今回は、小学5年の3月に家庭教師のトライへ入会し、英検3級の合格と中学受験対策に取り組んだYさんの事例をご紹介します。
入会当初は英検3級合格を目指していましたが、受験校に英検加点制度があることから、本格的な受験対策に切り替え、最終的に初芝立命館中学校・立命館コースに合格することができました。
1対2の個別指導塾と家庭教師のトライの併用で、中学受験をお考えの方に参考になる記事となっています。

家庭教師のトライの教育プランナーとして、600人以上のお子さんをサポートしました。
前半|英検対策からのスタートとご家庭の状況
入会のきっかけと学習環境
Yさんは、小学5年生の3月に英検3級合格を目標に家庭教師のトライへ入会しました。
英検のスコアが、志望校(桃山学院中学・関西第一中学・近大付属中学など)の加点対象となっていたため、6月の受験を目指して学習を進めていくことになりました。
初回指導では、英検3級の過去問を使って学力の状況を確認し、その後の学習計画を立案。
Yさんはバスケット部にも所属する明るい性格で、大人びて礼儀正しい印象を受けました。
フリーステップにも通っており、トライでは週1回90分のプロ教師によるマンツーマン指導を開始しました。
ご両親は飲食業を営んでおり多忙な中でも、連絡はSMSを通じてスムーズに行える体制が整っていました。
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中盤|英検から受験対策へシフトする過程
学習進度と教師変更のタイミング
6年生の6月には、生徒自身は危機感が薄い様子が見られため、お母さんからは「宿題の量を増やしてほしい」とご要望をいただきました。
この時期に金銭的な事情もあり、担当教師をプロ教師から社会人教師へと変更しました。
フリーステップで算国理社の対策をおこなっていますが、不安があり家庭学習の取り組み方を相談されました
6年生の6月時点で、担当教師に対してYさんは「優しく丁寧でわかりやすい」と好印象を持っていましたが、数回はわかりにくさを感じたこともあったようです(ただし本人から直接伝えることはなかったとのこと)。
駸々堂模試(3月)の結果では、算数偏差値55.4・国語54.7・理科49.5・社会48.2と比較的安定しているものの、今後の課題も見えてきました。
英検対策と受験対策の両立に向けた提案
6月の英検3級は惜しくも不合格に終わりましたが、社会人教師に交代後も中学受験のための英検対策は継続することになりました。
フリーステップでは、模試結果に基づいて10講座・50時間の夏期講習を実施し、正答率の高い単元で得点できていない箇所を重点的に学習。
トライでは英検対策の継続を希望されており、夏期講習前後の取り組み状況に応じて受講の継続を判断する形をとりました。
フリーステップでは模試結果をもとに夏期講習を10講座50コマ受講。正答率の低い単元を中心に対策を進めます。



フリーステップの情報も聞いてトライの学習の進め方を軌道修正していきました。
一方、家庭教師のトライでは英検対策の継続を希望。
夏期講習前には自学中心で取り組み、講習後に状況を見て9月の受講を検討する形に。継続が難しい場合は、改めて先生の指導を受ける方向で準備を進めました。
英検再挑戦と受験対策の並行(10月面談)
10月の面談では教師の交代があり、新しい先生の指導についてYさんは「いろいろなことを教えてくれてタメになる」と好印象。指導のテンポも合っていたようです。
過去問演習では、時間制限を設けることで正答率が向上。
模試では算数の得点が少し上がった一方、他教科が下がっていたため、お母様はフリーステップに問い合わせ、模試の見直しが必要ではないかと相談。
その結果、自習室で教室長と一緒に勉強することを約束し、学習の質を高めていく方針が共有されました。
志望校については、桃山学院・関西第一中学を軸に、初芝立命館・追手門学院も選択肢として検討。
プレテストでは国語が7割取れているものの、算数がまだ伸び悩み、理科も30点程度と課題が明確に。
トライでの今後の方針としては、10月6日の英検1次試験対策を終えた後、中学受験対策へ本格的にシフト。
ご家庭は、理科をメインに算数のフォローをおこなう120分指導を希望されましたが、今の先生が難しい場合は別の先生で対応することも視野に入れて調整を進めました。
10月の英検1次試験には見事合格。
課題としてはライティングとリスニングが残りましたが、英検を通して得た自信が受験全体へのモチベーションにもつながっていました。
後半|第一志望合格に向けた最終調整
教師の交代と科目バランスの見直し
12月には再度教師が交代。
英検対策は一段落し、今後は中学受験対策として理科をメイン、算数をフォローする体制に切り替えました。
新しい先生のペースがやや遅く感じたとのことですが、説明は丁寧で理解しやすいと好評価。
模試の見直しも重視し、9月29日の模試では成績が上昇。
特に算数はフリーステップの戦略的指導が効果を発揮し、実力アップに繋がっていました。
11月の模試結果と過去問演習の進捗を参考に、志望校は関西第一、初芝立命館、桃山学院、追手門学院で検討。
プレテストのやり直しを徹底し、初芝立命館中の立命館コースに絞った対策をトライで実施しました。
合格へのラストスパートと結果
理科は過去問で正答率の低かった単元を重点的に演習。
算数は初芝立命館の入試傾向に合った問題を宿題とし、演習量を確保。
英検3級の合格も加点対象となり、最終的に初芝立命館中学・立命館コースに見事合格を果たしました。
利晶学園(旧初芝)立命館中学・立命館コースについて
利晶学園大阪立命館中学校の立命館コースは、偏差値44〜50の私立共学校で、立命館大学および立命館アジア太平洋大学(APU)への進学を目指す6年一貫コースです。
2024年度の進学実績では、立命館大学に多数の合格者を輩出し、他にも和歌山大学や岡山大学などの国公立大学、早稲田大学、明治大学、関関同立、産近甲龍などの私立大学への合格者もいます。
中高大の10年一貫教育を通じて、主体性や論理的思考力、実践的な英語力を育成し、国際社会で活躍できる人材を育てます。
最後に|教育プランナーとしての振り返り
Yさんのサポートでは、英検対策と中学受験対策の両立という難しさがありましたが、段階的に目標を切り替えながら柔軟に対応することが成果に繋がったと感じています。
教師の交代や指導の調整にも前向きに対応し、最終的には合格という形で結果を出せたことをとてもうれしく思います。
加点制度をうまく活かしながら、自分に合った受験スタイルを見つけたYさん。
中学入学後も、その柔軟さと行動力でさらに活躍されることを期待しています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。