手が回らなくなります。
家庭学習を回す目安として、私は「3分ほど考えて手が動かなければ、いったん印をつけて先に進む」方法をおすすめします。飛ばした問題には印をつけ、週末にまとめて確認します。飛ばすことはあきらめではなく、時間を守る練習です。
原因② 全部を完璧にやろうとしている
馬渕教室では、クラスによって扱う問題のレベルや指定される範囲が異なります。上のクラスの子と同じ量をこなそうとすれば、当然回らなくなります。
まずは「今のクラスで求められている範囲」を正確に把握することが先です。確認の仕方は後の章で解説します。
原因③ 授業日から間が空いてから取りかかっている
授業から数日たつと、内容を忘れているぶん、同じ問題でも時間がかかります。
授業当日に10〜15分だけでもノートを見返しておくと、その後の宿題が一気に軽くなります。同じ量でも、取りかかる順番で所要時間は変わります。
原因④ 1科目だけが全体を止めている
4科目のうち1科目に時間を吸われ、その結果ほかの科目まで手が回らなくなるケースです。宿題全体が多いのではなく、詰まっている科目が1つあるだけ、という状態です。
特に算数は、割合・比・速さのように前の単元を前提とする内容が続くため、どこかがあいまいだと今週の問題も解けず、時間だけが過ぎやすくなります。国語の記述や理科の計算分野でも同じことが起こります。
この場合に必要なのは、今週の宿題を頑張ることではなく、止まっている単元まで戻ることです。前の週の記録を見て、毎回同じ科目で時間を超過しているなら、戻り学習を検討してください。
原因⑤ 丸付けと直しが後回しになっている
解くだけ解いて丸付けが週末にまとまると、直しの量が一気に増えて手がつけられなくなります。
丸付けはその日のうちに、できれば1ページ単位で行いましょう。間違いが少ないうちに直すほうが、心理的な負担も軽くなります。
原因⑥ テストが重なる時期に量が増えている
学年や受講講座によっては、復習・確認テストに加えて馬渕公開模試、到達テスト、学校別の判定テストなどが重なる時期があります。
テスト前や特別講座の期間は、通常の宿題に対策や解き直しが上乗せされるため、普段のペースでは回らなくなって当然です。「毎週終わらない」のか「テスト前だけ終わらない」のかを切り分けると、対策が変わります。
原因⑦ 親が管理役になり、親子げんかで止まっている
「まだ終わってないの?」という声かけが毎日続くと、お子さんは机に向かうこと自体を嫌がるようになります。
元教育プランナーとして見てきた中でも、学力より先に親子関係が苦しくなり、学習が止まってしまうご家庭は少なくありませんでした。
宿題が終わらない=ついていけていない?見分け方

宿題が終わらない状態が続くと、「そもそも授業についていけていないのでは」と心配になります。ここは、次の観点で見分けられます。
| 状態 | 見立て |
|---|---|
| 授業内容は説明できるが、量が多くて時間が足りない | 量の問題。優先順位を決めれば解決する |
| 特定の科目・単元だけ手が止まる | 単元の問題。戻り学習が必要 |
| 授業で何をやったか説明できない、宿題の問題文の意味が分からない | 理解の問題。授業の受け方から見直す |
確認方法は簡単です。宿題を始める前に、「今日の授業、どんなことをやったの?」と聞いてみてください。授業内容をある程度説明できるなら、少なくとも「授業がほとんど理解できていない」とは限りません。
説明できない状態が毎週続く場合は、宿題の量を調整するだけでは解決しません。この場合は、授業の受け方や在籍クラスも含めて教室に相談しましょう。
授業そのものが苦しくなっている場合は、こちらの記事も参考にしてください。
※上記URLは実際の記事URLに差し替えてください
馬渕教室の宿題は全部やらないとダメ?削ってよい課題の見分け方

結論から言えば、全部やり切る必要はありません。ただし、自己判断で減らすのではなく、次の基準と手順で進めてください。
削ってよい課題の3つの基準
- 解説を読んでも理解できない難問(今の理解度と離れている)
