「早稲田アカデミーの宿題が終わらない」
「毎晩10時、11時までやっているのに、解き直しまで手が回らない」
「終わらないまま次の授業に行かせるのが不安」
このように悩んでいる保護者の方は、決して少数派ではありません。
結論から言うと、早稲田アカデミーの宿題が終わらないときに必要なのは、勉強時間を増やすことではなく、「どれを削って、どれを絶対に残すか」の基準を持つことです。
優先順位を決めて取り組むことで、解き直しや基本問題に使う時間を確保しやすくなります。
下がりやすいのは、すべての問題を一度ずつ解いて、間違えた問題の解き直しを捨ててしまったときです。
宿題を終わらせることが目的になると、「やっているのにテストで点が取れない」という状態になりやすくなります。

私は、家庭教師のトライの教育プランナーとして600人以上のお子さんをサポートしてきました。宿題が終わらないご家庭を数多く見てきましたが、うまく立て直せたご家庭に共通していたのは「時間を増やしたこと」ではなく、「やらないものを決めたこと」でした。
この記事のゴールは、今日の夜、机の上に積まれた宿題を見て「これはやる」「これは印をつけて飛ばす」「これは先生に聞く」と仕分けられる状態になることです。
この記事でわかること
- 「宿題が終わらない」を3タイプに分ける診断チェック
- 学年別の家庭学習時間の目安と、見直しが必要なライン
- 今夜から使える「残すもの・飛ばすもの」の仕分け基準
まず確認|早稲田アカデミーの宿題が終わらない3つのタイプ


早稲田アカデミーの宿題が終わらないと、「うちの子だけついていけていないのでは」と不安になると思います。
早稲田アカデミー公式でも、学校より多くの宿題が出ると説明する一方、取り組むスピードには個人差があるため、お子さんの状況に応じて担当講師が宿題量を調整すると案内しています。終わらない状態が続く場合は、自己判断ですべて削るのではなく、まず担当の先生に優先順位を確認しましょう。
同じ「終わらない」でも、必要な対策はまったく違います。
まずは、家庭で見分ける目安として、お子さまがどのタイプに近いか確認してください。
| タイプ | 見られる様子 | 必要な対策 |
|---|---|---|
| A 時間切れ型 | 手は動いている。ノートも埋まっている。ただ最後まで届かない | 仕分けと時間の上限を決める |
| B 難度オーバー型 | 机には座っているが手が止まる。空白や写しただけの跡が多い | 戻って基礎を固める・クラスを相談 |
| C 気持ち切れ型 | 始めるまでが長い。答えを写す。親子げんかになる | 量を減らして成功体験を作る |
3タイプの見分け方
見分けるポイントは、ノートの「空白率」と「始めるまでの時間」です。
- 埋まっているが最後まで届かない → タイプA(量とやり方の問題)
- 空白が目立つ・式がほとんどない → タイプB(理解の問題)
- そもそも始まらない・答えだけ書いてある → タイプC(気持ちの問題)
ここを取り違えると、対策が逆効果になります。
たとえば、タイプBのお子さまに「もっと時間を作ろう」と言っても、手が止まる時間が増えるだけです。
タイプCのお子さまに宿題を追加すると、勉強そのものから離れてしまいます。
学年別|早稲田アカデミーの家庭学習時間と宿題の見直し方


「宿題が終わらないのは、勉強時間が足りないからでは」と不安になるかもしれません。ただし、必要な家庭学習時間は学年によって大きく変わります。
早稲田アカデミー公式で確認できる家庭学習時間の目安を整理すると、次のとおりです。
| 学年 | 家庭学習時間の目安 | この時期に優先すること |
|---|---|---|
| 小1・小2 | コース・学習内容によって異なる | 学習習慣を作る |
| 小3 | 週約3時間 | 授業→復習の型を作る |
| 小4 | 週約6.5時間 | 基本問題と解き直しを定着させる |
| 小5 | 週約10時間 | 苦手単元を持ち越さない |
| 小6 | クラス・志望校・講座によって差が大きい | 志望校対策との優先順位を決める |
※小3〜小5は早稲田アカデミー公式の案内をもとにしています。実際に必要な時間は、お子さまの処理スピード、得意不得意、在籍クラスなどによって変わります。小5については、状況に応じて担当講師が宿題量を調整すると公式シラバスでも案内されています。
