「早稲田アカデミーでクラス落ちしてしまった……」
「何度テストを受けても、なかなか上のクラスに上がらない」
組分けテストやマンスリーテストの結果を見て、不安になっている保護者の方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、一度クラスが下がったり、しばらくクラスが上がらなかったりしても、それだけで受験がうまくいかないとは限りません。
大切なのは、クラス名だけを見るのではなく、「あと何点必要だったか」「どのような問題で失点したか」「毎週の学習が点数につながっているか」を確認することです。
元教育プランナーとして600人以上のお子さんを見てきましたが、クラス落ちをきっかけに勉強方法を見直し、その後成績が安定したケースは少なくありませんでした。
この記事では、早稲田アカデミーでクラス落ちする原因と、頑張っているのにクラスが上がらない理由を分けて解説します。答案の見方、学年別・科目別の対策、家庭教師を併用する判断基準まで、次に何をすればよいかがわかるようにまとめました。
【結論】クラス落ち・上がらないときは失点の原因を確認する
早稲田アカデミーでクラス落ちしたときや、クラスが上がらないときに、最初から勉強時間や問題数を増やす必要はありません。
まずは、現在の状況を次のように分けて考えましょう。
| 現在の状況 | 考えられる原因 | 最初にすること |
|---|---|---|
| 今回だけ大きく下がった | 体調、時間配分、特定単元の失点 | 前回の答案と比較する |
| 毎回あと数点で上がれない | 基本問題の取りこぼし、ミス | 正答率の高い問題を見直す |
| カリキュラムテストは取れる | 過去単元の忘れ、広い範囲への対応不足 | 組分けテストの失点を単元別に分ける |
| 一科目だけ大きく低い | 特定科目が総合点を下げている | 苦手科目の基本問題に絞る |
| 勉強しているのに伸びない | 宿題を終わらせることが目的になっている | 解き直しの時間を確保する |
クラスが上がらない原因は、単純な勉強不足とは限りません。
すでに十分な時間を使っている場合は、量を増やすよりも、得点につながっていない学習を減らすことが必要です。
早稲田アカデミーでクラス落ち・上がらない6つの原因

早稲田アカデミーでは、公開組分けテストやマンスリーテストなどの結果が、クラス分けの資料として使われます。
ただし、組分けテストのコースと校舎内のクラスが、必ずしも完全に連動するとは限りません。校舎や学年によってクラス数や運用が異なり、テスト結果だけでなく、授業中の理解度や学習状況などが考慮される場合もあります。
そのため、クラスが下がった、なかなか上がらないときは、まず校舎の先生に次の3点を確認しましょう。
- 今回の成績で、上のクラスまでどの程度足りなかったか
- 次回のクラス分けでは、どのテストが判定資料になるか
- 現在、優先して復習すべき科目・単元・教材はどれか
クラスアップの基準を確認しないまま難しい問題を増やしても、必要な対策からずれてしまう可能性があります。
また、一度クラスが下がった場合と、何度テストを受けても同じクラスから上がれない場合では、状況が少し異なります。
クラス落ちは、特定のテストで大きく失点したことが原因になりやすい一方、クラスが上がらない場合は、毎回同じ種類の失点を繰り返している可能性があります。
どちらの場合も、主な原因は次の6つです。
原因①授業の進度に復習が追いついていない
早稲田アカデミーは学習量が多く、授業も次々と進みます。
授業中は理解できたように見えても、家で一人になると解けない場合は、まだ知識や解法が定着していません。
特に小5以降の算数では、割合・比・速さ・図形など、以前に習った内容を使う問題が増えます。理解が浅い単元を残したまま進むと、組分けテストの総合問題で失点しやすくなります。
原因②宿題を終わらせることが目的になっている
宿題の量が多いと、「全部終わらせなければ」と考え、丸つけや解き直しが後回しになりがちです。
しかし、成績を上げるために大切なのは、問題を一度解くことではなく、間違えた問題を次に自力で解ける状態にすることです。
