【中学受験】家庭教師のトライ教育プランナーのサポート事例⑩大阪女学院中学と立命館中学に合格

今回ご紹介するのは、小学6年生の5月に家庭教師のトライへ入会し、関関同立の付属校である利晶学園大阪立命館中学校に合格し、その他の併願校も含めて複数の中学校に合格したTさんのサポート事例です。

進学館と併用しながら、家庭教師では模試や過去問対策を中心に、4教科をバランスよく強化しました。

志望校の選定や進路の最終判断に至るまで、教育プランナー・プロ教師・ご家庭がこまめに連携をとりながらサポートを進めたケースです。

本記事では、家庭教師のトライにおける中学受験サポートの具体的な内容をくわしくご紹介します。志望校選びや塾との併用を考えているご家庭に、きっと参考になると思います。

目次

進路選択の分岐点でトライに入会

トップレベルの指導を求めて家庭教師のトライに相談

Tさんが家庭教師のトライに入会されたのは、小学6年生の5月のことでした。

週1回120分という学習スタイルで、指導には中学受験専門のトップレベルプロ教師を希望。


「模試や入試の過去問を4科目バランスよく見てほしい」という明確なご希望があり、トライの柔軟な対応力に期待を持っていただいてのスタートでした。

Tさんはすでに進学館(月・水・金)に通塾しており、家庭教師との併用でさらなる学力向上を目指すスタイルです。

特に短期間で成果を出す必要があったため、家庭教師の役割としては、Tさんに合わせた重点的なフォローと過去問対策がメインとなりました。

家庭教師のトライが中学受験におすすめできる理由と料金について、くわしく解説しています。

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内部進学か外部受験か、揺れる判断のタイミング

Tさんは奈良の帝塚山小学校に在籍しており、進学先としてはそのまま内部進学で帝塚山中学へ進む選択肢もありました。

しかし、お父様は「大学受験を見すえると、内部進学よりも関関同立の付属中学の方が将来性があるのではないか」と考えておられ、外部受験に強い関心を持たれていました。

家庭としても最終決断のリミットを「8月中」と設定し、それまでの3か月で学力をできる限り引き上げたいという強いご要望がありました。

お父様は教育熱心で、面談でも詳細な進路計画について共有してくださり、トライとしても全力でサポートに取り組む体制を整えました。

方向性の決断と志望校のしぼり込み

お父様との面談から見えた課題と希望

6年生の春、Tさんの進路について重要な局面を迎えました。

お父様からは「偏差値60をとってほしい」という強い思いも伺っており、学習内容や負荷の調整についても頻繁にご相談をいただいていました。

進学館以外に算数だけ公文にも通いだしていましたが、

途中、「公文の算数は退会したほうがいいか」というご相談もありましたので、私はこうお伝えしました。


「塾の数を増やすことが目的になってしまっては意味がありません。志望校に合った対策ができていなければ、せっかくの努力が成果につながりにくくなってしまいます。今の目標に必要な学習を絞って取り組んでいきましょう。」

このように、ご家庭とは常に連携をとりながら、学習の「質」と「目的」がブレないようサポートを続けてきました。

「最終判断は12月までに」と期限を区切り、それまでに各校の過去問に取り組んで適性を判断するという進め方でご家庭と合意。


志望校の方向性を迷いながらも、過去問の得点をベースに柔軟に方針を調整できた点が、安心感にもつながっていました。

模試での成績推移と具体的な目標

入会当初の3月時点では、駸々堂模試での偏差値は

  • 国語:48
  • 理科:48
  • 算数:55
  • 社会:52

という状況でしたが、6月には

  • 国語:55.6(+7.6)
  • 理科:46.9(−1.1)
  • 算数:55.9(+0.9)
  • 社会:50.24(−1.8)

と、少しずつ結果が出始めてきました。

志望校別の判定としては、

  • 同志社女子:D判定
  • 帝塚山学院:B判定
  • 育英西・大阪女学院:A判定

と学校によって開きはあるものの、確実に合格圏が広がりつつある印象でした。

志望校の方向性と今後の戦略

当初は「帝塚山学院 関学コース」が成績・適性の面では最も合っていましたが、Tさんが共学を希望していたため、別の選択肢も検討することに。

中でも、「関西大学第一中学」や「初芝立命館中学校」は進学後の進路の広がりや学習環境の点で魅力的であり、受験候補として挙がってきました。

特にTさん本人は、立命館のこだわりがあり、「帝塚山のE日程入試」までを期限としたうえで、最終的な志望校を決定していく方針が確認されました。

今後は過去問の出来をもとに、しぼった学校数校に集中し、Tさんに合った形で効率的な受験対策を進めていく計画がスタートしました。

志望校決定と受験本番への最終準備

最終判断|家庭内の希望と生徒の意志のすり合わせ

12月の最終面談では、Tさんの志望校について、改めてご家庭と意見のすり合わせを行いました。

お父様としては、関関同立の付属校に進学させたいという強い思いがあり、一方でTさん自身は立命館に関心を寄せていました

また、トライの担当教師としては、学力的な相性から「帝塚山学院関学コース」が合っていると判断していました。

こうした複数の視点から検討した結果、最終的に第一志望は関西第一中学(2科目型)とし、滑り止めとして女子校を中心に複数の学校──初芝立命館、育英西、大阪女学院、帝塚山学院プルミエなどを受験する方針が固まりました。