大切なのは、この時間を超えたら問題ということではなく、「睡眠や解き直しを削らないと回らない状態になっていないか」を見ることです。
小1・小2|勉強を嫌いにしないことを優先する
低学年では、宿題を長時間こなすことより、短時間でも机に向かう習慣を作ることを優先します。
宿題が負担になっている場合は、難しい問題を増やすより、読み書き・計算・文章を最後まで読む力を整えましょう。「できなかった問題」より「できるようになったこと」を確認する時期です。
小3|週約3時間を分散して家庭学習の型を作る
小3では、早稲アカ公式で国語・算数各60分、理科・社会各30分、合計で週約3時間の家庭学習が案内されています。
1日にまとめて終わらせるのではなく、授業を受ける→家庭で復習する→間違えた問題を直すという流れを1週間の中に作りましょう。
この時期は、保護者が「今日は何をどこまでやるか」を一緒に書き出すだけでも十分です。
小4|週約6.5時間。全部より復習の型を優先する
小4では、家庭学習時間の目安は週約6.5時間です。中学受験の学習が本格化し、小3までより授業時間や家庭学習量も増えてきます。
宿題が終わらない場合は、すべてを完璧にすることより、授業で扱った問題・基本問題・間違えた問題の解き直しを優先してください。
小4で「授業→宿題→テスト→直し」の流れを作っておくと、学習量がさらに増える小5へ移行しやすくなります。
小5|週約10時間。時間を増やす前に優先順位を見直す
小5では、早稲アカ公式の家庭学習時間の目安は、国語2時間・算数4時間・社会2時間・理科2時間の週約10時間です。
小4より学習量と内容の深さが増えるため、これまでと同じやり方では宿題が回らなくなることがあります。
特に算数の割合・比・速さ・図形などで毎回手が止まる場合は、目の前の宿題を増やすのではなく、どの単元から分からなくなったのかを確認して戻ることを優先しましょう。
なお、早稲アカ公式でも、お子さまの状況や在籍クラスに応じて担当講師が宿題量を調整すると案内しています。週10時間程度取り組んでも終わらない、解き直しまでできない場合は、先生に「どの課題を最優先にするか」を相談してください。
小6|宿題より志望校対策を優先する場面もある
小6は通常授業に加えて、テストや志望校別講座、過去問演習などが重なるため、家庭学習時間を一律の数字で考えにくくなります。
この時期は「宿題を全部終わらせたか」だけでなく、志望校で必要な対策と弱点補強の時間が確保できているかを見てください。
宿題を完璧にするために過去問の解き直しや志望校対策が後回しになっている場合は、先生に優先順位を確認するタイミングです。
時間より「睡眠と解き直しが残っているか」で判断する
学年にかかわらず、次の状態になっている場合は見直しが必要です。
- 家庭学習に時間をかけても解き直しまで進めない
- 特定の科目や数問だけで毎回長時間止まる
- 睡眠時間を削らないと宿題が終わらない
特に睡眠を削って宿題を終わらせる状態が続く場合は、時間を増やすのではなく、宿題量と優先順位を見直してください。小5の2026年度シラバスでも、家庭学習が確保できず宿題をやり切れない場合は、担当講師に相談し、課題に優先順位をつけて宿題量を調整すると案内されています。
そもそも早稲田アカデミーの学習スタイルが合っているか確認したい方は、こちらも参考になります。
早稲田アカデミーに向いている子・向いていない子の特徴はこちら
早稲田アカデミーの宿題は全部やるべき?削る基準の作り方


早稲田アカデミーの宿題は、基本的には先生から指示された内容に取り組むことが大切です。
ただし、どうしても終わらない場合に、すべてを同じ重さで完璧にこなそうとすると、お子さまの負担が大きくなりすぎます。
そこで、宿題を3つの層に分けます。
| 優先度 | 内容 | 取り組み方 |
|---|---|---|
| 絶対に残す | 授業で扱った例題・類題/先生から指示された問題/計算・漢字などの毎日教材/確認テストの直し | 解き直しまで必ず行う |
| 余力があれば | 演習教材の標準レベル・類題 | 時間を決めて取り組む |
| 印をつけて飛ばす | 応用・発展問題/10分以上手が止まった問題 | 質問リストに入れ、先生に確認する |
※使用教材はコース・学年・校舎によって異なります。手元の指示に合わせて当てはめてください。
「飛ばす」は「やらない」ではありません
ここが一番大切なところです。
