【大学受験】家庭教師のトライ教育プランナーのサポート事例③大和大学理工学部のAO入試に合格

今回ご紹介するのは、中学2年から家庭教師のトライに入会し、大学受験に向けて着実にステップアップを重ねてきたHくんのサポート事例です。

ご家庭からは「大学に進んでほしい」という明確な願いがあり、その思いを受け止めながら、教育プランナーとして学習計画の立案や精神的な支えも意識して伴走してきました。

理系大学への進学を希望しつつ、受験をできるだけ早く終えたいというHくんの気持ちに寄り添い、指定校推薦、公募推薦、一般入試とあらゆる選択肢を視野に入れた進路指導を行いました。

どんな道のりをたどり、どのような取り組みで合格をつかんだのか。Hくんの努力と、それを支えたサポートの全記録をお届けします。

家庭教師のトライの教育プランナーとして、600人以上のお子さんをサポートしました。

目次

中学2年から4年間基礎固め

指導開始後は5教科合計100点アップ

Hくんが家庭教師のトライに入会したのは中学2年のとき。


以来、ずっと同じ社会人の先生が週1回・120分の授業を担当しており、基本は英検対策を中心に、テスト前には数学の補強という指導スタイルを続けてきました。

指導開始後には5教科で180点だった成績が、280点までアップするなど、先生との相性は非常によく、安定した学習環境が整っています。

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理系志望としての進路とご家庭の意向

Hくんは大阪市内の港高校に通っており、大学では理系分野を志望。特に大和大学を目指しています。


お父様は専門学校を卒業されており、ご家庭としては息子には大学進学を目指してほしいという強い思いがありました。

高校2年の2学期末には、すべての科目で平均点を超える成績を収めるなど、学習習慣がしっかりと定着しています。

英検対策の課題と克服

Hくんは現在、英検準2級を目指していますが、リスニングにやや課題がありました。


特に「文章の内容から答える問題」で、単語が一語足りなかったり、日本語訳の精度が甘かったりと、細かなミスが目立ちました。

しかし、指摘を受けた後は自分でやり直しに取り組み、解決に至るなど、自主性のある学習姿勢が見られます。

高校1年時点の評定平均は3.7であり、2年では平均4.0以上を目標として掲げました。

高2時点での今後の学習提案

教育プランナーとして、以下の3点を提案しました:

  1. 高校3年の1学期までに評定平均4.0以上を確保
  2. 同時期までに英検2級の取得を目指す
  3. 模試での偏差値アップを図る

ただし、英検2級取得にかける時間と、大阪工業大学の公募推薦に向けた学習時間とのバランスを検討する必要がありました。

高校3年の9月からは過去問演習に入るため、それまでに主要科目の全単元を復習しておくことが理想的です。

英単語学習の具体的な方法

大学受験に必要とされる英単語は約2,000語。これを10周する計画を立てました。


1日あたり64語に触れることが目標ですが、「覚えきる」ことを目的にするのではなく、10分間でどれだけ繰り返し触れられるかを重視する学習スタイルです。

単語帳には付箋を貼り、覚えた単語から順に取り除く方法を提案。これは他の教科や分野でも応用可能なやり方です。


また、こうした学習計画は担当の先生に作成してもらい、生徒自身がやりたい内容があれば、都度相談できるように伝えました。

受験に向けて具体的な志望校対策

進研模試の合格判定に変化

高校2年の2月に受験した進研模試では、大阪工業大学の判定がDからCに上がるという成果が見られました。


また、大和大学のオープンキャンパスでは、キャンパスの雰囲気を楽しんでいる様子が見られ、Hくん自身も好印象を受けていました。

なお、大和大学は指定校推薦の対象校となっており、専願であれば3名まで出願が可能です。

大阪工業大学のオープンキャンパスでは、機械設備の充実ぶりに驚き、公募推薦または一般入試での受験も検討していくことに。

受験への意欲と今後の取り組み

Hくんは「受験をできるだけ早く終わらせたい」という気持ちを持っており、指定校推薦を第一の目標に設定しました。
学年末テストでは、化学が全範囲で出題され難易度が高かったものの、提出物はすべて満点で提出できており、評定に関しては問題ない状況です。

英検もあと20点で合格ラインという位置にまで到達しており、あと一歩のところまで来ています。

高3最終面談での確認と提案

高校2年の年間評定は平均3.9となり、目標としていた「平均4.0以上」に近い成果を出せました。


また、進研模試では大阪工業大学・大和大学ともにC判定を獲得しており、今後の努力次第でさらに上の結果を目指せる状況です。

ここで、改めて以下の3点を今後の提案としました:

  1. 指定校推薦の募集は8月下旬に開示されるため、それまでに基準を満たしておく
  2. テスト前は理系科目の指導時間を増やす
  3. 公募推薦を見据え、過去問を4〜5年分取り組んでおく

合格の瞬間|努力の結実

最終的に、Hくんは第一志望であった大和大学 理工学部 機械システム電子情報工学科にAO入試で合格しました。


また、摂南大学にも合格し、複数校から進学の選択肢を得ることができました。

合格した大和大学について

大和大学理工学部の機械システム工学専攻は、偏差値47〜52の私立大学で、機械工学の基礎からロボティクスや宇宙工学まで幅広く学べる専攻です。

​カリキュラムは、材料力学や流体力学、機械設計、制御工学などの基礎科目に加え、航空宇宙工学やロボティクス、メカトロニクスなどの応用分野も網羅しています。

​実験・実習を重視し、引張試験や振動解析などの実験を通じて、実践的な技術力を養います。

卒業後は、自動車、航空宇宙、エネルギー、製造業など多様な分野での活躍が期待され、大学院進学や技術職への就職など幅広い進路が開かれています。

最後に|教育プランナーとしての振り返り

Hくんの進路指導では、長期的な視点での学習計画に加え、本人の特性とペースに合わせた柔軟な対応がポイントでした。
また、保護者とのコミュニケーションを通じて、学習面だけでなく将来のキャリアも見据えた進路選択を支援することができました。

受験はゴールではなくスタート。これからの大学生活でも、Hくんが自分の関心や強みを活かし、のびのびと活躍してくれることを心から願っています。

\ ぼたんだよ /

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

塾講師を4年間・家庭教師のトライの教育プランナーとして600人以上のお子さんをサポートしました。おもに中学受験と高校受験のサポートをした経験を活かしてブログを執筆しています。

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