毎週、宿題を終わらせるだけで精いっぱいになっている場合は、校舎の先生に優先順位を確認し、基本問題と解き直しの時間を確保しましょう。
宿題が終わらず、復習まで手が回らない場合はこちらも参考にしてください。
原因③広いテスト範囲に対応できていない
直近の単元を扱うテストでは点が取れても、範囲が広い組分けテストになると得点が下がるお子さんがいます。
この場合、現在習っている単元を理解していないとは限りません。
過去の単元を忘れている、複数の単元を組み合わせた問題に対応できない、時間内に必要な知識を思い出せないことなどが考えられます。
テスト直前にまとめて復習するのではなく、毎週少しずつ過去単元を見直す必要があります。
原因④取れるはずの基本問題を落としている
上のクラスを目指すと、難しい問題を増やさなければならないと考えがちです。
しかし、クラスアップまであと少しの場合は、難問よりも、計算・小問・漢字・語句・理社の基本知識などの取りこぼしが影響していることがあります。
また、難しい問題に時間を使いすぎて、後半の解ける問題が白紙になっているケースもあります。
答案を見るときは、不正解だった問題だけでなく、正解できたはずの問題と、時間不足で手をつけられなかった問題も確認しましょう。
原因⑤苦手科目が総合点を下げている
4科目のうち1科目だけ低い状態が続くと、ほかの科目が安定していても総合点が伸びにくくなります。
算数では割合・比・速さ・図形、国語では語彙・選択肢・記述、理科・社会では基本知識や資料の読み取りなど、科目ごとに失点原因を分けて確認することが大切です。
全科目の勉強量を一律に増やすより、総合点を下げている科目や単元を優先して立て直す方が、得点につながりやすい場合があります。
原因⑥親子ともに疲れて学習効率が下がっている
クラスを戻そう、上げようとして宿題や追加教材を増やしすぎると、睡眠不足や疲労につながります。
また、点数やクラスについて繰り返し注意されると、お子さんが失敗を恐れ、テストや勉強そのものに消極的になることもあります。
頑張っているのに成績が動かないときほど、勉強量をさらに増やすのではなく、睡眠時間、集中できている時間、親子の関わり方を見直しましょう。
クラス落ちと「ずっと上がらない」場合では対策が異なる
必要な対策を決めるには、今回だけ成績が下がったのか、同じクラスで停滞しているのかを分けて考えることが大切です。
| 現在の状況 | 考えられる原因 | 最初に確認すること |
|---|---|---|
| 今回初めてクラス落ちした | 特定単元の失点、体調、時間配分 | 前回と今回の答案を比較する |
| 上がったり下がったりする | 得点が安定していない | 毎回落としている問題を探す |
| 何度受けても同じクラス | 基本問題の取りこぼし、苦手科目の固定化 | 上のクラスまでの点差を確認する |
| 勉強時間を増やしても上がらない | 宿題中心で解き直しが不足している | 一週間の学習内容を整理する |
一度だけクラスが下がった場合は、慌てて学習方法を全面的に変える必要はありません。まずは、今回だけ崩れた科目や単元がなかったかを確認しましょう。
一方、何度テストを受けても同じクラスから上がれない場合は、毎回同じ種類の問題を落としている可能性があります。
勉強量を増やす前に、次の順番で見直してください。
- 前回の答案から、解けたはずの問題を拾い出す
- その問題を落とした理由を、知識不足・理解不足・ミス・時間不足に分ける
- 同じ単元の基本問題を2〜3問解き直す
- 苦手科目に使う時間を一時的に増やす
- テスト前は新しい難問より、過去の間違いを確認する
クラスが上がらないときは、「もっとたくさん勉強する」よりも、毎回失っている点数を減らすことを優先しましょう。
元教育プランナーの視点
元教育プランナーとして見てきた中でも、成績が停滞しているご家庭ほど、教材や問題数を増やす傾向がありました。
一方、立て直せたご家庭は、やることを絞り、基本問題と解き直しを繰り返していました。
家庭だけでは、どの問題を優先し、どこまで取り組ませるか判断しにくいこともあります。校舎の先生に答案を見せて相談しても改善しない場合は、苦手科目やテスト直しだけを個別指導や家庭教師に任せる方法もあります。
