【中学受験】家庭教師のトライ教育プランナーのサポート事例⑬日能研のフォローで開明中学に合格!

今回は、小学5年の9月に家庭教師のトライへ入会し、第一志望の洛星中学には惜しくも届かなかったものの、開明スーパー理数や東山中学など4校に合格したHくんのサポート事例をご紹介します。

塾との併用や家庭での学習を通じて、少しずつ力を伸ばしていったHくんの受験の軌跡を、教育プランナーの視点からお伝えします。

日能研と併用に、家庭教師のトライを検討中の方に参考になる内容となっています。

家庭教師のトライの教育プランナーとして、600人以上のお子さんをサポートしました。

目次

前半|中学受験へのスタートとトライ入会の背景

トライ入会のきっかけと家庭の思い

Hくんは日能研の最上位クラスに在籍していたものの、途中から成績が伸び悩み、トライでのサポートを希望されました。

入会当初、お母様からは「浜学園にも合格していたが、日能研の方が親身になってくれると感じた。家庭教師のトライにも同じような温かさを感じた」とのお話がありました。

週1回120分の算数・国語指導を開始。担当教師は日能研に通った経験があるで難関大学に通う学生教師です。

生徒との相性も非常によく、「流れるように教えてくれる」とHくんも信頼を寄せていました。

ご家庭では、お母様が非常勤講師ということもあり、教育環境には強いこだわりを持っています。

「先生の質や学習環境が重要」「私立の方が研究されている」との理由で、お子さんを中学受験させることを決めました。

家庭教師のトライが中学受験におすすめできる理由と料金について、くわしく解説しています。

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志望校と学習のスタイル

志望校は洛星中学。第2志望に同志社香里、第3志望に高槻・同志社・立命館・関大中等部も視野に入れていました。

ピアノも習っており、勉強とのバランスを保ちつつ進めていました。

入会して5か月|日能研の公開模試の点数がアップ

Hくんが5年生の2月の面談では、育成テストや公開模試の点数が上がり、国語は偏差値50から55、算数も52から57へと上昇しました。

集中力も続いており、授業時間120分を休憩をはさみながらしっかり活用できていました。

ただし、算数ではケアレスミス、国語では漢字の弱さが課題となり、小テストや宿題を通じて見直しを徹底するよう指導しました。

面談では、2月以降の成績を見て志望校対策へ本格的にすすめていくことを親御さんにお話ししています。

日能研では2月から志望校別特訓コース(洛星コース)がスタート。

火木土日は志望校対策中心、土日には朝から夜までの長時間特訓が加わり、学習時間はかなりハードになってきます。

中盤|成果と課題が明確になってきた春から夏

学力向上と課題への気づき(6年4月)

6年生4月時点で国語の成績は向上し、次なる課題は算数と理科の応用力。

今後は、120分算国の指導はそのままで、国語は質問対応にとどめて算数をメインに対策していくか検討。

算数では、ケアレスミスと理解不足が混在しており、見直しの仕方を含めて対策を行いました。

私からは全問正解は必要ないためどの問題で確実に点数を取るか。大問ごとで見直しするのも1つと生徒にお話ししました

今後の課題

6月の面談では、お父様も参加され、「トライの先生は生徒の状況と性格やきちんと把握して対策してくれているので安心」とお話しされました。

家庭教師と塾の連携がうまくいっていることを実感されていました。

特に算数は大問1・2を確実に得点し、大問3以降も粘り強く解くよう指導。

トライの先生の指示通りで育成テストの点数はあがっていましたが、国語がダウン。特に漢字や文法などの知識系を一気にやりがちが原因のようです。

国語では知識問題(漢字・文法)の強化が課題となり、必要に応じてトライからの宿題出題も検討しました。

算数がこのまま維持できれば国語に時間を費やすことができます。

理社では、縄文・弥生時代や地層などの苦手単元に対して時間を確保し、暗記が得意なHくんの特性を活かしてカードなどを活用した対策を実施。

後半|夏以降の追い込みと最終調整

トライの授業とピアノが気分転換に

日能研での特訓は長時間にわたり、体力的にもハードな状況でしたが、モチベーションを保って取り組んでいました。

夏以降、日能研の特訓が本格化し、土曜は14:30〜20:30、日曜は9:00〜20:00と非常にハードなスケジュールに。

Hくんは疲れが出やすく、イライラすることもありましたが、トライの授業とピアノがよい気分転換になっていました。

算数の理解度は安定しつつあり、トライでは大問ごとの見直し方法や取るべき問題の判断を指導。国語では和歌・俳句や知識問題の定着が今後の課題であり、日割りの計画表作成も提案しました。

家庭教師のトライの授業が気分転換になって私もうれしく思いいました。

苦手単元への対策と志望校検討(6年9月)

