日能研についていけないと感じると、「このまま続けて大丈夫かな」「転塾した方がいいのかな」と不安になりますよね。
結論から言うと、日能研についていけないときは、すぐに辞めるかどうかを決める前に、何が原因でつまずいているのかを整理することが大切です。
授業スピード、宿題量、学習力育成テスト、公開模試、苦手科目、質問のしやすさなど、原因によって必要な対策は変わります。
日能研の授業自体は続けられそうでも、算数や国語など特定の科目だけが大きく遅れている場合は、家庭教師で苦手科目やテスト直しを補う方法も選択肢になります。
元教育プランナーとして600人以上のお子さんをサポートしてきた経験でも、「塾そのものが合っていない」のではなく、「家庭学習の回し方」や「苦手科目の補い方」を整えることで続けやすくなるケースは少なくありませんでした。
この記事では、日能研についていけない原因、家庭で見直すポイント、家庭教師を併用する判断基準、反対に転塾や環境の見直しを考えた方がよいケースまで、保護者の方にわかりやすく解説します。
この記事の結論|日能研についていけないときは原因の整理が先です

日能研についていけないと感じたときは、「うちの子には合わない」とすぐに決めつけないことが大切です。
同じ「ついていけない」でも、原因はお子さんによって違います。
- 授業内容の理解が追いついていない
- 宿題を終わらせるだけになっている
- 学習力育成テストの直しができていない
- 公開模試で点数や偏差値が上がらない
- 算数や国語など苦手科目だけが大きく遅れている
- 先生に質問できないまま帰ってきている
- 親子で勉強を見るとけんかになる
- 塾に行くこと自体が大きな負担になっている
このような状態を整理せずに、勉強時間だけを増やしても、お子さんの負担が大きくなることがあります。
まずは、日能研でつまずいている原因が「授業内容」なのか、「宿題管理」なのか、「テスト直し」なのか、「苦手科目」なのかを確認しましょう。
そのうえで、日能研の先生に相談する、家庭学習の優先順位を見直す、必要に応じて家庭教師で苦手科目だけを補うなど、お子さんに合った対策を選ぶことが大切です。
日能研についていけない7つの原因