- すでに正解できている問題の、同じレベルの類題
- 1問に10分以上かかり、他の課題を圧迫しているもの
逆に、計算・漢字の基礎練習、授業で理解できなかった問題の直し、復習テストの範囲になる基本問題は削らないでください。ここを削ると点数に直接影響します。
教室の先生への聞き方
「宿題が終わりません」とだけ伝えると、「頑張りましょう」で終わってしまうことがあります。次のように具体的に聞くと、その日から使える答えが返ってきます。
- 今のクラスで、必ず提出・実施すべき範囲はどこまでですか
- テキストのどのレベルの問題まで解ければ十分ですか
- 時間が足りないとき、後回しにしてよいのはどれですか
- 算数の解き直しは、どこまで家庭で見るべきですか
この確認を一度しておくだけで、「削ってよいのか」という毎週の迷いがなくなります。保護者の負担が最も軽くなるのは、実はこの瞬間です。
1週間だけ、かかった時間を書き出す
「終わらない」という感覚のままでは、どこを削るべきか判断できません。1週間だけ、科目ごとにかかった時間をメモしてください。
- 科目と取り組んだ範囲
- 始めた時刻と終わった時刻
- 途中で止まった問題の番号
これだけで、時間を奪っているのが「量」なのか「特定の科目の数問」なのかが分かります。多くの場合、算数の数問で1時間以上使っていることに気づきます。
宿題を終わらせる1週間の回し方
宿題は「空いた時間にやる」のではなく、置く場所を先に決めると回りやすくなります。通塾曜日はご家庭によって異なるため、次の考え方に置き換えてください。
| タイミング | やること |
|---|---|
| 授業のあった日 | ノートを10〜15分だけ見返す |
| 翌日 | 授業で理解できなかった問題の直し |
| 毎日 | 計算・漢字を短時間ずつ(まとめてやらない) |
| 平日 | 基本問題と復習テストに直結する問題。3分で止まったら印をつけて飛ばす |
| 週末 | 飛ばした問題の確認と、テストの解き直し |
ポイントは、週末を「やり残しを片づける日」ではなく「飛ばした問題を確認する日」にすることです。前者は終わりが見えず、後者は必ず終わります。
この形にすると、平日の夜に「今日中に全部終わらせなさい」と言う必要がなくなります。
公開模試の解き直しは週末に置く
宿題と公開模試の復習を両方完璧にしようとすると、必ず時間が足りなくなります。平日は宿題、週末は解き直しと役割を分けましょう。
解き直しも全問やる必要はありません。正答率が高いのに落とした問題、計算ミス、漢字・語彙など「本当は取れた問題」から優先してください。
公開模試の詳しい復習手順や難易度については、こちらで解説しています。
それでも終わらないときに削る順番
時間が足りない週は、次の順で削ってください。
- 今の理解度では難しすぎる発展問題
- すでに安定して解けている類題
- 今週の復習テストや苦手単元に直結しない演習
- 判断できない課題は教室の先生に確認
最後まで残すのは、計算・漢字と、授業で分からなかった問題の直しです。この2つさえ残っていれば、1週間分の学習は成立します。
そして何より、睡眠時間を削って宿題を終わらせることだけは避けてください。翌週の授業の理解度が落ち、宿題がさらに終わらなくなる悪循環に入ります。
学年別|馬渕教室の宿題が終わらないときの進め方

小4|量より「同じ時間に始める」を優先する
小4は、宿題を全部終わらせることより、毎日同じ時間に机に向かう習慣を作る時期です。
優先するのは、授業当日の10〜15分の見直し、計算練習を毎日続けること、そして算数と国語の基本問題です。難問に時間をかける必要はありません。
ここで習慣ができていると、量が増える小5をかなり楽に迎えられます。
小5|算数の解き直しに上限時間を決める
小5は家庭学習の負担が大きくなりやすい時期です。馬渕教室公式でも、小5は週3日の通塾に加えて各教科から宿題が出て、1日の平均勉強時間は3時間強になると案内されています。