入試直前|戦略的な取り組みと気持ちの整理

入試直前の取り組みとしては、担当教師が出した直前アドバイスを紙に書き出し、それを繰り返し読むというルーティンをTさん自身が実践していきました。

また、ご家庭とも密に連携をとりながら、「最後に成績が伸びてくるようであれば、関西第一を後期で受ける」という戦略もたてて常に複数の選択肢を持った状態で準備を進めました。

プレテストや模試の結果が思うような結果が出ない時には、お父さんから私にこのようなメールが届いたこともあります。

志望校選定の子どもの思いと現実ギャップをふまえ、親としてどのような方向で判断した方がよいか非常に思い悩んでいます」

お父さんの思い悩む気持ちが伝わるメールでした。

Tさんは「何をどう覚えるか」「どこに集中すればよいか」を明確に意識しながら、本番に向けて万全の準備を進めていきました。

最終結果|第一志望には届かなかったが複数合格を獲得

本番の結果として、Tさんは残念ながら第一志望であった関西第一中学には不合格となってしまいました。

しかし、滑り止めとして受験していた中で、

  • 帝塚山学院中学校プルミエコース 合格
  • 大阪女学院中学校 合格
  • 育英西中学校 (立命館コース)合格
  • 利晶学園(旧初芝)立命館中学校(立命館コース) 合格

と、複数の難関校から合格通知を受け取りました。

特に、関関同立系の提携校に合格できたことは、お父様の希望とも合致し、ご家庭にとって納得のいく結果となりました。

合格校(帝塚山学院中学・大阪女学院中学・育英西中学・利晶学園立命館中学)について

帝塚山学院中学・プルミエコースについて

帝塚山学院中学校のヴェルジェ〈プルミエ〉コースは、偏差値40〜45程度の私立女子校コースで、英語4技能とアクティブラーニングを重視しています。

ネイティブ教員によるイマージョン教育や、大学との連携による模擬授業を通じて、実践的な英語力と将来のキャリア形成を支援します。

進学実績としては、関西学院大学、関西大学、立命館大学、近畿大学、同志社女子大学、神戸女学院大学などへの合格者を多数輩出しています。​

大阪女学院中学について

大阪女学院中学校(大阪市中央区)は、偏差値46〜49の私立女子中高一貫校で、キリスト教に基づく教育と英語教育に力を入れています。

生徒の約2割が国公立大学へ進学し、関関同立や早慶上智、海外大学への合格実績も豊富です

​中学ではコース分けをおこなわず、多様な学びを通じて自己適性を見極め、高校進学時に普通科文系・理系、英語科から選択します。

​自由でのびのびとした校風の中で、自主性と国際感覚を育む教育が特徴です。

育英西中学・立命館コースについて

育英西中学校(奈良市)の立命館コースは、偏差値48〜52の私立女子中高一貫校で、立命館大学との高大連携により、進学者のほぼ全員が立命館大学へ内部推薦で進学しています。

3年間で7回の立命館大学訪問や、探究型学習「S.D.探究」、アイルランドやカナダへの短期留学など、実践的な学びを通じて知的好奇心と国際感覚を育成しています 。

立命館大学進学を目指す生徒に最適な環境が整っています。​

利晶学園大阪立命館中学校(旧・初芝立命館中学校)の立命館コースについて

利晶学園大阪立命館中学校(旧・初芝立命館中学校)の立命館コースは、偏差値44〜50程度の私立共学校で、立命館大学および立命館アジア太平洋大学(APU)への提携校推薦制度を活用し、毎年多数の生徒が進学しています。​

中高6年間を通じて、探究型学習や英語教育、ICT活用など多彩な教育プログラムを展開し、国際的な視野を持つ人材の育成を目指しています。​

また、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校として、理系教育にも力を入れています。

Tさんは共学を希望していたので、迷うことなく大阪立命館中学に進学することを決めました。

最後に|教育プランナーの振り返り

Tさんは、短期間の勝負で結果を出すために、限られた時間をどう使うかを常に意識して取り組んでくれました。

担当のプロ教師は中学受験の指導実績が豊富な先生なので、志望校選びに関しては安心してお任せできました。

プロ教師のアドバイスとお父様との面談を重ねながら、受験校選びをデータと本人の意欲の両面から丁寧に調整していきました


その結果、最終的にはご家庭としても納得のいく進学先を選ぶことができたと感じています。

第一志望には届きませんでしたが、ご家庭にとっても、生徒本人にとっても、「やりきった」と思える受験となりました。

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最後までお読みいただきありがとうございました。


この記事を書いた人

塾講師を4年間・家庭教師のトライの教育プランナーとして600人以上のお子さんをサポートしました。おもに中学受験と高校受験のサポートをした経験を活かしてブログを執筆しています。

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