早稲田アカデミーと併用しやすい家庭教師はこちらの記事でまとめています。
クラス落ちしたときに最初にやるべきこと4点

①今回と前回の答案を並べて比較する
今回の点数だけを見るのではなく、前回の答案と比較しましょう。
同じ科目が続けて下がっているのか、今回だけ特定の単元で崩れたのかによって、対応が変わります。
一度だけの失敗であれば、学習方法を全面的に変える必要はありません。
②上のクラスまでの差を確認する
上のクラスまで数点なのか、大きな差があるのかを確認します。
数点であれば、基本問題の取りこぼしや時間配分の改善で届く可能性があります。
差が大きい場合は、難問を増やすより、苦手単元を基本から立て直す方が優先です。
③一週間の学習時間を整理する
授業、宿題、解き直し、暗記、過去単元の復習に、それぞれ何分使っているかを書き出してみましょう。
宿題だけで一週間が終わり、テスト直しや過去単元の復習ができていない場合は、優先順位の変更が必要です。
④校舎の先生に具体的に相談する
「どうすればクラスが上がりますか」とだけ聞くより、答案を見せながら具体的に相談しましょう。
- 今のクラスで不足している力は何か
- 優先すべき教材と問題番号はどれか
- 宿題で省いてもよい問題はあるか
- 上のクラスへ行くために必要な得点の目安
- 授業中の理解度や集中状態
家庭では見えない授業中の様子を確認することで、原因を絞りやすくなります。
答案分析から始める|早稲アカでクラスアップする7つの対策
クラスアップを目指すときは、やみくもに問題数や勉強時間を増やすのではなく、まず答案から失点の原因を見つけることが大切です。
同じ不正解でも、知識不足と計算ミスでは必要な対策が異なります。間違いを次の5種類に分けると、何を優先すべきかが見えやすくなります。
| 失点の種類 | 答案に表れる特徴 | 必要な対策 |
|---|---|---|
| 知識不足 | 用語や公式を覚えていない | 基本事項を短時間で反復する |
| 理解不足 | 解説を読んでも考え方を説明できない | 授業の例題や基本問題まで戻る |
| 定着不足 | 解説を見るとわかるが、一人では解けない | 時間を空けて繰り返し解き直す |
| ミス | 計算・転記・読み違いが多い | 途中式と見直し方法を決める |
| 時間不足 | 後半に空欄が集中している | 解く順番と時間配分を練習する |
すべての間違いを同じように解き直す必要はありません。
原因を分けずに問題数だけを増やすと、同じ失点を繰り返しやすくなります。答案を分析したうえで、次の7つの対策に取り組みましょう。

対策①正答率の高い問題を優先する
最初に確認したいのは、多くの受験生が正解している基本問題です。
クラスアップまであと少しの場合、難問を1問解けるようにするよりも、計算・小問・漢字・語句・理社の基本知識など、取れるはずの問題を確実に取る方が得点は安定します。
成績表に問題ごとの正答率が掲載されている場合は、正答率が高いのに間違えた問題から見直しましょう。
対策②解き直す問題を基本〜標準問題に絞る
テストで間違えた問題を、すべて解き直そうとすると時間が足りなくなります。
まずは、次回同じような問題が出たときに取っておきたい基本〜標準問題を選びましょう。
解説を読んでも理解できない難問は、長時間考え続けるより、先生に質問するか、今の段階では後回しにする判断も必要です。
対策③解き直しを一度で終わらせない
解説を読んだ直後に解けても、解き方を一時的に覚えているだけの場合があります。
翌日、数日後、次のテスト前など、時間を空けてもう一度解き、自力で考え方を再現できるか確認しましょう。
同じ問題を何度も解くことが目的ではなく、「なぜその解き方になるのか」を説明できる状態を目指します。
対策④毎週少しずつ過去単元を復習する
組分けテストは範囲が広いため、直前にまとめて復習しようとしても間に合わないことがあります。
毎週30分程度でもよいので、以前のテストで間違えた問題や、忘れやすい単元を見直す時間を作りましょう。
算数だけでなく、理科・社会の知識も短時間で繰り返すことで、4科目の総合点が安定しやすくなります。