飛ばした問題には、×ではなく「?」の印をつけて、質問リストに入れてください。
そうすると、その問題は「やらなかった問題」ではなく「これから先生に聞く問題」に変わります。
お子さまにとっても、罪悪感を抱えたまま塾に行くのと、質問を持って塾に行くのでは、気持ちがまったく違います。
削るのが怖いと感じる理由
宿題を削れないご家庭の多くは、「クラスが下がるのが怖い」という気持ちを抱えています。
その不安はとてもよくわかります。
ただ、テストで得点になりやすいのは、応用問題を1回ずつ雑に解いた経験ではなく、基本〜標準問題を確実に自力で解ける状態です。
全部に手をつけて全部が中途半端になるより、範囲を絞って確実に仕上げるほうが、結果的に点数は安定します。
もちろん、自己判断で大きく削るのはおすすめしません。
睡眠を削っても終わらない、解き直しがまったくできない、親子げんかが増えているという場合は、早稲アカの先生に「どこまでを最優先にすべきか」を確認しておくと安心です。
クラスの相性やクラス落ちが気になる場合は、こちらの記事も参考になります。
宿題が回る家庭の型|1週間の組み立て方
仕分けができたら、次は「いつやるか」を決めます。
「時間が空いたらやる」は、まず来ません。
宿題が回っているご家庭は、曜日と時刻で固定しています。
授業から次の授業までの4ステップ
| タイミング | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 授業当日の夜 | ノートを見返す。例題を1問だけ再現する | 10〜15分 |
| 翌日 | 宿題本体(最優先→余力の順) | メインの時間 |
| 中日 | 間違えた問題の解き直し1回目 | 20〜30分 |
| 次の授業の前日 | 解き直し2回目+質問リストの確定 | 15〜20分 |
ポイントは、宿題を「1回で終わらせるもの」から「3回に分けて触れるもの」に変えることです。
1日にまとめて2時間やるより、20分ずつ3回に分けたほうが定着します。
その日にやることを見える化する
小学生は、自分で計画を立てる力がまだ育っていません。
そこで、前日の夜か当日の朝に、付せんやホワイトボードで「今日やる3つ」だけを書き出します。
- 1コマは15分。3コマで45分+休憩5分
- 終わったら消す(達成感が次の日につながります)
- 計算・漢字などの毎日教材は、夜より朝に寄せると崩れにくい
やることが多いのではなく、やることが決まっていないから動けないというお子さまは非常に多いです。
元教育プランナーがおすすめする解き直し3回転


なぜ解き直しを最優先にするのか。理由はシンプルです。
新しい問題を1問解いても、解ける問題が1問増えるとは限りません。
一方、間違えた問題を自力で解ける状態に変えるほうが、次の得点につながりやすくなります。
時間が足りないときほど、新しい問題より解き直しを優先してください。
丸つけの記号を3つに分ける
- ○:自信を持って正解した
- △:正解したが、自信がない・まぐれ
- ×:間違えた
「×」だけでなく「△」も見逃さないことが大切です。
△を放置していると、本番で数字や聞かれ方が変わった瞬間に崩れます。
×の原因を4つに分類する
| ミスの種類 | 対処 |
|---|---|
| 計算ミス | その場でもう一度計算するだけでOK |
| 問題文の読み違い | 条件に線を引く習慣をつける |
| 時間切れ | 解き方は合っている。時間配分の練習へ |
| 解き方がわからない | ここだけを授業や先生への質問に回す |
4つに分けると、実際に先生に聞くべき問題は思ったより少ないことがわかります。
全部を質問しようとするから、時間が足りなくなるのです。
仕上がりの判定は「口で説明できるか」
解き直しのゴールは、答えを覚えることではありません。
「なぜその式になるのか」「どこで条件を使うのか」を、式を見ずに言葉で説明できるかで判断してください。
説明できない問題は、まだ理解が浅い状態です。
逆に、説明できる問題は、テストで形が変わっても対応できます。
宿題は終わっているのに組分けテストで点が取れない場合は、テスト直しの方法も見直しておくと安心です。
早稲田アカデミーの組分けテストで点が取れない原因と対策はこちら
早稲田アカデミーの宿題が終わらない6つの原因と打ち手


原因① 宿題の量が多く、時間が足りない
