帰国子女の大学受験は理系が難しい?4つの理由と高1からの履修計画

「帰国子女の大学受験で、理系は難しいのだろうか」

現地校では数学が得意なのに、日本の入試問題になると解けない。理系に進みたいけれど、今の履修科目で出願できるかわからない。海外在住のご家庭では、勉強の進め方と入試制度の両方に悩みが生まれます。

理系の帰国生受験では、出願条件、数学・理科の学習範囲、試験で使う言語、現地校の履修計画を同時に確認する必要があります。英語力や学校の成績だけでは、準備が足りているか判断しにくいことが難しさにつながります。

ただし、「帰国子女だから理系は不利」「高3からでは間に合わない」と一律に決まるわけではありません。まずは、出願できる条件と、合格に向けて補う学習内容を分けることが大切です。

私は家庭教師のトライの教育プランナーとして、600名以上のお子さんとご家庭を担当しました。この記事では、その中で経験した海外在住のご家庭の相談をもとに、履修計画の立て方と、限られた時間で理数科目を補う方法を解説します。

読み終えたら、志望校の募集要項と現地校の履修予定を並べ、「学校に相談すること」「大学に確認すること」「今から勉強すること」を整理できるようにまとめました。

※本記事は主に、海外の現地校・インターナショナルスクールなどから日本の理系大学を目指す生徒・保護者を対象としています。掲載した公式資料は2026年9月17日に確認しました。入試条件は大学・学部・方式・年度によって異なります。

目次

帰国子女の大学受験で理系が難しい4つの理由

帰国子女の大学受験で理系が難しい4つの理由

理系受験の準備では、次の4点を分けて考えると、何から手をつけるかが見えてきます。

難しさ最初にすること
①使える入試方式が条件によって絞られる学部・学科・方式ごとの出願資格を確認する
②数学・理科の学習範囲や定着度に差がある未習単元と、習ったけれど解けない内容を分ける
③学んだ言語と試験の言語が異なる問題文を読み、解答を説明できるか試す
④履修科目や試験結果の準備に時間がかかる科目選択と各種試験の日程を出願から逆算する

①帰国生向けの入試があっても、希望する学科に出願できるとは限らない

大学が帰国生向けの入試を実施していても、すべての学部・学科が対象とは限りません。在籍した学校の教育課程、海外での就学期間、卒業時期などによって、利用できる方式も変わります。

確認する単位は「大学名」ではなく、「学部・学科・入試方式」です。同じ大学でも、方式が変われば提出書類や試験科目が異なります。

帰国生入試だけで候補が見つからない場合は、総合型選抜、国際バカロレアを利用する選抜、英語学位プログラム、一般選抜などにも範囲を広げてください。ただし、別の方式なら簡単に受かるという意味ではありません。

募集人員が少ない方式では、1年分の倍率だけで難易度を判断しないことも大切です。公表されていれば、複数年の志願者数・受験者数・合格者数と、選考内容を合わせて確認しましょう。

②数学・理科は、未習単元と理解不足を見分ける必要がある

国や教育課程によって、数学・理科を学ぶ順序と範囲は異なります。現地校では先に学ぶ内容もあれば、日本の入試で必要でも、まだ習っていない内容もあります。

そのため、学校の成績が良くても、日本の問題では単元によって手が止まることがあります。ただし、原因をすべて「カリキュラムの違い」と決めつけることもできません。

  • 未習:その内容をまだ学んでいない
  • 用語・読解:内容は知っているが、日本語の表現がわからない
  • 理解・定着:習っているが、自分で解いたり説明したりできない

未習なら新しく学び、用語の問題なら言葉を対応させ、理解不足なら前提となる内容に戻る。原因を分けることで、できている単元まで最初からやり直す負担を減らせます。

海外在住で算数・数学ができない3つの原因|学年ではなく単元で埋める

③英語で理解していても、日本語で解答できるとは限らない

英語で理数科目を学んできた生徒が日本語の試験を受ける場合、専門用語への対応が必要です。さらに、問題文から条件を読み取り、途中式や理由を日本語で説明する練習も求められます。

用語を訳せることと、制限時間内に答案を作れることは別です。単語だけを覚えるのではなく、短い問題を解き、考え方まで説明できるか確認しましょう。

一方、日本の大学にも英語で学位を取得できるプログラムがあります。日本の大学を目指すからといって、すべての対策を日本語に切り替える必要があるとは限りません。受験時と入学後の言語を、それぞれ確認してください。

④履修科目や試験結果は、出願直前にそろえにくい

入試方式によっては、特定の科目・レベルの履修や、外部試験の成績提出が必要になります。必要な科目を履修するには、前提科目を終えておかなければならない場合もあります。