対策⑤時間を測って解く練習をする
家では解けるのにテストで点が取れない場合は、時間配分に原因があるかもしれません。
組分けテスト前には時間を測って問題を解き、次の点を確認しましょう。
- どの問題から解くか
- 難しい問題を何分で切り上げるか
- 見直し時間を何分残すか
- 後半に空欄が集中していないか
難問に時間を使いすぎず、解ける問題を先に取る練習が必要です。
対策⑥宿題に優先順位をつける
早稲田アカデミーの宿題を、すべて同じように取り組もうとすると、解き直しや過去単元の復習時間が不足することがあります。
家庭学習は、次の順番を目安に進めましょう。
- 授業で扱った基本問題
- 間違えた問題の解き直し
- 苦手単元の標準問題
- 過去単元の復習
- 余裕があれば応用問題
難問を最後まで考え続けて復習時間がなくなるより、今のクラスで必要な問題を確実に解ける状態を目指す方が大切です。
宿題が多すぎて優先順位を判断できない場合は、校舎の先生に「どの問題を必ず解くべきか」を相談しましょう。
対策⑦睡眠と休憩時間を確保する
クラスを上げようとして勉強時間を増やしすぎると、睡眠不足や疲労によって、授業中やテスト中の集中力が下がることがあります。
特に、夜遅くまで宿題を続けている場合は、問題数を増やすより、学習内容の優先順位を見直す必要があります。
クラスアップを急ぐときほど、就寝時間を決め、無理なく継続できる学習ペースを守りましょう。
元教育プランナーの視点
クラスが上がらないと、「もっと難しい問題を解かせなければ」「勉強時間を増やさなければ」と考えがちです。
しかし、元教育プランナーとして見てきた中では、クラスアップできたご家庭ほど、やることを増やすのではなく、答案から失点原因を見つけ、基本問題と解き直しに学習を絞っていました。
まずは、次のテストで新たに難問を取ることより、前回落とした「取れるはずの点」を減らすことから始めましょう。
科目別|クラスを上げるための優先対策

算数は大問前半と基本単元を優先する
算数は、難しい後半問題より、計算・一行問題・基本的な大問でどれだけ得点できたかを先に確認します。
- 計算ミスをしていないか
- 小問集合で手が止まっていないか
- 割合・比・速さ・図形の基本問題を落としていないか
- 途中式や図を書かずに間違えていないか
- 難問に時間を使いすぎていないか
上のクラスまであと数点の場合は、大問前半の取りこぼしを減らすことが優先です。
国語は漢字・語彙・根拠・時間不足を分ける
国語が取れない原因を、「読解力がない」と一つにまとめないことが大切です。
- 漢字や語句を落としている
- 選択肢を感覚で選んでいる
- 本文中の根拠を確認できていない
- 記述に必要な要素が不足している
- 時間が足りず後半が白紙になっている
語彙不足と時間不足では、必要な対策が異なります。答案を見て、空欄や失点の理由まで確認しましょう。
理科・社会は知識不足と資料問題を分ける
理科・社会では、覚えていなかったのか、問題文・グラフ・地図・実験結果を読み取れなかったのかを分けます。
間違えた用語だけを覚え直すのではなく、関連する単元や資料と結びつけて確認しましょう。
目標クラスまで数点の場合は、理社の基本知識の取りこぼしを減らすことで、短期間に総合点を上積みできる場合があります。
学年別|クラス落ち・上がらないときの対策

小4|クラスより学習習慣を優先する
小4でクラス落ちした場合は、焦って応用問題を増やすより、学習習慣を整えることが大切です。
- 計算と漢字を毎日短時間続ける
- 授業で扱った基本問題を解き直す
- 宿題の量より正答率を重視する
- 勉強開始と就寝の時間を整える
小4のうちは、すぐにクラスを戻すことよりも、自分で復習する流れを作ることが、その後の成績につながります。
小5|苦手科目を固定化させない
小5は学習量と難度が上がり、クラスが上がらない原因が複数の科目に広がりやすい時期です。
- 科目別に失点原因を一覧にする
- 算数は割合・比・速さ・図形を確認する
- 国語は語彙・選択肢・記述を分けて見る
- 理社は知識と資料の読み取りを分ける
- 宿題を減らしてでも解き直し時間を確保する