算数では割合・比・速さ・図形、国語では語彙・記述・読解スピードで差がつきます。この時期に効果的なのは、算数の解き直しに「今日は30分まで」と上限を決めることです。上限がないと、算数だけで夜が終わってしまいます。
苦手単元は平日に無理をせず、週末にまとめて整理しましょう。小5で放置すると、小6の志望校対策で苦しくなります。
小6|志望校に必要な課題から選ぶ
小6は通常授業に加えて特別講座や過去問も始まるため、すべてをやり切ることは現実的ではありません。
判断基準は「志望校で必要かどうか」です。記述型の学校なら国語の記述や理社の説明問題、算数が難しい学校なら頻出単元の復習を優先します。
出題が少ない分野の難問に時間を使うより、頻出単元の標準問題を確実にするほうが得点につながります。どこまで解くべきかは志望校によって変わるため、教室の先生に確認しておきましょう。
保護者ができるサポートと声かけ
宿題が回らないと、保護者のほうが先に消耗します。「今日も終わらなかった」「また怒ってしまった」と、夜になるたびに気持ちが重くなる方は少なくありません。
管理役から、確認役に変える
すべての問題を教える必要はありません。むしろ、教えすぎると親子げんかが増えます。役割を次のように絞ってみてください。
- 今週「必ずやる」課題を一緒に決める
- 始める時間と寝る時間だけ先に決める
- 終わったあとに、飛ばした問題があるか確認する
- つまずいた単元をメモし、教室への相談材料にする
途中経過を見張るのをやめると、声をかける回数が減り、けんかの回数も減ります。
声かけを「量」から「中身」に変える
「まだ終わらないの?」は、量を責める言葉です。次のように中身を聞く言葉に置き換えてみてください。
- 「今日はどこで止まった?」
- 「飛ばした問題はどれ?」
- 「今週これだけはやる、って決めたのは終わった?」
中学受験は数年かかります。全部やり切ることより、毎週続けられる形を見つけるほうが、最終的な結果につながります。
家庭だけで抱え込む前に|馬渕教室の学習サポートを活用する
宿題が終わらないときは、家庭だけで何とかしようとする前に、まず馬渕教室で利用できる学習サポートを確認しましょう。
馬渕教室では、分からない問題を教師に質問できるほか、宿題を進めるための「質問教室」や、自宅で授業内容をもう一度確認できる「復習サポートWeb」などが用意されています。
| サポート | こんなときに使う |
|---|---|
| 質問受け・質問教室 | 分からない問題で手が止まり、宿題が先へ進まない |
| 復習サポートWeb | 授業内容を忘れてしまい、宿題の解き方が分からない |
| 補習・再テストなど | 復習テストや確認テストで定着が不十分だった |
また、小4では算数の宿題の重要ポイントを授業形式で確認する算数定着「課題完成」講座も案内されています。学年によって利用できるサポートは異なるため、通っている教室で確認してください。
「分からない問題」を家庭で全部教えなくてよい
保護者が算数の難問まで一緒に考えようとすると、1問に30分以上かかり、親子ともに疲れてしまうことがあります。
家庭では、「どの問題で止まったか」に印をつけるところまでで十分です。分からない問題は質問教室や先生への質問に回し、家庭では計算・漢字などの基礎や、自力で進められる課題を優先しましょう。
塾のサポートを使うだけで宿題が回るようになるなら、外部のサービスを追加する必要はありません。
それでも毎週回らないなら、外部サポートを検討する
一方で、質問教室やWeb授業を使っても、毎週どの課題を優先すればよいか決められない、前の単元まで戻る必要がある、親子げんかが続いているという場合は、家庭学習そのものを整理するサポートが必要な可能性があります。
この場合に初めて、家庭教師など外部のサポートを検討するとよいでしょう。「教えてもらう授業を増やす」のではなく、「馬渕の宿題を毎週回せる状態にする」ことを目的に使うのがポイントです。
家庭だけで回らないときは家庭教師の併用も選択肢

宿題が終わらないからといって、すぐに家庭教師をつける必要はありません。まずは教室の先生に、必ずやる範囲を確認しましょう。