小4以降は、予習シリーズや演習教材、確認テスト対策などが重なり、宿題量が一気に増えます。
特に週の後半やテスト前は、通常の宿題に加えて復習やテスト直しも必要になります。
今日やること:1週間だけ、どの教材に何分かかっているかを記録してください。時間を見える化すると、算数の応用に時間が偏っているのか、理社の暗記が後回しになっているのかがはっきりします。
原因② 教材のレベルが高く、手が止まっている
早稲田アカデミーでは、小4以降の中学受験コースで四谷大塚の「予習シリーズ」を中心に学習することが多いです。
予習シリーズは体系的に学べる教材ですが、学校の教科書より進度が速く、算数では思考力を問う問題も含まれます。
そこに早稲アカ独自のプリントや演習課題が加わるため、すべてを同じ重さで進めると復習が追いつかなくなります。
今日やること:応用問題に入る前に、授業で扱った例題を自力で解けるか確認してください。ここが再現できないうちに応用に進んでも、時間だけが消えます。
原因③ 解き直しが後回しになっている
宿題を終わらせることに追われると、間違えた問題の直しが後回しになります。
「新しい問題を解く時間」はあっても、「間違えた問題を直す時間」が確保できていないご家庭は非常に多いです。
今日やること:解き直しの時間を先にスケジュールに入れてください。余った時間にやるものではなく、最初に確保するものです。
原因④ クラスのレベルが合っていない
クラスが上がると、授業で扱う問題の難度が上がり、宿題も重くなります。
基礎の定着が不十分なまま応用が増えると、家庭学習が一気に苦しくなります。
上のクラスにいること自体が目的になっていないか、一度立ち止まって確認してください。
今日やること:「今のクラスで、最低限どこまで仕上げるべきか」を先生に確認しましょう。クラスを変えるかどうかの判断は、そのあとで構いません。
原因⑤ 1問に時間をかけすぎている
じっくり考えることは大切ですが、1問に20分、30分とかかると、他の宿題も解き直しも回らなくなります。
特に真面目なお子さまほど、わからない問題を抱え込んでしまいます。
今日やること:「10分手が止まったら印をつけて次へ」というルールを決めてください。考える力を守るために、あきらめる基準を先に渡すという発想です。
原因⑥ 親が教えすぎて親子で疲れている
中学受験の算数や国語の記述は、保護者が見ても説明が難しい場面があります。
その状態で無理に教えようとすると、お子さまは「勉強すると怒られる」と感じてしまいます。
そして一度そう感じると、机に向かうこと自体が苦しくなります。
今日やること:教える役割を手放してください。保護者はスケジュール管理、丸つけ、間違いの記録、体調管理、塾への相談に絞る。解き方の説明は、塾や外部の先生に任せて構いません。
早稲田アカデミーの先生への相談テンプレート
家庭で工夫しても宿題が終わらない場合は、早めに先生に相談しましょう。
「相談したら、やる気がないと思われるのでは」と心配される方がいますが、その逆です。
家庭の状況が見えているお子さまほど、先生は具体的な指示を出せます。
相談すべきタイミング
- 2週以上続けて、宿題が終わらないまま次の授業を迎えている
- 宿題に時間がかかりすぎて、睡眠時間が削られている
- 基礎問題でミスが多く、応用まで手が回らない
- 解き直しができず、同じミスを繰り返している
- テストで点が取れず、自信をなくしている
- 親が教えると親子げんかになってしまう
そのまま使える相談文例
「宿題が終わりません」だけでは、先生も判断ができません。次のように具体的に伝えてください。
いつもお世話になっております。◯年◯組の◯◯の保護者です。
家庭学習の進め方についてご相談させてください。
現在、平日は◯時間ほど取り組んでおりますが、算数の◯◯(教材名)の応用問題に時間がかかり、理科・社会と解き直しまで手が回っていません。基本問題は解けるのですが、文章題になると手が止まることが多いようです。
つきましては、次の点を教えていただけますでしょうか。
・今のクラスで最優先に仕上げるべき問題はどれか
・発展問題まで取り組む必要があるか
・終わらない場合、後回しにしてよい問題はあるか
お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
先生に確認したい5つの質問
- 今のクラスでは、どの宿題を最優先で仕上げるべきですか?