元教育プランナーとして見てきた中でも、小5後半で苦手科目が固定化すると、6年生になってから復習に時間がかかるケースが多くありました。
点数が下がり始めた段階で、基本問題まで戻ることが大切です。
小6|クラスより志望校に必要な得点を優先する
小6でクラス落ちした場合は、クラスを戻すことだけに時間を使わないよう注意が必要です。
入試までの時間が限られているため、すべての苦手単元を最初からやり直すより、志望校で得点につながりやすい単元を優先します。
- 模試と組分けテストの失点を科目別に分ける
- 志望校で出題されやすい単元を優先する
- 算数は基本〜標準問題の失点を減らす
- 国語は記述・選択肢・語句の失点を分ける
- 理社の知識の抜けを短時間で埋める
- 過去問で見つかった弱点を普段の教材に戻って補う
小6は、クラス名よりも「入試本番で合格点を取れるか」を基準に、学習内容を選ぶことが重要です。
クラス落ちから立て直すために保護者が意識したいこと
早稲田アカデミーでクラスが下がったり、なかなかクラスが上がらなかったりすると、保護者の方も焦ってしまうものです。
しかし、焦って問題集や勉強時間を増やすと、かえって学習効率が下がることがあります。
元教育プランナーとして見てきた中では、成績を立て直せたご家庭ほど、クラス名だけに反応せず、今のお子さんに必要な学習へ切り替えていました。
| 避けたい対応 | 立て直しにつながりやすい対応 |
|---|---|
| 難しい問題集や教材を追加する | 今ある教材の基本〜標準問題を解き直す |
| クラスや偏差値だけを責める | どの科目・問題で失点したかを確認する |
| 上位クラスの子と勉強量を比べる | 今のお子さんが解ける問題を一つずつ増やす |
| 宿題をすべて終わらせることを優先する | 宿題に優先順位をつけ、復習時間を確保する |
| 睡眠時間を削って勉強させる | 生活リズムを守り、継続できる量に調整する |
| 家庭だけですべて解決しようとする | 校舎の先生や第三者へ早めに相談する |
教材を増やす前に、今ある問題を解けるようにする
成績が下がると、新しい問題集や難しい教材を追加したくなります。
しかし、現在使っている教材の解き直しが十分にできていない場合は、教材を増やすほど消化不良になりやすくなります。
まずは、授業で扱った基本問題や、正答率が高いのに落とした問題を、自力で解ける状態にすることを優先しましょう。
クラス名より失点の原因を見る
「なぜ下がったの」「次は絶対に上がって」と結果だけを責めると、お子さんがテストを怖がるようになることがあります。
テスト後は点数だけでなく、次のように具体的に確認してみましょう。
- どの問題が難しかったか
- 時間は足りたか
- 解けたはずなのに間違えた問題はあるか
- 前回と同じ失点を繰り返していないか
責めるのではなく、次に取れる点を一緒に探す姿勢が大切です。
周囲と比べず、今のお子さんに必要な学習へ絞る
上位クラスの子が取り組んでいる問題数や勉強時間を、そのまままねする必要はありません。
必要な学習量や、理解するまでにかかる時間はお子さんによって異なります。
周囲と同じ量をこなすことより、苦手科目や失点の多い単元に絞り、解ける問題を一つずつ増やしていきましょう。
睡眠と生活リズムを崩さない
クラスアップを急いで睡眠時間を削ると、授業中やテスト中の集中力が下がることがあります。
夜遅くまで宿題が続く場合は、すべてを終わらせようとせず、校舎の先生に優先すべき問題を相談しましょう。
短期間だけ勉強時間を増やすよりも、無理なく続けられる学習ペースを作る方が、成績は安定しやすくなります。
家庭だけで抱え込まない
早稲アカの授業を受けながら、宿題、解き直し、組分けテスト対策まで、保護者がすべて管理するのは簡単ではありません。
まずは校舎の先生に、宿題の優先順位や授業中の様子を相談しましょう。
それでも苦手科目の補強が進まない場合や、家庭で教えることが親子げんかにつながっている場合は、個別指導や家庭教師など、第三者に一部を任せる方法もあります。
次の章では、早稲アカと家庭教師の併用が向いている生徒と、急いで併用しなくてもよい生徒の違いを解説します。
早稲アカを続ける?家庭教師を併用する?転塾する?