日能研についていけない原因は、お子さんの努力不足だけではありません。授業の進み方、宿題の量、テストの直し方、家庭学習の流れなどが関係していることもあります。
原因1. 授業内容の理解が追いついていない
中学受験塾では、入試本番から逆算してカリキュラムが進んでいきます。
そのため、一度わからない単元が出てくると、理解があいまいなまま次の内容へ進んでしまうことがあります。
特に算数は、前の単元の理解がその後の単元につながりやすい教科です。
- 割合があいまいなまま比に進む
- 速さが苦手なまま応用問題に入る
- 図形の基本が不安なまま複合問題に進む
- 文章題の条件整理で手が止まる
授業中は何となく理解できていても、家で宿題を解こうとすると手が止まる場合は、理解がまだ定着していない可能性があります。
原因2. 宿題をこなすだけになっている
日能研の宿題や復習は、授業内容を定着させるために大切です。
ただし、宿題を終わらせることに追われると、理解するための勉強ではなく、提出するための作業になってしまうことがあります。
- 答え合わせだけで終わっている
- 間違えた問題をもう一度解いていない
- 解説を読んでも理解できていない
- わからない問題をそのままにしている
- 宿題の優先順位が決まっていない
宿題を毎回やっているのに点数につながらない場合は、量よりも解き直しの質を見直すことが大切です。
原因3. 学習力育成テストや公開模試の直しができていない
日能研では、日々の学習内容がどれくらい定着しているかを確認するテストがあります。
テストは点数を見るだけでなく、どこで失点したのかを確認することが大切です。
テスト直しができていないと、同じ単元や同じ解き方で何度もつまずきやすくなります。
- 解けるはずだった問題を落としている
- 時間があれば解けた問題を空欄にしている
- 前の単元に戻る必要がある問題がある
- 正答率が高い問題を取りこぼしている
- 難問まで全部やろうとして疲れている
テスト直しは、すべてを完璧にやり直すことよりも、今のお子さんに必要な問題を選んで復習することが大切です。
原因4. 苦手科目だけが大きく足を引っ張っている
全科目で日能研についていけないのではなく、算数や国語など特定の科目だけが大きく遅れているケースもあります。
この場合、日能研をすぐに辞めるよりも、苦手科目だけを個別に補う方が合うことがあります。
算数であれば文章題や図形、国語であれば記述や読解、理科であれば計算問題や暗記整理など、科目ごとに対策は変わります。
原因5. 質問できないまま帰ってきている
日能研に限らず、中学受験塾では「質問したくても質問できない」という悩みがあります。
先生が忙しそうに見える、周りの子ができているから聞きにくい、何を質問すればよいかわからない。こうした理由で、わからない問題をそのままにしてしまうお子さんもいます。
特に、まじめで遠慮しがちなお子さんほど、困っていることを表に出さない場合があります。
原因6. 親子で勉強を見るとけんかになっている
日能研についていけないと感じるご家庭では、家庭学習を保護者が見ようとして親子げんかになることがあります。
これは、保護者の関わり方が悪いというより、親子だからこそ感情が入りやすい面があります。
「なんでわからないの?」「早くやりなさい」と言いたくないのに言ってしまう場合は、家庭で教え込むよりも、どの問題を直すか、何を先生に聞くかを整理する役割に回る方がよいことがあります。
原因7. 塾に行くこと自体が大きな負担になっている
成績だけでなく、お子さんの表情や体調も大切です。
宿題が終わらず睡眠時間が削られている、塾の前に強く嫌がる、テストのたびに自信をなくしている場合は、勉強量を増やす前に学習量やクラス、通塾ペースを見直す必要があります。
この場合は、家庭教師を足すよりも、まず日能研の先生に相談し、宿題の優先順位やクラス変更、学習量の調整を確認する方がよいこともあります。
日能研についていけないときに家庭で見直すポイント
日能研についていけないと感じたときは、点数だけでなく、授業・宿題・テスト直し・気持ちの状態を確認しましょう。
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 授業 | 授業中に理解できているか、家で解くと手が止まるのか |
| 宿題 | 終わらせるだけになっていないか、解き直しまでできているか |
| 育成テスト | どの単元で失点しているか、同じミスを繰り返していないか |
| 公開模試 | 偏差値だけでなく、科目ごとの失点原因を見ているか |
| 質問 | 先生に聞けているか、何を聞くか整理できているか |
| 家庭学習 | 親子げんかが増えていないか、勉強量が負担になりすぎていないか |
| 気持ち | 塾に行くことが大きなストレスになっていないか |
この確認をしてから、日能研を続ける、クラスや学習量を相談する、家庭教師で苦手科目を補う、転塾を考えるなど、次の行動を決めると安心です。
学年別|日能研についていけないときの見直し方

日能研についていけない原因は、学年によっても変わります。ここでは、家庭で確認しやすいポイントを学年別に整理します。
4年生|学習習慣と宿題の回し方を整える
4年生は、中学受験の学習リズムに慣れる時期です。
この時期に大切なのは、難問をたくさん解くことよりも、授業後に復習する、宿題をため込まない、育成テスト後に間違いを見直す流れを作ることです。
宿題が終わらない場合は、まず「全部を完璧にやる」よりも、計算・漢字・授業で扱った基本問題を優先しましょう。
5年生|苦手単元を放置しない
5年生になると、算数では割合・比・速さ・図形など、後の単元につながる内容が増えてきます。
この時期に「わかったつもり」のまま進むと、育成テストや公開模試で点数が安定しにくくなることがあります。
算数や国語など、特定の科目だけが大きく遅れている場合は、日能研を続けながら苦手科目だけを家庭教師で補う方法も選択肢になります。
6年生|志望校に必要な単元を優先する
6年生は、すべてを最初からやり直す時間が限られています。
育成テストや公開模試の結果、過去問の失点をもとに、志望校に向けて優先すべき単元を絞ることが大切です。
この時期は、親子で焦りやすくなります。家庭で管理しきれない場合は、日能研の先生に相談し、必要に応じて家庭教師で苦手単元や過去問の直しを補うことも考えましょう。
日能研を続けながら家庭教師を併用する判断基準