- 応用問題や発展問題まで取り組む必要がありますか?
- 終わらない場合、後回しにしてよい問題はありますか?
- 次の確認テスト・組分けテストまでに、最低限やるべきことは何ですか?
- 家庭では、丸つけ・解き直し・スケジュール管理のどこまで関わればよいですか?
宿題が終わらないときにやってはいけない5つのこと
良かれと思ってやったことが、状況を悪化させることがあります。
| やりがちなこと | なぜ避けたいか |
|---|---|
| 睡眠を削って終わらせる | 翌日の授業の吸収率が落ち、翌週さらに重くなる |
| 親が答えまで教えてしまう | 「終わった」が「できる」にならず、テストで出ない |
| 相談せずに大幅に削る | 本当に必要な問題まで落としてしまう可能性がある |
| 市販教材を新しく足す | 回っていない状態に量を足すと、全部が中途半端になる |
| 他の子と比べる | やる気が下がり、タイプCの状態に移行しやすい |
特に4つ目は要注意です。
宿題が終わらないご家庭に必要なのは、教材を足すことではなく、今ある教材を仕上げ切ることです。
宿題だけでなく、授業についていけない不安もある場合はこちらも参考にしてください。
早稲田アカデミーについていけない原因と家庭でできる対策はこちら
家庭教師を併用した方がよいケースと役割分担


宿題が終わらないからといって、すぐに家庭教師が必要とは限りません。
まずは、仕分けと相談を試してください。
そのうえで、次のような場合は併用を検討する価値があります。
- 算数の基礎に大きな穴があり、塾の授業だけでは戻りにくい
- 宿題の優先順位を家庭で判断できない
- 解き直しをしても、同じミスを繰り返している
- 宿題に時間がかかりすぎて睡眠時間が削られている
- 親が教えると親子げんかになってしまう
- 小6で志望校対策と弱点補強を同時に進めたい
- 早稲アカは続けたいが、家庭学習の管理に限界を感じている
併用の目的は「増やすこと」ではありません
家庭教師を併用する目的は、早稲アカの代わりに新しい勉強を増やすことではありません。
早稲アカの授業内容を理解しやすくするために、わからない単元を戻って確認したり、宿題の優先順位を整理したり、テスト直しを一緒に行うことです。



元教育プランナーとして見ると、併用でうまくいくご家庭は「塾を中心にしながら、家庭教師には弱点補強・宿題の優先順位・テスト直しを任せる」という役割分担ができています。逆に、塾の宿題も家庭教師の宿題も増やしてしまうご家庭は、ほぼ確実にパンクします。
親・塾・家庭教師の役割分担
| 役割 | 担当すること |
|---|---|
| 早稲田アカデミー | 授業・カリキュラム・テスト・志望校対策の中心 |
| 家庭教師 | 弱点補強・宿題の優先順位・テスト直し・質問対応 |
| 保護者 | スケジュール管理・体調管理・学習環境づくり |
併用するときの3つの注意点
① 早稲アカの教材と進度に対応できる先生を選ぶ
中学受験の算数は、学校補習とは必要な指導がまったく異なります。無料相談では「早稲アカ生の指導経験があるか」「宿題の優先順位やテスト直しに対応できるか」を必ず確認してください。
② 新しい教材を増やさない
家庭教師から独自の教材や宿題が追加されると、かえって回らなくなります。早稲アカの教材・宿題・解き直しを中心に見てもらう形が理想です。
③ 早稲アカの授業を中心にし、家庭教師は復習に使う
早稲アカの授業で学んだあと、宿題や解き直しで止まった部分を家庭教師と確認します。家庭教師が先取り授業や別教材を増やすのではなく、早稲アカの教材と答案を使って「分からない部分だけを補う」形にすると、学習量を増やさず併用できます。
早稲田アカデミーとの併用に向いている家庭教師を比較したい方は、こちらの記事も参考になります。


早稲田アカデミーの宿題が終わらないときに転塾は必要?