早稲田アカデミーでクラスが下がったり、なかなか上がらなかったりしても、すぐに家庭教師や転塾が必要になるわけではありません。
まずは校舎の先生に相談し、宿題の優先順位や復習方法を見直すことが基本です。
そのうえで、現在の状況を次の3つに分けて考えると、今後の方針を判断しやすくなります。
| 選択肢 | 向いている状態 |
|---|---|
| 早稲アカを続ける | 授業は理解できており、自分で質問や復習ができる |
| 家庭教師を併用する | 塾は合っているが、苦手科目や解き直しだけ個別フォローが必要 |
| 転塾を検討する | 授業についていけず、生活や親子関係への負担も長く続いている |
早稲アカを続けながら様子を見てよい生徒
現在のクラスで授業を理解でき、生活リズムも保てているなら、すぐに学習環境を変える必要はありません。
- 4科目の成績が大きく崩れていない
- わからない問題を自分から質問できる
- 自分で解き直しや復習ができる
- 宿題と睡眠時間を無理なく両立できている
- 校舎の先生からの助言で改善が見られる
一度クラスが下がっただけであれば、答案を分析し、復習方法を調整しながら次のテストまで様子を見る選択肢があります。
早稲アカと家庭教師の併用が向いている生徒
早稲アカの授業自体は合っているものの、苦手科目や組分けテストの解き直しまで家庭で手が回らない場合は、家庭教師との併用が向いています。
- 算数や国語など一科目だけ大きく崩れている
- 授業中に質問できず、わからない問題が残っている
- 組分けテストの解き直しが進まない
- 宿題に追われて学習の優先順位を決められない
- 親が教えると親子げんかになる
- 小6で特定の科目や単元を短期間に補強したい
家庭教師は、早稲アカの代わりとしてではなく、集団授業だけでは補いにくい部分を埋める役割として使うと効果的です。
家庭教師に依頼する目的は1〜2つに絞る
家庭教師を利用するときは、「クラスを上げてほしい」という曖昧な依頼ではなく、何を補ってほしいのかを具体的に決めましょう。
- 算数の基本〜標準問題を安定させる
- 組分けテストの解き直しを管理してもらう
- 早稲アカの宿題に優先順位をつけてもらう
- 国語の記述や読解だけを補強する
- 理科・社会の知識の抜けを確認する
目的を増やしすぎると、家庭教師の授業まで消化不良になる可能性があります。最初は、最も困っている科目や課題を1〜2つに絞ることが大切です。
無料体験や相談時には、次の点も確認しておきましょう。
- 早稲アカ生の指導経験があるか
- 予習シリーズや早稲アカ教材に対応できるか
- 組分けテストの答案分析ができるか
- 宿題や復習の優先順位まで相談できるか
早稲アカの授業を続けながら、苦手科目や組分けテスト対策だけを個別に補いたい方は、こちらも参考にしてください。
早稲アカからの転塾を検討した方がよい生徒
クラス落ちだけを理由に、急いで転塾を決める必要はありません。
ただし、校舎へ相談して学習方法を見直しても、次の状態が長く続いている場合は、現在の集団授業がお子さんに合っているかを考え直す必要があります。
- 授業内容をほとんど理解できていない
- 宿題を終わらせるために睡眠時間を削っている
- 通塾やテストに強いストレスを感じている
- 親子関係の悪化が続いている
- 校舎へ相談しても具体的な改善策が見つからない
- 志望校と現在の授業内容や難度が合っていない
転塾を判断するときは、「クラスが低いから」ではなく、今の環境で理解を積み重ねられているか、心身に無理が出ていないかを基準にしましょう。