家庭教師を併用するかどうかは、「成績が下がったから」ではなく、日能研で足りない部分を家庭教師で補えるかで判断するとわかりやすいです。
判断基準1. 苦手科目だけを補いたい
日能研の授業全体には大きな不満がないものの、算数や国語など特定の科目だけが課題になっている場合は、家庭教師の併用が選択肢になります。
たとえば、算数の文章題、速さ、割合、比、図形などでつまずいている場合、集団授業の流れを止めて前の単元まで戻るのは難しいことがあります。
家庭教師であれば、お子さんがどこで手が止まっているのかを確認しながら、苦手単元に戻って対策しやすくなります。
判断基準2. 宿題管理やテスト直しが回っていない
日能研の宿題やテスト直しが回っていない場合も、家庭教師の併用を検討してよいケースです。
家庭教師は、問題を教えるだけではありません。お子さんに合う先生であれば、次のような部分も一緒に整理できます。
- どの宿題を優先するか
- どの問題を解き直すか
- 学習力育成テストの直しをどう進めるか
- 公開模試の結果をどう見直すか
- 志望校に向けて何を優先するか
すべてを完璧にやろうとして疲れている場合は、優先順位をつけるだけでも負担が軽くなることがあります。
判断基準3. 先生に質問できないまま帰ってきている
日能研で質問できないまま帰ってきている場合、1対1で聞ける家庭教師が合うことがあります。
1対1であれば、周りの目を気にせず質問しやすくなります。わからない問題をその場で止めて確認できるため、理解があいまいな部分を見つけやすいです。
特に、まじめで遠慮しがちなお子さんの場合は、「この先生なら聞けそう」と思える環境が大切になります。
判断基準4. 受験まで時間が限られている
小6後半や入試直前期など、受験まで時間が限られている場合は、必要な単元に絞って対策することが大切です。
- 育成テストで落としている単元
- 公開模試で失点が多い分野
- 志望校でよく出る問題
- 過去問の解き直し
- 日能研の教材フォロー
家庭教師をつければ必ず成績が上がるわけではありません。ただ、今やるべきことが整理されることで、お子さんが前向きに取り組みやすくなることはあります。
家庭教師を併用しなくてもよいケース

すべてのご家庭に家庭教師が必要なわけではありません。日能研の先生に相談することで、まずは改善を目指せる場合もあります。
たとえば、次のような場合は、すぐに家庭教師を追加するよりも、日能研内での相談を優先してもよいでしょう。
- 宿題の優先順位を先生に確認できる
- 質問できる時間や方法が用意されている
- 復習すべき単元を教えてもらえる
- クラスや学習量について相談できる
- 育成テストや公開模試の直し方を確認できる
- お子さんがまだ塾に前向きに通えている
また、お子さんがすでに疲れ切っている場合は、家庭教師を追加するよりも、まず学習量や睡眠時間、通塾スケジュールを見直した方がよいこともあります。
授業を増やすことが目的にならないように、今のお子さんにとって何が一番負担になっているのかを確認してから考えましょう。
日能研と家庭教師を併用したサポート事例

ここでは、私が教育プランナーとして関わった中学受験の事例をもとに、日能研と家庭教師を併用したケースを紹介します。
もちろん、家庭教師を併用すれば必ず成績が上がる、必ず合格できるというわけではありません。ただ、日能研の学習を続けながら、足りない部分だけを1対1で補うことで、学習の優先順位を整理しやすくなるケースはあります。
日能研の育成テスト対策を家庭教師で補った事例
小学5年生の途中から家庭教師のトライに入会し、その後日能研と併用しながら中学受験を進めたRさんの事例があります。
このご家庭では、日能研の学習を活かしながら、家庭教師では育成テスト対策や算数の文章題、国語の宿題管理などをサポートしていきました。
特に大切だったのは、宿題をただこなすのではなく、どの科目を優先するか、どの問題を解き直すかを整理したことです。
日能研についていけないと感じる場合でも、全科目が苦しいのではなく、算数や国語など特定の科目、またはテスト直しの方法だけが課題になっているケースもあります。
日能研の公開模試と志望校対策を家庭教師で支えた事例
別の事例では、日能研の最上位クラスに在籍していたものの、途中から成績が伸び悩み、家庭教師のトライで算数・国語をサポートしたHくんがいました。
このご家庭では、日能研の公開模試や志望校別特訓の状況を見ながら、家庭教師でケアレスミスや漢字、苦手単元の確認を進めました。
成績が伸び悩んだときも、塾をすぐに変えるのではなく、日能研のカリキュラムを活かしながら、家庭教師で足りない部分を補う形を取りました。
日能研と家庭教師のトライを併用して開明中・東山中などに合格した事例はこちら
日能研が合わず、環境を見直した方がよいケースもあります
一方で、日能研を続けることだけが正解とは限りません。
実際に、日能研との併用があまり合わず、家庭教師のトライを中心に学習を進めた事例もあります。
全科目で授業についていけない、塾に行くこと自体が大きな負担になっている、家庭学習のリズムが大きく崩れている場合は、家庭教師を足すよりも、学習環境そのものを見直した方がよいこともあります。
大切なのは、日能研を続けることにこだわりすぎず、お子さんが前向きに学べる形を選ぶことです。
日能研が合わなかったケースも含めた中学受験サポート事例はこちら
家庭教師を検討する前の最終チェック
日能研についていけないと感じても、家庭教師を追加する前に、目的をはっきりさせておくことが大切です。
次の表で、お子さんに家庭教師が必要かどうかを確認してみましょう。
| 家庭教師が向いているケース | 理由 |
|---|---|
| 苦手科目だけがはっきりしている | 算数や国語など必要な科目に絞って対策しやすい |
| 日能研の教材やテスト直しを見てほしい | 普段使っている教材をもとに復習しやすい |
| 質問が苦手 | 1対1なら周りを気にせず聞きやすい |
| 親子で勉強を見るとけんかになる | 第三者が入ることで家庭の負担を分けやすい |
| 通塾を増やしたくない | 家庭で学習できるため移動時間を増やしにくい |
特に、日能研を続けながら苦手科目だけを補いたい場合は、家庭教師が選択肢になります。
ただし、先生との相性や日能研の教材対応ができるかは、無料体験や無料相談で確認しておくと安心です。
家庭教師の料金は高い?口コミ・評判とあわせて確認したいこと