宿題が終わらない状態が続くと、転塾を考えるご家庭もあります。
ただ、原因を整理せずに環境だけを変えても、同じことが起きることがあります。
| 状況 | 判断 |
|---|---|
| 授業は理解できている。量と優先順位で苦しい | やり方の見直しで改善する可能性が高い |
| 授業内容がほとんど理解できていない | クラス変更や個別のフォローを先に検討 |
| 睡眠不足・体調不良が続いている | すぐに量の調整。先生に相談を |
| 塾に行くこと自体を強く嫌がっている | 環境の見直しを含めて検討してよい段階 |
転塾は大きな決断です。
まずは、宿題の優先順位、家庭学習の回し方、外部サポートの有無を整理してから判断しましょう。
早稲田アカデミーの宿題が終わらないときのよくある質問
早稲田アカデミーの宿題は多いですか?
学習量をしっかり確保する塾のため、多いと感じるご家庭はあります。特に小4以降の中学受験コースでは、授業の復習、演習教材、確認テスト対策などが重なり、家庭学習の負担が大きくなりやすいです。
宿題は全部やるべきですか?
基本的には先生の指示に従うことが大切です。ただし終わらない場合は、自己判断で放置せず、授業で扱った問題・指示された問題・基本問題を優先し、残りは先生に優先順位を確認しましょう。
寝る時間を削ってでも終わらせるべきですか?
おすすめしません。睡眠不足のまま授業を受けると内容が入りにくくなり、翌週の宿題がさらに重くなる悪循環に入ります。終わらない場合は、翌日に回す問題と先生に聞く問題を決めてください。
共働きで丸つけまで手が回りません。どうすればよいですか?
すべてを保護者が抱える必要はありません。優先順位としては、丸つけ→間違いの記録→解き直しの管理の順です。解き方の説明は塾や外部の先生に任せる形で問題ありません。丸つけだけでも難しい場合は、答え合わせをお子さま自身に任せ、×がついた問題だけを見る方法もあります。
宿題を減らすと、クラスが下がりませんか?
やみくもに減らせばリスクはありますが、基準を持って絞る場合は別です。テストで得点になりやすいのは基本〜標準問題を確実に解ける状態です。応用を1回ずつ雑に解くより、範囲を絞って仕上げるほうが安定します。不安な場合は必ず先生に確認してください。
夏期講習や冬期講習の期間はどう回せばよいですか?
講習期間は通常期と授業日程や学習リズムが変わり、家庭学習の負担が増える場合があります。普段と同じフォロー体制のままだと消化不良になりやすいため、事前に「どこまでを最優先にするか」を決めてから入ってください。塾の量が増えるなら、支える側の時間も増やす必要があります。
家庭教師は必要ですか?
すぐに必要とは限りません。ただし、宿題の優先順位を家庭で判断できない、解き直しを進められない、親が教えると親子げんかになる場合は、早稲アカの教材や進度に対応できる家庭教師の併用も選択肢になります。
まとめ|宿題が終わらないときは「増やす」より「決める」
早稲田アカデミーの宿題が終わらないと、保護者の方は強い不安を感じると思います。
ですが、宿題が終わらないことだけで、お子さまの受験が決まるわけではありません。
大切なのは、なぜ終わらないのかを整理し、やらないものを決めることです。
最後に、今夜から確認できるチェックリストをまとめます。
- お子さまは、時間切れ型・難度オーバー型・気持ち切れ型のどれか
- 宿題をすべて同じ重さで扱っていないか
- 授業で扱った問題と基本問題を優先できているか
- 解き直しの時間を、最初にスケジュールへ入れているか
- 1問に10分以上かけていないか
- 睡眠時間を削っていないか
- 早稲アカの先生に、具体的に相談できているか
家庭で工夫しても宿題やテスト直しが回らない場合は、早稲アカの先生に相談したうえで、家庭教師や個別指導を併用する方法もあります。
その場合も、目的は新しい勉強を増やすことではありません。
早稲アカの教材を使いながら、宿題の優先順位、テスト直し、弱点補強をサポートしてもらうことが大切です。
早稲田アカデミーとの併用に向いている家庭教師を比較したい方は、こちらの記事も参考になります。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。












