今回ご紹介するのは、小学5年生の2月に家庭教師のトライへ入会し、第一志望の高槻中学校には惜しくも届かなかったものの、追手門学院中学校で特待生合格を果たしたTくんのサポート事例です。
Tくんは当初より馬渕教室に通塾していましたが、「成果が出にくい」「質問がしづらい」という悩みを感じており、家庭教師のトライを併用して算数の理解を深めることになりました。
家庭教師のトライは、馬渕教室をはじめとした大手進学塾との併用にも対応しており、受験対策において柔軟なサポートが可能です。
私自身もこれまでに、進学塾と並行して学習する多くの受験生を合格までサポートしてきました。
本記事では、教育プランナーとしての視点から、塾と家庭教師の効果的な併用法やサポートの実際を、時系列でわかりやすくご紹介します。
馬渕教室との併用を検討されている方にとって、参考になる内容になっています。

家庭教師のトライの教育プランナーとして、600人以上のお子さんをサポートしました。
成果が見えず、算数強化を求めてトライへ
Tくんが家庭教師のトライに入会したのは、小学5年生の2月でした。
もともと小4の4月から大手進学塾・馬渕教室に通塾しており、火・水・金・土の週4日、4科目を受講するというハードな学習環境で頑張っていました。
しかし、通塾を続ける中で「塾のテキストをやっているだけになっていて、成果につながらない」という実感がご家庭にも芽生え始めます。
Tくん自身も、地元の中学校に進学するのは嫌だという強い思いから、中学受験に自分の意思で取り組みたいと決意。
ただ、Tくんにはいくつかの課題も見られました。
せっかちで早とちりをしてしまい、テストで点を落としてしまうことが多い点や、おとなしくて塾では周囲を気にして質問ができないという性格的な面が、学習の妨げになっていました。
そのような中で、「算数を強化したい」という明確な目的をもって、家庭教師のトライに週1回90分のプロ教師指導で入会。
苦手単元の克服と、馬渕教室のテキストに関する質問対応を中心に指導が始まりました。
家庭教師のトライが中学受験におすすめできる理由と料金について、くわしく解説しています。
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継続の決断と学習習慣の定着
成果が見えたことで「続ける決断」
6年生の5月の面談では、「6月でトライをいったんやめようか」とご家庭から相談がありました。
しかし、先生の算数指導で明らかに成果が出てきたことから、「続けてみよう」という判断に変わりました。
苦手克服からモチベーションの向上へ
鈴木先生は、Tくんのつまずきポイントを一つひとつ丁寧に解消し、苦手だった算数を「できる」に変えていきました。
「できたことをしっかりほめる」指導でTくんのモチベーションはぐんぐん上がり、発展的な問題にも意欲的に取り組むように。
木曜日の授業を「楽しみ」と言うようになったことが印象的でした。
「質問できる安心感」が家庭教師の強み
馬渕教室では周囲の目が気になって質問できなかったTくんにとって、トライの授業は自分のペースで学べる安心できる時間となっていました。
自分で学習を組み立てる力が育ってきた
春休みには午前中は勉強、午後は自由時間といったメリハリのある生活を送っていました。
学校のある時期も塾がない日(月・土・日)や塾がある日水曜の夜に勉強すると決めて、自分で1週間の計画をたてていました。
習い事のプール(月曜)は本人希望で継続。
宿題の内容・量についても、馬渕教室とプールと家庭教師のトライの授業の合間にこなすことができて、特に問題なく進められていました。



Tくんのように、塾や習い事で忙しいお子さんでも家庭教師のトライなら柔軟に対応できます。
家庭と連携しながら「自立」への一歩を
模試の振り返りや、次回模試への取り組み方もトライの授業で学習。
お母様がサポートしながら計画を立てていましたが、実際には「解き直しができていない」こともあり、この時期からTくん自身が復習・やり直しに取り組む必要性が出てきました。
志望校への意識も高まってきた
偏差値50を超えるという成功体験も持ち、第一志望の高槻中学への意欲はますます高まりました。
お母さんも子どもに「偏差値50以上を経験させたかった」と嬉しそうな表情をされていました。
すべり止めには立命館中学や開明中学(理数コース)も候補に入り、志望校の選定も現実的な視点で考え始める時期となりました。
志望校決定とラストスパートの取り組み
現実的な併願校選びと方向性の整理
6年生の9月には、いよいよ志望校選定の具体的な話し合いが進みました。
お母様からは「高槻がダメだった場合、生徒が本当に通いたいと思える併願校を探したい」というご希望がありました。
立命館中学や開明中学も候補にありましたが、いずれもレベル的に似ているため、最終的な判断に迷いが生じていました。
そこで、家庭教師のトライとしては、駸々堂模試の結果をもとに、的確な受験校のアドバイスをおこない、選択肢を絞り込んでいくサポートを実施しました。
夏の集中学習で見えた成果と課題
夏休み中は120分の学習にも集中でき、本人のやる気と集中力が高まっていた時期でした。
ただし、算数や理科については、「今やっても意味がない」と本人が感じており、学習の手応えや意義づけが今後の課題として浮かび上がっていました。
最後の追い上げと特待合格への道
学習の質を高めるため授業を週2回に増加
6年生の12月には、計算力が向上し、ケアレスミスが大幅に減ったことが実感されていました。
今後さらに学習効率を上げるため、自学のアドバイスを受けるか、トライの授業を増やすかで検討した結果、先生の授業を週2回に増やすことに。
この判断が、直前期の実力アップにつながる大きな転機となりました。
プレテストで急伸!A判定を獲得
追手門学院中学校のプレテストでは、
1回目はC判定とやや不安な結果だったものの、
2回目では国語82点・算数88点をマークし、A判定を獲得!
算数においては、これまで取り組んできた計算力の強化とケアレスミスの克服が大きく活きた形となり、明らかに成長が見える結果となりました。
第一志望には届かずとも、大きな成果に
最終的に、第一志望の高槻中学には届かなかったものの、
滑り止めとして受験した追手門学院中学では特待生として合格。
この結果は、Tくん自身の粘り強さと、家庭・教師のサポート体制の積み重ねが実を結んだものでした。
合格した追手門学院中学について
追手門学院中学校(大阪府茨木市)は、偏差値42〜44の私立共学校で、中高一貫教育を提供しています。
特進Sコースと特選SSコースがあり、京都大学や大阪大学なのどの国公立大学や関関同立、産近甲龍などへの進学実績があります。I
CTを活用した個別・協働・探究型学習を導入し、英語教育やニュージーランドへのホームステイなど国際教育にも力を入れています。
最後に|教育プランナーの振り返り
Tくんは、自分から「受験したい」と言い出したしっかり者の一面と、どこか慎重で繊細な面を持ち合わせた生徒さんでした。
集団塾では「質問できない」「わからないままになる」といった壁を、トライでの個別指導がしっかりサポートできたことが、合格に結びついた大きな要因だったと感じています。
特に、指導開始からのモチベーションの変化、「もっとやりたい」と思える気持ちの成長はとても印象的でした。
高槻中には届きませんでしたが、特待生合格という形で実力を証明できたことは、本人にとっても大きな自信になるはずです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。