日能研に加えて家庭教師を利用する場合、料金が高いと感じるご家庭もあります。また、家庭教師を選ぶときは口コミや評判も気になりますよね。
ただし、料金の安さや口コミの良し悪しだけで判断するのではなく、日能研で足りない部分を本当に補えるかを確認することが大切です。
料金が高いと感じるときは目的を絞る
家庭教師の料金が高いと感じる場合は、まず「何のために家庭教師を使うのか」を整理しましょう。
- 算数だけを補うのか
- 国語の記述だけを見るのか
- 育成テストの直しを中心にするのか
- 公開模試の見直しをするのか
- 宿題管理もお願いするのか
- 週1回で足りるのか
- プロ講師が必要なのか
- 予算内で無理なく続けられるか
料金が高いかどうかは、月謝だけで判断しない方が安心です。講師との相性、学習管理、講師交代のしやすさ、日能研の教材対応なども含めて確認しましょう。
口コミ・評判は日能研と家庭教師を分けて見る
口コミや評判を見るときは、日能研の口コミと家庭教師サービスの口コミを分けて確認することが大切です。
日能研の口コミや体験談では、「テストが多い」「宿題やテスト直しが負担になる」「クラス変更が気になる」という声が見られる一方で、「先生に相談して勉強のやり方が固まった」「クラス変更で負担が軽くなった」という前向きな体験談もあります。
家庭教師の口コミでは、「質問しやすい」「苦手科目を見てもらえた」「宿題管理をサポートしてもらえた」という声が見られることがあります。一方で、「料金が高い」「先生との相性が合わなかった」という声もあります。
無料体験・無料相談で確認すること
無料体験や無料相談では、次の点を確認しておくと安心です。
- 日能研の教材に対応できるか
- 育成テストや公開模試の直しを見てもらえるか
- 苦手科目だけの受講ができるか
- 講師との相性を確認できるか
- 講師交代ができるか
- 料金プランが予算内か
- キャンペーンの有無
最新の料金やキャンペーンは時期によって変わることがあるため、公式サイトや無料相談で確認してください。
日能研との併用に合う家庭教師を比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。
まとめ|日能研についていけないときは、原因を分けて考えましょう
日能研についていけないと感じると、保護者としては不安になりますよね。
ただ、すぐに辞めるかどうかを決める前に、授業内容、宿題、育成テスト、公開模試、苦手科目、質問のしやすさ、お子さんの気持ちを分けて確認することが大切です。
日能研の授業やカリキュラムを活かせそうな場合は、家庭教師で苦手科目やテスト直しだけを補う方法も選択肢になります。
一方で、全科目で授業が合っていない場合や、塾に行くこと自体が大きな負担になっている場合は、クラスや学習量の見直し、転塾も含めて考えるとよいでしょう。
元教育プランナーとして600人以上のお子さんをサポートしてきた経験でも、塾をすぐに変えるのではなく、苦手科目や家庭学習の管理だけを補うことで、通塾を続けやすくなるケースはありました。
家庭での見直しだけでは難しい場合は、日能研との併用に合う家庭教師を比較してみるのも一つの方法です。
最後までお読みいただきありがとうございました。




