【中学受験】家庭教師のトライ教育プランナーのサポート事例⑪四天王寺東中学に内部進学

今回は、小学5年生の12月に家庭教師のトライへ入会し、四天王寺東中学校への内部進学に向けて努力を続け、無事合格を勝ち取ったDくんのサポート事例をご紹介します。

Dくんのように「内部進学」とはいえ、実際には外部受験と同様の学力審査を受けるケースもあります。

その場合、受験勉強だけでなく、ご家庭や学校との連携を含めた総合的なサポートが求められます。

家庭教師のトライの内部進学のサポートについて知りたい方が、参考になる記事です。

家庭教師のトライの教育プランナーとして、600人以上のお子さんをサポートしました。

目次

他社の家庭教師からトライに切り替え~初回指導まで

トライへの入会とご家庭の背景

Dくんが家庭教師のトライに入会したのは小学5年生の12月。

姉もトライの会員だったこともあり、信頼感を持ってスタートされました。

志望は四天王寺東中学への内部進学で、外部の受験生と同じ試験を受ける必要がありました。

当初はプロ教師を希望されていましたがスケジュールの関係で難しく、代わりに難関大学の学生教師2人による週3回・120分の算数と国語の指導が始まりました。

他社の家庭教師では教師の勤怠面に課題があり、トライへの切り替えを決断されたとのことです。

12月は受験期のため、人気のあるプロ教師のスケジュールの空いてないことが多いです。

学力の課題と初回指導の手応え

入会時のDくんの日能研の公開模試の偏差値は、算数・国語ともに26です。


目指す四天王寺東中学では、外部受験生と同じ形式での選抜試験(11月)があるため、日能研公開模試で安定して点が取れることが内部進学の条件でした。

Dくんの通う学校は日能研と提携しており、公開模試が毎月実施されるため、学力の伸びが明確に数字で表れる環境でした。

教材の難易度も高く、すでに中学生レベルの内容に取り組む必要がありました。

国語の初回授業では、担当教師が持参した問題集2冊を用いて、語句の意味や使い方を一つひとつ丁寧に指導
間違えた問題の復習テストもしっかりおこないながら進めました。

Dくんは「察するってどんな意味?」と自ら質問をするなど、知的好奇心を見せ、集中を切らすことなく取り組んでいました。算数も2時間集中して楽しく学ぶことができた様子です。

家庭での学習量が少なかったため、宿題は少しずつ増やしていく方針をとり、日能研の公開模試で各教科35点アップを目標に設定しました。

家庭教師のトライが中学受験におすすめできる理由と料金について、くわしく解説しています。

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志望校の四天王寺東中学について

​四天王寺東中学校(大阪府藤井寺市)は、偏差値45〜47の私立共学校で、2014年創立の中高一貫校です。​

生徒の自主性を尊重し、スパルタ式ではない教育方針が特徴です。​

最新のICT設備や天文観測施設を備え、探究型学習を推進しています。

進学実績としては、四天王寺大学への進学者が多く、国公立大学や医学部への合格者も増加傾向にあります。​

放課後には大学生チューターによる個別指導が行われ、学習支援体制も充実しています。

本格的な学習支援と家庭との連携

学習定着への時間と工夫

Dくんは家では勉強できないタイプで、学校での自習室(15:45〜17:00)を活用していました。


宿題量は少しずつ増やし、算数1〜4ページ、国語1〜7ページを出していきました。

また、Dくんは覚えるのに時間がかかる傾向があることがわかりました。

算数については、小2の計算からやり直していることをご家庭にも説明し、納得していただきながら進めています。


また、お母さんに宿題の確認や途中式のチェックをお願いするなど、学習環境づくりにもご協力をいただきました

国語については、文章をしっかり読まずに答えるクセがあったため、「新しい店をカイテンする」を「回転」と書くような誤答も見られました。


そこで、楽しく学べる工夫として「うんこドリル」を取り入れる提案をおこない、担当教師から本人へ「やってみないか?」と声かけしてもらいました。

お母さんは韓国ご出身で、日本語での会話は問題なくこなされますが、教育的な細かいニュアンスの伝達には少し難しさがある場面もありました


それでも、面談を重ねる中で丁寧にコミュニケーションをとり、Dくんの家庭学習を積極的にサポートしてくださいました。


特に漢字学習や、学習内容の見直し、宿題の習慣づけに関しては、お母さんの根気強い支援がDくんの学習の土台になっていたと感じます。

模試の振り返りと次への目標設定

7月の面談では、5月の公開模試の結果が算数10点・国語32点、2科目偏差値27と厳しい状況でしたが、学習態度に前向きな変化が見られました。

今後の目標として、模試で偏差値37・点数30点を目指すことに設定。

算数では大問1・2を丁寧に解いて見直す習慣をつけるよう声かけし、国語は引き続きうんこドリルを継続。

漢字の正答率も向上しており、知識系の問題で得点を積み上げられるよう取り組んでいきました。

また、保護者の方には、漢字に毎日触れる環境作りと、算数では途中式の記載とノートの整理整頓を見守っていただくようお願いしました。

夏以降の追い込みと合格へのラストスパート

学習習慣の安定と家庭での工夫

8月の面談では、6月の公開模試の結果が算数23点・国語33点と、2科目偏差値30まで上昇

算数は週3回の授業を継続し、最後まで問題を解こうとする姿勢がみられました。

今後も大問1・2を丁寧に解き、見直しを習慣化することを教師に重点的に指導してもらうようにしました。

国語は、うんこドリルの導入によってやる気が見られ、漢字の正答率も上昇

勉強する場所については、生徒の集中しやすさを考慮し、家庭内で話し合った結果、リビングでの学習が効果的という結論にいたりました。

また、学校の自習室の活用も検討しましたが、常駐する先生が不在のこともあるため、安定した環境として家庭内学習を優先する形に。

合格へ向けた最終段階と結果

学校の講習とトライの夏期講習を並行して進めていたため、学習がとぎれとぎれになってしまうこともありましたが、そこをどうつなげるかを重視して学習計画を組み立てていきました。

毎朝、学校で行われる公開模試の見直しや過去問演習に取りくみながら、11月の内部進学試験に向けてラストスパートをかけました。

最終的に、Dくんは見事、四天王寺東中学校への内部進学に合格

成績に不安があった時期を乗り越え、本人・ご家族・教師が一丸となって取り組んだ結果が実を結びました。

最後に|教育プランナーとしての振り返り

Dくんのサポートを通して実感したのは、「子どもの学力は、環境と大人の関わり方で大きく変わる」ということです。

120分の長時間授業にも関わらず集中力が持続したのは、教師との信頼関係と、Dくん自身の「内部進学したい」という強い気持ちが支えになっていたからだと感じています。

また、言語のニュアンスの違いがある中でも、お母様が積極的に家庭学習を支えてくださったことで、指導の効果をより高めることができました。

Dくんが得た「やればできる」という自信は、四天王寺東中学に進学してからの学びにも大きくつながっていくはずです。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事を書いた人

塾講師を4年間・家庭教師のトライの教育プランナーとして600人以上のお子さんをサポートしました。おもに中学受験と高校受験のサポートをした経験を活かしてブログを執筆しています。

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