中学3年の6月、MくんとRくんは高校受験に向けて家庭教師のトライに同時入会しました。
双子でありながら学習への姿勢や得意分野は異なり、それぞれの個性に合ったサポートが求められるケースでした。
本記事では、双子それぞれに合った学習方針と指導の工夫、そして合格にいたるまでのリアルな記録をご紹介します。

家庭教師のトライの教育プランナーとして、600人以上のお子さんをサポートしました。
入会時の状況と初回の学習方針
双子でも性格や苦手得意科目の違いあり
【Mくんのケース】
Mくんは勉強嫌いで、ほとんど自宅学習の習慣がなく、部活動(バドミントン部)中心の生活を送っていました。
五ツ木模試の偏差値は国語46、社会42、数学32、理科44、英語42、学校の定期テストでは5科目270点ほど。
トライでは難関大の学生教師による週3回90分指導(英語・国語がメインで社会がフォロー週2回、数学がメイン理科フォロー週1回)を実施。
並行して1対2の個別指導塾(スクールIE)にも週2回(英数)通っています。
目標は勉強のやり方を身につけ、学校の実力テストで高得点を取ること。
教材は、学校教材+塾の教材(フオレスタ)+必要に応じて教師で提示してもらうこと。
志望校は友人の影響で箕面高校を希望していますが、ご家庭はかなり厳しいと把握しています。
両親としては私立専願でもいいと思っており、追手門学院高校を視野に入れていました。
【Rくんのケース】
Rくんは勉強への抵抗が少なく、コツコツ努力するタイプ。
トライでは週1回90分、数学と国語を中心に理社もフォロー。Mくんと同じく難関大の学生教師が担当です。
五ツ木模試の偏差値は平均50程度で、特に国語と数学の偏差値55~60にあげることと理科・社会の学習管理も求められていました。
Mくんと同様に塾との併用(スクールIE・英数)で学習を進めていました。
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夏休みの取り組みと9月以降の提案
【Mくん】の模試の結果と指導回数変更
バドミントン部は7月下旬に引退。
トライの授業は週3回から週2回に変更。
宿題は週1~2ページとやや少なめでしたが、自分で解ける内容だったため増量を提案。
目標は実力テストで3教科380点を取ること。
学校の評定は、中1は5が2 平均4.23 中2は3が半分 平均3.5 中3の1学期は5科目のみ数学3他4
生徒には「2学期は目標がオール5を目指しましょう」とお話ししました。
担当の先生の指導は数学メイン他の科目は解説のみ。わからない所はすべて解決できているので、週2回でも問題なし。
9月以降は週1回に変更となり数学メインンで対応することになる。
夏休みの宿題は副教科のみ。8月26日から学校なので25日までに終わらせるように。
実力テストや五ツ木模試の結果で数学が上がり英国が上がらないなどあれば再度相談するとお伝えしています。
Mくんの五ツ木模試の結果は、5月の結果から全体的にアップしました。
9月は国語46.8➡61.1 社会42.9➡44.7数学32.9➡50.5 理科44.2➡49.9 英語42.7➡55.3
5科目平均40.4➡52.7
合格判定は、箕面高校はC判定 追手門学院はB判定となりました。
【Rくん】の模試結果と指導の確認
夏休み中の学習も順調に進み、特に数学の成績が向上。
国語や理社も引き続き塾教材と連動させて進行。
Rくんの五ツ木模試の結果は、5月の結果から全体的にアップしました。
9月は国語48.5➡52.2 社会42.9➡42.4数学50.1➡53.1 理科48.0➡52.8 英語60.3➡58.0
5科目平均50.5➡52.3
合格判定は、箕面高校はC判定 追手門学院はB判定となりMくんと同じ結果となりました。
また、Rくんはトライの先生による指導がわかりやすいく、宿題も夏休みの宿題とつながっていてよかったと感想。
最近は数学メインで国語も指導。時間的に理社には触れていません。