また、試験を受けるだけでなく、結果が出て、指定された方法で大学に届くまでの日程も考える必要があります。

「出願までに勉強すればよいもの」と「学校の履修や試験日程の都合で、早く動く必要があるもの」を分ける。これが、高1の段階から計画する大きな理由です。

理系の大学を探すときは、帰国生入試以外の方式も確認する

理系の大学を探すときは、帰国生入試以外の方式も確認する

「帰国子女枠」という言葉だけで検索すると、自分が利用できる方式を見落とすことがあります。次のように、複数の入口から探してみてください。

検討する方式確認すること
帰国生・外国学校卒業者向けの選抜対象学科、国籍・就学歴・卒業時期などの条件、筆記試験や口頭試問
総合型・学校推薦型選抜応募資格、推薦の要否、専願条件、学力試験・共通テストの有無
IBなどの資格を利用する選抜科目・レベル・成績の指定、取得見込みでの出願、最終結果の提出期限
英語学位プログラム学べる専門分野、教育課程の条件、統一試験、英語力、入学時期
一般選抜共通テストの利用、必要科目、個別試験、日本語での受験準備

※上記は探す際の整理です。名称や分類は大学によって異なり、すべての大学で実施されているわけではありません。

具体例|早稲田大学には理工系の英語学位プログラムがある

早稲田大学の公式案内では、基幹理工学部・創造理工学部の英語学位プログラムについて、2027年9月入学の募集が掲載されています。

このように、英語で理数科目を学んできた経験を生かし、日本国内で専門分野を学ぶ選択肢もあります。ただし、学部内のすべての分野を英語で学べるとは限らないため、希望する専攻まで確認しましょう。

出典:早稲田大学理工学術院・英語学位プログラムの入試案内

大学を比較するときは、出願できるかだけでなく、入学後の授業言語、学べる内容、卒業後の進路まで見てください。受けやすさだけで選ぶと、学びたい内容とずれてしまうことがあります。

高1からの履修計画|「必須条件」と「評価される内容」を分ける

理系志望だから、難しい科目をできるだけ多く取ればよい、というわけではありません。最初に、次の3つを分けて確認しましょう。

区分確認する内容
出願の必須条件指定された科目・資格・レベル・成績を満たしているか
選考で評価される内容成績、履修内容、活動、志望理由などが、どのように扱われるか
試験と入学後に必要な実力筆記・口頭試問で解けるか、入学後の専門科目の基礎があるか

必須条件を満たすことは出願の入口です。それだけで合格が決まるわけではありません。一方、学力が十分でも、必要な資格や提出書類がそろわなければ、希望する方式を利用できない場合があります。

科目名だけでなく、組み合わせとレベルを確認する

IB、AP、Aレベルなどは、それぞれ異なる制度です。単純に一つの難易度順に並べることはできません。学校によって、開講科目や受講条件も異なります。

具体例として、早稲田大学の2027年9月入学向け教育制度別資料では、理工系のIB提出科目に数学・物理・化学が指定され、各科目についてSL・HLの両方が認められています。IB全体として必要なHL科目数などの条件も別にあります。

確認すべきなのは、「上位レベルを取ったか」だけでなく、「必要な科目の組み合わせと条件を満たしているか」です。この例を、ほかの大学や方式にそのまま当てはめないようにしてください。

出典:早稲田大学・2027年9月入学向け教育制度別提出書類一覧。個別の出願資格は、対象年度の募集要項と合わせて確認してください。

上位科目への挑戦と、成績を維持できる負担を両方考える

私が担当したご家庭でも、理系進学を見据えて、数学の上位科目へ進む履修計画を学校と相談していたケースがありました。

ここで参考にしてほしいのは、先の科目に進むこと自体ではなく、必要な前提知識と、学校で受講できる条件を早めに確認していたことです。

無理に難しい科目を増やして、理解が追いつかなくなっては負担が大きくなります。卒業に必要な科目、学校の課題、出願準備まで含めて、継続できる計画にしましょう。

学校のアドバイザーと大学には、違うことを確認する

学校のアドバイザーには、開講科目、前提科目、時間割、履修変更の期限を相談します。大学には、出願条件の解釈や、現在の履修内容が要件に当てはまるかを確認します。

私が担当した生徒の中には、学校のアドバイザーに自分の希望を伝えづらいと感じている生徒もいました。別の指導者に相談できたことで、履修について考えを整理できたと保護者の方が話されていました。

外部の相談先は、本人の希望と質問を整理するためにも使えます。ただし、学校の履修許可や大学の出願資格を、外部の講師が確約することはできません。最終確認は、それぞれの窓口に行ってください。

学校との面談には、次の質問を用意しておくと具体的に話せます。

  • 希望する科目を取るために、先に終える必要がある科目はありますか?
  • 卒業までに、必要な科目を履修できる時間割になりますか?
  • 履修を変更できる期限はいつですか?
  • 成績証明書や予測成績、推薦書は、いつ発行・作成できますか?