そのうえで、次のような状態が続く場合は、外部のサポートを検討するタイミングです。
- 算数や国語の解き直しを保護者が教えきれない
- どこまで戻ればよいのか判断できない
- 削る判断が毎週できず、結局全部やろうとしてしまう
- 公開模試や復習テストの解き直しが毎回たまる
- 睡眠時間を削らないと終わらない状態が続いている
授業を増やすためではなく、宿題を整理するために使う
馬渕教室生が家庭教師を併用する場合、新しい教材を増やす必要はありません。任せたいのは次の役割です。
- 今週やる課題と、飛ばしてよい課題を仕分ける
- 算数のつまずいた単元を特定し、戻る範囲を決める
- 解き直しを一緒に行い、答えを写す状態をなくす
- 1週間の学習スケジュールを一緒に組む
この仕分けを外部に任せられると、保護者は「削ってよいのか」と毎週迷わずに済みます。お子さんも、やることが明確なぶん取りかかりが早くなります。
馬渕教室生の家庭教師を選ぶ4つの基準
- 馬渕教室生や関西の中学受験の指導経験がある
- 馬渕のテキストを使って指導できる
- 新しい教材や課題を増やさない方針である
- クラスや志望校に合わせて優先順位を決められる
馬渕教室のカリキュラムやテストに対応できる家庭教師を比較しています。
FAQ|馬渕教室の宿題でよくある質問
馬渕教室の宿題は全部やらないとダメですか?
全部やり切る必要はありません。計算・漢字、授業で理解できなかった問題の直し、復習テストの範囲になる基本問題を残し、解説を読んでも分からない難問や、すでに解けている問題の類題は削って構いません。指定範囲はクラスによって異なるため、一度教室で確認しておくと安心です。
宿題が終わらないまま塾に行っても大丈夫ですか?
終わらなかった問題をそのまま放置するのではなく、印をつけて先生に相談しましょう。馬渕教室には質問受けや質問教室などのフォローがあります。答えを写して「終わった形」にするより、どこで止まったかを伝えられる状態の方が次の指導につながります。
宿題が終わらないのは、ついていけていないからですか?
授業内容を説明できるなら、量の問題である可能性が高いです。授業で何をやったか説明できない状態が毎週続く場合は、優先順位の調整だけでは解決しないため、教室に相談しましょう。
宿題をやっているのに成績が上がりません
終わらせること自体が目的になり、間違えた問題の直しが不足している可能性があります。まずは、正答率が高いのに落とした問題を優先して見直してください。
宿題を減らすと成績が下がりませんか?
削る対象を間違えなければ、むしろ安定することがあります。解けない難問に時間を使うより、基本問題を確実にするほうが点数につながりやすいためです。ただし、計算・漢字や解き直しまで削ると影響が出ます。
親はどこまで宿題を見ればいいですか?
すべてを教える必要はありません。かかった時間、つまずいた問題、たまっている単元を把握し、教室や家庭教師に相談できるよう整理しておけば十分です。
まとめ|宿題は「全部終わらせる」より「何を残すか」で決まる
馬渕教室の宿題が終わらないときは、勉強時間を増やす前に、次の順で整理してください。
- 授業内容を説明できるか確認し、量の問題か理解の問題かを見分ける
- 1週間、科目ごとにかかった時間を書き出す
- 「必ずやる・できればやる・今週は切る」に仕分ける
- 3分で手が止まったら飛ばすルールを決める
- 必ずやる範囲を、教室の先生に一度確認する
残すのは、計算・漢字と、授業で分からなかった問題の直しです。この2つが続いていれば、宿題を全部終わらせられなくても学習は積み上がります。
やることが減ると、睡眠時間が戻り、声をかける回数も減ります。中学受験は長く続くため、毎週回る形を作れるかどうかが最終的な結果を左右します。
家庭だけで仕分けや解き直しの管理が難しい場合は、馬渕教室を続けながら、必要な部分だけ家庭教師に任せる方法もあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。