集団授業そのものが合っていない場合は少人数塾や個別指導、通塾の負担が大きい場合は家庭教師など、お子さんの状況に合わせて選択肢を比較することが大切です。
早稲田アカデミーに向いている子・向いていない子の特徴はこちら
元教育プランナーの視点
クラス落ちした直後は、保護者の方も「家庭教師をつけるべきか」「転塾した方がよいのか」と迷いやすくなります。
しかし、最初に判断すべきなのはクラス名ではありません。
現在の授業を理解できているなら復習方法を見直す、部分的な弱点なら家庭教師で補う、授業そのものが合っていないなら転塾を検討するという順番で考えると、必要以上に学習環境を変えずに済みます。
早稲田アカデミーのクラス落ち・上がらない悩みに関する質問
一度クラス落ちすると、上のクラスには戻れませんか?
一度クラスが下がっても、その後のテスト結果や学習状況によって上のクラスへ戻るお子さんはいます。
ただし、次回ですぐに戻すことだけを目標にせず、クラス落ちの原因となった失点を減らすことが大切です。
頑張っているのにクラスが上がらないのはなぜですか?
勉強時間が足りないのではなく、宿題を終わらせることが目的になり、解き直しや過去単元の復習が不足している可能性があります。
また、一科目の失点、時間配分、計算や漢字などの基本問題の取りこぼしが原因となる場合もあります。
何点取れば上のクラスに上がれますか?
クラス数や判定方法は、校舎・学年・時期によって異なる場合があります。
今回の点数でどの程度足りなかったか、次にどのテストが判定対象になるかを、通っている校舎へ確認しましょう。
下のクラスに落ちると授業が遅れますか?
基本となるカリキュラムの進度が大きく変わらない場合でも、扱う問題の難度、演習量、授業の進め方などが異なることがあります。
下のクラスで基本を固めた方が理解が安定するお子さんもいるため、クラス名だけで不利と決めつける必要はありません。
組分けテスト対策は何週間前から始めればよいですか?
直前にまとめて対策するより、毎週の授業後に基本問題の解き直しを行い、過去単元を少しずつ復習する方が負担を抑えられます。
テスト前は、新しい問題を増やすより、これまで間違えた基本〜標準問題を確認しましょう。
クラスが上がらない場合、家庭教師をつけるべきですか?
校舎への相談や家庭学習の見直しで改善できる場合は、急いで家庭教師をつける必要はありません。
一科目だけ崩れている、質問できない、解き直しを家庭で管理できない、親子げんかが増えている場合は、必要な部分だけ個別に補う方法があります。
まとめ|クラスより今のお子さんに必要な学習を優先しよう
早稲田アカデミーでクラス落ちしたり、なかなかクラスが上がらなかったりすると、不安になる保護者の方は多いでしょう。
ただし、一度クラスが下がったからといって、受験がうまくいかなくなるわけではありません。
最初に確認したいのは、勉強時間ではなく、次の4点です。
- 上のクラスまで何点足りなかったか
- どの科目・単元が総合点を下げたか
- 基本問題を落としていないか
- 宿題だけで解き直しができていない状態になっていないか
難問や追加教材を増やす前に、基本〜標準問題、解き直し、過去単元の復習へ学習時間を配分しましょう。
校舎へ相談しても復習が回らない場合や、特定科目だけ個別に見てほしい場合は、早稲アカ教材に対応できる家庭教師や個別指導を併用する方法もあります。
早稲アカの授業を続けながら、苦手科目や組分けテスト対策だけを補いたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。