募集要項と履修予定を照合する|確認表を一枚作る

大学の情報と学校の履修予定を別々に見ていると、条件の不足に気づきにくくなります。候補ごとに、次の項目を一枚にまとめてください。

確認項目記録すること
志望先大学・学部・学科・入試方式・入学年月
基本的な出願資格就学歴、卒業時期、国籍など、自分に関係する条件
履修・資格の条件科目名、レベル、必要成績、取得見込みの扱い
現在の状況履修済み・履修中・履修予定・学校で開講されていない科目
試験対策数学の範囲、理科の選択、試験言語、筆記・口頭試問など
期限事前審査、出願、試験、スコア送付、証明書発行の期限
未確認の点質問内容、確認先、回答日、参照した募集要項の年度

「わからない」は、条件を満たしていないこととは違います。不明な点は大学に確認し、回答が得られてから候補を絞りましょう。

学校に必要な科目がない場合も、独学や別の試験で代わりになると自己判断しないでください。代替が認められるかを確認し、難しい場合は別の方式や志望先を検討します。

帰国子女枠の大学受験条件|出願資格3つと、いつから逆算するか

英語で学んだ数学・理科を、目的に合う形で伸ばす

英語で学んだ数学・理科を、目的に合う形で伸ばす

現地校の成績を上げたいのか、日本語の入試で得点したいのかによって、必要な指導は変わります。

担当経験|化学の内容を日本語から英語に戻して理解していた

現地校で化学を英語で学んでいる生徒が、日本の講師に指導を依頼したケースがありました。専門用語が日本語に置き換えられて説明され、本人はそれを英語に戻して理解し直す必要がありました。

この生徒の目的は、現地校の成績を上げることでした。学校で使う英語の用語や教材に沿って説明してもらえるかが、講師を選ぶうえで重要だったのです。

この経験からお伝えしたいのは、「英語が話せる講師か」だけでなく、「その科目を、その教材と言語で教えられるか」を確かめることです。

日本語の入試対策は、用語と解答の練習を組み合わせる

日本語で受験する場合は、すでに理解している内容と日本語の表現を結びつけます。最初から全範囲を日本語で学び直すと決める必要はありません。

  1. 短い問題を解く:問題文のどこで止まるかを確認する
  2. 用語を対応させる:学校で使う言葉と、日本語の用語を結びつける
  3. 考え方を説明する:途中式、理由、単位まで答案に書く
  4. 時間を決めて解く:理解できることと、本番で得点できることの差を確認する

解けなかった問題には、「未習」「用語」「考え方」「計算」「時間不足」など、止まった理由も残しておきましょう。次に学ぶ内容を決めやすくなります。

理系の帰国生が準備すること|高1・高2・高3の目安

準備は、学年だけでなく、現地校の科目選択の期限と、志望先の出願日から逆算します。国によって学年や卒業時期が異なるため、次の表は目安として使ってください。

時期主にすること
高1相当・科目選択前学びたい分野と候補の入試方式を調べる。必要科目と前提科目を確認し、数学・理科の基礎を点検する
高2相当履修条件と成績を確認する。必要な外部試験を計画し、試験言語での演習や過去問の確認を始める
出願の6〜12か月前出願資格、提出書類、スコア送付、推薦書などの準備を進める。方式ごとの対策量を調整する
高3相当・出願前対象年度の要項で最終確認する。過去問、口頭試問、志望理由などを仕上げ、学校の学習と両立する
合格後〜入学前条件付き合格の要件を満たし、大学で必要になる数学・理科や授業言語の不足を補う

高1で志望校を一つに決める必要はありません。ただし、候補の条件を知らないまま科目を選ぶことは避けたいところです。分野と候補をいくつか挙げるだけでも、履修の判断材料になります。

日本語での問題演習も、高3まで待つ必要はありません。早い段階で少量でも取り組めば、用語だけの問題なのか、学習内容そのものに不足があるのかを把握できます。

高3から始める場合は、出願できる方式の確認を優先する

高3からでも、履修状況や学力、志望する方式によって対応は変わります。「遅かった」と決めつける前に、次の順番で整理してください。

  1. 現在の履修歴・資格・卒業予定で出願できる方式を確認する
  2. 必要な試験や書類が、提出期限に間に合うか調べる
  3. 過去問などで、残っている学習課題を確認する
  4. 残り時間で準備する方式を絞り、併願や次の募集時期も検討する