生徒からは復習メインで塾に合わせてほしいと希望があり、希望通りに進めるがテストの結果次第で、途中で違うと感じたら別の方針ですすめることもあることを伝えています。
テキストは塾と一緒でやりやすいと本人
9月からMくんと同じで9月から土曜日に理社集団授業受けるとのこと。トライで授業を増やすのはきついので週1回のままですすめていく。
私から担当の教師にお願いしたことは以下の2点です。
①先生には宿題に単語をだしているので、もし時間があるなら小テストを実施していただきたいことも伝えました。
②国語のテキストは2冊あり1冊は途中なので、の頃の1冊は1冊目が終わった段階でふれていくのか確認しました。
●最終面談と受験直前の仕上げ
【Mくん】
10月末の実力テストを重視し、お父様とも面談。
先生からは塾の授業が増えているため、トライの指導は週1回でも問題なしとの報告。
理社の対策は実力テストが悪かったので、先生からも宿題だしてもらってアドバイスもらったことも実践できている。
授業以外の提出物についても声掛けしてもらってよかったので、今後も続けてほしいとお父様から希望がありました。
志望校はバトミントン部が第一優先で追手門学院。 もし無理なら刀根山(説明会いってよかった)など公立検討。
五ツ木模試で上がった原因は勉強量が増えたこと。
それまでサボっていたのでお父さんから叱られたこともあるそうです。
最近はゲームの時間を減らし、模試過去問に取り組むなど受験モードが定着してきました。
【Rくん】
志望校はバトミントンしたいと、Mくんと同じ追手門学院を検討
夏休みは復習メインで、今は実力テストに向けて対策。
数学は学校内容・国語は古典対応など。
実力テストの理社は先生からアドバイスしてもらった学習方法を実践しました。
社会はどのテストも悪いため1番注力して勉強する予定。
お父さんからは家庭教師には教えやすい科目を希望。社会は教えづらいと思い希望しなかったとのこと。
生徒からは英語の長文対策について相談があり、長文対策も指導に加えていきました。
結果|追手門学院高校Ⅱ類にダブル合格!
模試の結果と努力の積み重ねにより、Mくん・Rくんともに追手門学院高校Ⅱ類専願で見事合格を果たしました。
双子それぞれに合わせた計画とペースを守りつつ、学校や塾との連携、家庭とのコミュニケーションを大切にした結果、確かな成果へとつながりました。
今後も二人が高校生活でバドミントンや学業に打ち込めるよう、引き続き応援しています。
合格した追手門学院高校について
追手門学院高等学校(大阪府茨木市)は、偏差値58〜67の私立共学校で、特選SS・Ⅰ類・Ⅱ類・創造の4コースを設置しています。
2024年度は、京都大学4名、大阪大学2名、神戸大学1名、大阪公立大学6名、同志社大学25名、関西大学73名、近畿大学276名など、多数の合格者を輩出しています 。
生徒の個性と主体性を重視した教育方針のもと、ICTを活用した探究型学習や、表現力を育む「創造コース」など、多様な進路に対応する柔軟なカリキュラムが特徴です。
また、2019年に完成した新校舎は、開放的で先進的な学習環境を提供しています。
最後に|教育プランナーの振り返り
Mくん・Rくんのケースでは、双子でありながらそれぞれ異なる課題や希望を持っていたことから、指導内容も個別に最適化する必要がありました。
Mくんは勉強嫌いで自学習が苦手なタイプでしたが、部活引退後に学習に本腰を入れ、成績をしっかり伸ばすことができました。
一方のRくんは安定して学習に取り組めるタイプで、計画的に弱点を克服していきました。
トライの教師とご家庭、塾との連携を密にし、本人の意欲と努力を引き出せたことが、合格という結果につながったのだと感じています。
今後の高校生活でも、それぞれのペースで努力を重ねてくれることを期待しています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。