9月の面談では、洛星の合格圏には届いていないものの「今後の伸びしろ次第では十分可能性がある」との評価を日能研から受けました。

国語の暗記・読解力も向上しており、夏期講習での学習が理解の定着につながっていました。

ただし、理科は苦手分野が克服できておらず、日能研の先生の厳しい言葉にプレッシャーを感じている様子も。

同志社香里の説明会にも参加し、実際に学校を見てよい印象を持ち、1月の入試日程との兼ね合いで受験パターンを検討しました。

科目別の具体的な対策

  • 国語:敬語・主語・述語・係り受けなどの基礎が不安定。読解は丁寧だが時間が足りずに解ききれない課題があり、スピードと精度の両立が必要。
  • 算数:数列の単元の抜け、ケアレスミスによる失点があり、復習のタイミングや見直し方法の改善が急務。
  • 社会:人名の漢字ミスが見られたため、国語と連動して漢字強化を実施。
  • 理科:力学分野(てこ・滑車・浮力)で失点。毎年出題される単元のため、重点的に補強を行いました。

洛星は非常に長い文章を読解する必要があるので、集中力を切らさず最後まで正確に読解し問題を解ききることが今後の課題です。

宿題のやり方についても、トライの担当教師から「日能研では宿題の提出状況に非常に厳しいため、もし量が多くて取り組みが雑になっているようであれば、やり方そのものを日能研の先生と相談してみるのも一つの方法です」との提案がありました。

自習の質を保ちつつ、学習量とのバランスを取ることが重要な時期でした。

最後の追い込み(12月面談)

12月の面談では、テレビの視聴時間を減らし、夜遅くまで勉強するように。

週間計画を手書きで立てるようになり、日能研からのアドバイスも活かしながら取り組んでいました。

お父様との面談では、国語の読解について「丁寧すぎることで時間が足りない」ことを確認。

社会の漢字対策は忘れた頃にトライの先生から再度出題してもらうように設定しました。

結果|難関校4校に合格!

日能研の特訓と家庭教師のトライの補強と家庭学習を頑張り、受験に向けて体調も整えながら入試本番を迎えました。

最終的には洛星中学には届きませんでしたが、以下の中学校に合格しました。

  • 開明中学 スーパー理数コース 合格
  • 東山中学 ユリーカコース 合格
  • 明星中学 特進コース 合格
  • 同志社香里中学 合格

第一志望校は不合格でしたが、難関校4校に合格できました!

合格した4校(開明中学 ・東山中学 ・明星中学 ・同志社香里中学 )について

開明中学 ・スーパー理数コースについて

開明中学校のスーパー理数コースは、偏差値58~60の私立共学校で、最難関国公立大学や医学部への進学を目指す6年一貫コースです。

2024年度は、卒業生239名中162名が国公立大学に合格し、京都大学18名、東京大学1名、神戸大学12名、大阪大学5名などの実績を誇ります。​

中学から理数教育に重点を置き、探究学習や多彩な学校行事を通じて、知的好奇心と学習意欲を育成しています。

​中3と高1進級時にはコース変更の機会があり、模試の成績や生活態度が評価されます。

東山中学 ・ユリーカコースについて

​東山中学校のユリーカコースは、偏差値63の私立男子校で、最難関国公立大学や医学部医学科への進学を目指す6年一貫コースです。​

2024年度は、京都大学に3名(うち医学部医学科1名)、大阪大学に9名、神戸大学に6名、東京工業大学に1名、北海道大学に3名、東北大学に3名、名古屋大学に1名、九州大学に3名、国公立大学医学部医学科に8名が合格しました。

探究型授業や小論文・面接対策講座、駿台サテネットの活用など、塾に頼らず現役合格を目指せる学習環境が整っています。

​中学2年と高校1年進級時にコース変更の機会があります。

明星中学 特進コース について

明星中学校の特進コースは、偏差値54〜59の私立男子中高一貫校で、難関国公立大学や関関同立などへの進学を目指す6年一貫コースです。​

2024年度は、京都大学に4名、大阪大学に3名、神戸大学に6名、同志社大学に83名、立命館大学に64名、関西大学に72名、関西学院大学に110名の合格者を輩出しました。

​高校2年生終了時までに高校課程の大半を修了し、探究学習や英語ディスカッション研修などを通じて、主体的な学びと応用力を育成します。

同志社香里中学について

同志社香里中学校(大阪府寝屋川市)は、偏差値53〜59の私立共学校で、同志社大学の附属校として高い進学実績を誇ります。

2025年度は卒業生292名中、同志社大学に279名、同志社女子大学に5名が進学し、内部進学率は97.2%に達しました 。

自由な校風のもと、生徒の自主性を重んじる教育が行われており、制服や校則がなく、個性を尊重する環境が整っています。​また、英語教育やICT活用にも力を入れ、国際的な視野を育む取り組みが特徴です。

最後に|教育プランナーよりひとこと

Hくんは、日能研の学習スケジュールに日々追われながらも、家庭教師のトライやピアノをうまく取り入れ、自分なりのリズムを確立していたこと。

Hくんは、決して短期間で急激に伸びたタイプではありませんが、着実に、そして一歩ずつ力を積み重ねていった生徒でした。

挑戦した洛星には届きませんでしたが、それ以上に得るものの多い中学受験となりました。新たな進学先でのHくんのさらなる成長が楽しみです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

塾講師を4年間・家庭教師のトライの教育プランナーとして600人以上のお子さんをサポートしました。おもに中学受験と高校受験のサポートをした経験を活かしてブログを執筆しています。

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