履修条件が足りない場合と、問題を解く力が足りない場合では、必要な対応が違います。先に条件を確認することで、利用できない方式の対策に時間を使うことを避けられます。

文系に切り替えるべきか|判断する3つの軸

「理系は準備が大変なら、文系に変えたほうがよいのでは」と迷うこともあるでしょう。判断するときは、入試の受けやすさだけでなく、次の3点を並べてください。

判断の軸考えること
学びたい内容・将来の進路希望する分野を学べるか。資格が必要な職業なら、必要な養成課程につながるか
履修状況と学習の見通し条件を満たせるか。不足する内容を、残り期間と無理のない負担で補えるか
利用できる入試方式帰国生入試以外も含め、本人の学習歴を生かせる方式があるか

理系科目で苦戦していても、それが未習単元や日本語の用語によるものなら、分野への適性とは分けて考える必要があります。一方、学びたい内容そのものが変わったのであれば、進路を見直すことも自然です。

「今の問題が解けない」ことと、「その分野を学びたいか」を一つにしないでください。原因を確認してから判断することで、必要以上に選択肢を狭めずに済みます。

総合型選抜を検討する場合も、海外経験を説明する準備だけでなく、必要な学力や試験の有無を確認しましょう。

帰国子女の総合型選抜対策|いつ何を準備するかを元教育プランナーが解説

海外大学との併願は、準備と費用が両立するかで考える

海外大学との併願は、準備と費用が両立するかで考える

現地校の学習を生かして進学したい場合は、海外大学も比較対象になります。ただし、現地校の成績があれば追加の準備が不要になるわけではありません。

国・大学・専攻によって、必要な科目、試験、推薦書、エッセイなどが異なります。日本の大学と併願する場合は、それぞれの出願準備を並べて考えましょう。

  • 学習面:必要な科目や試験の準備を共通化できるか
  • 日程:出願、合格発表、入学手続きの期限がどう重なるか
  • 費用:授業料・生活費・渡航費を含めて継続できるか
  • 進路:希望する専門分野や卒業後の進路につながるか

「海外大学も受けておく」と候補だけ増やすと、学校の勉強や日本の入試対策を圧迫することがあります。追加で必要になる準備と費用を確認してから、併願先を決めてください。

時差と科目数の壁|理数科目の対策をどう組むか

数学に加えて複数の理科を対策する場合、授業時間も費用も増えやすくなります。最初に確認したいのは、すべての科目で同じ量の個別指導が必要かという点です。

必要な科目を絞り、授業で扱う内容を決める

数学・物理・化学・生物を、すべて受講する必要があるとは限りません。まず志望する方式の科目指定を確認し、次に本人が自力で進められる内容と、説明が必要な内容を分けます。

私が担当したご家庭でも、学校の履修の進み方に合わせて、ある時期は化学、次の段階では物理というように、指導科目を切り替えるケースがありました。

授業を増やす前に、「今月は何を解決するために受講するか」を決めると、費用を配分しやすくなります。ただし、授業を休止した科目も復習を続け、必要な学習が止まらないようにしましょう。

複数科目を任せる場合は、科目ごとの指導力を確認する

1人の講師に数学と理科を見てもらえれば、日程調整をまとめやすくなる場合があります。ただし、すべての科目を同じレベルまで教えられるとは限りません。

使用教材と志望校の問題を見せ、対応できる範囲を確認してください。専門性が必要な科目は別の講師に分けるなど、時間の都合と指導内容の両方から決めましょう。

時差は、通常授業を継続できる時間で確認する

私が担当した海外在住のご家庭でも、受講できる時間が週末の限られた枠に集中し、複数科目の日程調整が課題になることがありました。

問い合わせでは、居住都市と、現地時間・日本時間の両方で希望曜日と時間を伝えてください。サマータイムがある地域では、切り替え後の調整も確認します。

体験授業の時間が取れるだけでなく、通常授業を継続できるか、試験前に必要な相談ができるかまで聞いておきましょう。

理系の受験対策は、専門塾と個別指導の役割で選ぶ

理系の受験対策は、専門塾と個別指導の役割で選ぶ

帰国生入試の講座や志望校別の演習を利用したいなら、専門塾が候補になります。現地校との進度差や、特定の単元・言語の問題を補いたいなら、個別指導が候補になります。

専門塾で受験全体を進め、家庭教師には未習単元や解き直しを任せる方法もあります。どちらが優れているかではなく、本人に足りない部分を誰が担当するかで考えてください。

体験授業・学習相談では、次の点を確認しましょう。

  • 教材への対応:現地校の教材や志望校の問題を指導できるか
  • 言語への対応:英語で内容を教える必要があるか、日本語の答案指導が必要か
  • つまずきの確認:未習・用語・理解不足を、答案から見分けてもらえるか
  • 相談の範囲:教科指導のほか、履修や出願について誰に何を相談できるか
  • 継続条件:時差、帰国後の時間変更、科目変更、総費用に対応できるか

