中学受験では、プロ教師だけでなく、相性の良い学生教師が大きな力になることもあります。
今回ご紹介するKさんのケースでは、教育プランナーとして学習方針を支えながら、学生教師との相性を活かして成績を大きく伸ばすことができました。
特に国語は20〜30点から70点台にアップし、最終的には志望校である信愛学院中学に合格。その道のりを、教育プランナーの視点で振り返ります。
中学受験対策で家庭教師のトライをお考えの方に参考になる記事となっています。
入会から8か月:相性の良い先生とスタートダッシュ
学生教師との出会いと相性の良さ
Kさんが入会したのは、小学5年生の9月。
担当は、難関大学に通う学生教師で、週2回90分の算数と国語を指導。英語は塾で対応していました。
この学生教師は、これまで担当した生徒から交代の希望が出ることも多かった先生です。
しかし、Kさんとは非常に相性が良く、「がつがつ来ない」「説明がわかりやすい」と感じられたことで、安心して授業に取り組むことができました。
家庭教師のトライが中学受験におすすめできる理由と料金について、くわしく解説しています。
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トライ式ダイアログ学習法で国語が急伸
国語はトライ式の「ダイアログ学習法」が効果を発揮し、わずか2か月で得点が20〜30点台から70点に上昇。
授業の中で「自分の言葉で説明する」習慣が定着し、読解への理解が深まった結果です。

ダイアログ学習法はトライの登録商標となっており、トライの教師が大いに授業で使っています。
算数の取り組み方と学習習慣づくり
算数では、最初にケアレスミス対策として計算演習を多めに取り入れ、安定してきたタイミングで文章題へとステップアップ。
宿題は2ページずつ、小学生ワークを活用して算数の単元・国語の読解・漢字対策を行いました。
Kさんの志望校は「大阪信愛学院中学」。
スカートを履かなくてもよい校風や、漫画部があることが志望理由で、「この学校しか考えられない」と本人は強く希望していました。
中学受験本格化:6年生からの模試と対策
初めての模試と見えてきた課題
6年生の5月、初めて駸々堂の模試を受験。
駸々堂の模試が、本番の入試問題を解くまでの場慣れにもなるので積極的に受けてもらうようにしています。
学校のテストでは点が取れるようになってきた一方で、模試では思うような結果が出ず、基礎力と応用力のギャップが課題となりました。
この結果を受け、教師には模試のやり直し指導を依頼。
見直しの時間配分や、解けなかった問題の原因分析をしっかりおこなってもらうよう伝えました。
モチベーションアップの工夫と家庭学習の取り組み
そして担当教師と共有し、以下の改善策も提案しました。
- 模試のやり直し→原因分析まで丁寧にサポート
- モチベーション維持のため、シール出来たらシールがもらえる 何枚かたまったら1つごほうびがもらえるなど。
- ダイアログ学習法で「習ったことを生徒の言葉で説明」する習慣を定着
- 自宅学習での理解度チェック(漢字・まとめテストなど)を強化
- 新小学問題集の後半は難しくなるため、お母さんの方で様子を見ていただく
加えて、模試対策として「大問1・2に全力を注ぐ」戦略も取り入れ、時間配分の意識づけをしました。
こうした細かな方針調整も、教育プランナーとしての役割の一つです。
ラストスパート:浮き沈みのある時期を乗り越えて
学力のばらつきと生活習慣の乱れ
6年生の9月、算数は単元によって点数が35点〜90点とばらつきが見られ、特に分数計算に苦手意識がありました。
国語は70点前後をキープしていたものの、理科は授業中に寝てしまうことがあり、夜更かしによる遅刻も出てくるように。
本人は「志望校は、信愛学院中学しか考えられない」と言います。
ご家庭からは「結果が出づらくなったらプロ教師に切り替えることも考えている」とのご意見もあり、指導の質の維持が求められました。
ご家庭との連携と指導内容を修正
お父様からは「問題ごとに時間を図って、解く時間配分を調整してほしい」という具体的な要望もあり、教師に指導の仕方を再調整してもらいました。
私は、教師には「問題ごとに時間を計る」「時間を意識して問題を調整」するよう伝えました。
指導経験が長く実績も豊富なプロ教師であれば、「問題ごとに時間を図って、解く時間配分を調整してほしい」ことは自然ととりくめています。
ですが、指導経験の浅い学生教師の場合、指示されないと気付かないことがあるので、教育プランナーが間に入って指導の修正をおこなうことがあります。
ご家庭には「9月以降が勝負期であること」「まだ伸びしろは十分にある」とお話しして、不安を和らげました。
模試の結果と受験本番へ
模試の結果も着実に変化が表れました。
最終の駸々堂の模試は以下のような成果が出ました!
- 国語:偏差値4アップ
- 算数:偏差値10アップ
- 志望校・信愛学院中学スーパー文理:E判定→C判定へ
最終的に、Kさんは信愛学院中学に合格できました。
合格した信愛学院中学スーパー文理コースについて
大阪信愛学院中学校のスーパー文理コースは、偏差値42程度の私立共学校で、国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指す6年一貫教育を提供しています。
週3日の7限授業や週2回のハイレベル進学講座により、英語と数学の応用力を強化し、週1回のネイティブ教員による「Active English」で実践的な英会話力を養成します。
また、イングリッシュキャンプや台湾語学研修など、国際感覚を育むプログラムも充実しています。
最後に・教育プランナーとしての振り返り
Kさんのケースでは、学生教師との相性が非常に良かったこと、そしてその関係性を活かしながら、家庭学習の取り組み方・模試対策・モチベーション管理を丁寧に調整できたことが、成績向上と合格につながったポイントだったと感じています。
模試の結果をご本人と保護者の方にお見せするたびに、不安な表情をされることもありましたが、これまでの教育プランナーの経験をもとに具体的な改善策をしっかりと提案してきました。
担当教師には指導内容の見直しをお願いし、ご家庭にも家庭学習のサポートを強化していただいたことで、最終的には逆転合格につながりました。
家庭教師のトライの教育プランナーは、教師の指導とご家庭でのサポートがうまくかみ合うように調整する役目をはたしています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。