指導の進め方も確認してください。実際の問題を使い、本人がどこまで理解しているかを聞きながら説明してもらえるかを見ると、相性を判断しやすくなります。

海外受講を検討できるオンライン家庭教師の特徴と、相談時の確認点は、次の記事にまとめています。

帰国子女におすすめのオンライン家庭教師5選|専門塾・現地塾との違いも解説

帰国子女の理系大学受験についてよくある質問

理系では、帰国生入試を使える大学が限られますか?

希望する学部・学科と本人の就学歴によって、利用できる方式は変わります。「帰国生入試」という名称だけで探さず、外国学校卒業者向けの選抜、IBを利用する選抜、英語学位プログラムなども確認してください。

共通テストは必ず受ける必要がありますか?

必ず必要とは限りません。利用する入試方式によって異なります。必要な場合は数学・理科だけでなく、指定された科目全体と受験日程を確認し、現地校の学習と両立できるか考えましょう。

現地校の成績が良ければ、理系の受験にも対応できますか?

成績は大切な判断材料ですが、それだけでは出願条件や入試問題への対応力はわかりません。履修科目・提出試験の条件を確認したうえで、過去問などを使い、未習単元や試験言語への対応を点検してください。

理数科目は、すべて上位レベルにするべきですか?

一律には言えません。科目やレベルが指定されている場合は、その条件を満たす必要があります。指定がない場合も、志望分野との関連、学校での受講条件、成績を維持できる負担を合わせて考えてください。

学校に必要な科目がない場合はどうすればよいですか?

まず、その科目が出願の必須条件なのかを確認します。必須の場合は、代替となる試験や履修方法が認められるか大学に問い合わせてください。家庭教師で学んだだけで、学校の履修要件を満たすとは限りません。

英語で理系を学んできましたが、日本語の受験に切り替えられますか?

必要な準備は、日本語力と現在の理解度によって異なります。用語の対応だけでよいのか、読解や答案作成にも練習が必要なのかを、実際の問題で確認しましょう。学び直す範囲を絞ることが大切です。

高3からでも間に合いますか?

履修条件、必要な試験、現在の学力、出願までの期間によります。最初に出願できる方式を確認し、その後で対策量を見積もってください。学年だけを理由に諦めたり、間に合うと決めつけたりしないことが大切です。

複数科目の指導費用を抑える方法はありますか?

まず、自力で進められる内容と指導が必要な内容を分けましょう。時期によって受講科目を変える、解き直しや質問に授業を使うなどの方法があります。回数だけでなく、必要な対策を終えるまでの総額で比較してください。

まとめ|理系の帰国生受験は、出願条件と学習課題を分けて準備する

帰国子女の理系大学受験では、英語力や学校の成績だけでなく、利用できる入試方式、数学・理科の学習範囲、試験言語、履修科目と提出期限を確認する必要があります。

  • 大学・学部・学科・方式ごとに、出願条件を調べる
  • 数学・理科のつまずきを、未習・用語・理解不足に分ける
  • 必要な科目とレベルを確認してから、履修計画を立てる
  • 試験で使う言語による演習を、早い段階で始める
  • 時差と予算に合わせ、指導が必要な科目・内容に時間を配分する

高1から準備する利点は、難しい科目を早く始めることだけではありません。必要な科目を選び損ねることや、出願直前に条件不足へ気づくことを減らせる点にあります。

まずは候補となる学部・方式をいくつか挙げ、募集要項と現地校の履修予定を並べてください。高3から始める場合も、最初にすることは同じです。

そのうえで、最近の答案を使って学習課題を確認すれば、学校に相談すること、大学に問い合わせること、授業で補うことが具体的になります。

※出願資格・入試方式・履修条件は大学および年度によって異なります。対象年度の募集要項と公式公式発表を確認してください。担当経験は過去の相談・学習支援をもとに、個人が特定されない範囲で記載しています。すべての帰国生に共通する状況や、合格を保証する方法を示すものではありません。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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