日能研の育成テストで点が取れない原因7つ|評価が低いときの勉強法

日能研の育成テストで点が取れないと、「授業についていけていないのでは?」「次はクラスが下がるかもしれない」と不安になりますよね。

しかし、育成テストの点数が低かったからといって、すぐに「日能研が合っていない」「中学受験は難しい」と判断する必要はありません。

大切なのは、点数そのものよりも、次のどこで学習が止まっているかを見つけることです。

  • 授業理解:授業で習った内容を理解できていない
  • 定着不足:授業では分かったが、自力で解ける状態になっていない
  • 本番での失点:家では解けるのに、時間配分やミスで点を落としている

元教育プランナーとして600人以上のお子さんをサポートしてきた経験でも、勉強時間を増やすだけでは成績が変わらず、「落とした問題の種類」と「家庭学習の順番」を変えたことで点数が安定したケースを何度も見てきました。

この記事では、育成テストの答案を使った5分診断、テスト後48時間の直し方、次の育成テストまでの家庭学習、家庭教師を検討する目安まで具体的に解説します。

目次

結論|育成テストで点が取れないときは勉強量より原因を分ける

育成テストの結果が悪かったときに、最初から宿題や勉強時間を増やす必要はありません。

まずは答案を見て、失点を次の3種類に分けてください。

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失点の種類答案に表れるサイン優先する対策
理解不足解説を読んでも分からない・白紙が多い授業内容や前の単元に戻る
定着不足解説を見れば分かるが、自力では解けない翌日に解説なしで解き直す
本番での失点家では解ける・計算ミス・時間切れが多い時間を測る・見直し方法を決める

この3つを区別せずに「もっと勉強しなさい」と言っても、原因と対策が合わないため、親子ともに疲れてしまいます。

育成テストは、できなかったことを責めるテストではなく、次に直す場所を見つけるテストと考えましょう。

まず5分で診断|答案のどこを見れば原因がわかる?

点数や評価を見たあと、次の順番で答案を確認してください。

①正答率が高い問題を落としていないか

最初に見るのは、難問ではなく、多くの受験生が正解している問題です。

正答率が高い問題を落としている場合、主な原因は次のどれかです。

  • 授業内容が定着していない
  • 問題文や条件を読み落としている
  • 計算・漢字・記号・単位のミス
  • 時間配分に失敗して手をつけられなかった

正答率が低い難問を1問取るよりも、取れるはずだった問題を2〜3問取り切る方が、点数と評価は安定しやすくなります。

②白紙と間違いを分ける

同じ不正解でも、白紙と、解答を書いて間違えた問題では原因が違います。

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答案の状態考えられる原因
最初から白紙解き方が分からない・時間が足りない
途中式まで書いている考え方は分かるが、計算や最後の処理で失点
答えだけ違う計算ミス・条件の見落とし・単位忘れ
後半だけ白紙前半に時間を使いすぎている可能性

白紙が多いときは、すべてを「理解不足」と決めつけず、問題用紙の書き込みや解いた順番も確認しましょう。

③前回も同じ種類の問題を落としていないか

1回の失点より注意したいのは、毎回同じ原因で失点している状態です。

  • 算数の文章題になると式を立てられない
  • 国語の記述が毎回白紙になる
  • 理科の計算問題だけ正答率が低い
  • 社会の資料問題で条件を読み落とす
  • 後半の問題までたどり着かない

同じ傾向が2〜3回続いているなら、一時的な点数の上下ではなく、勉強方法や前の単元を見直すサインです。

日能研の育成テストとは?公開模試との違いと家庭で見るポイント

日能研の育成テストは、正式には「学習力育成テスト」と呼ばれ、授業で学んだ内容がどれくらい定着しているかを確認するテストです。

日能研には、本科教室生を対象とした「学習力育成テスト」と、一般生も受験できる「全国公開模試」があります。どちらも成績を確認するテストですが、目的は異なります。

テスト目的家庭で見るポイント
学習力育成テスト授業で学んだ内容の定着を確認する授業理解、宿題、解き直し、基本問題の取りこぼし
全国公開模試広い範囲の中で現在の実力や位置を確認する苦手分野、時間配分、初見問題への対応、志望校に向けた課題

育成テストで点が取れない場合は、公開模試対策に広げる前に、授業内容・宿題・解き直しが家庭学習の中で回っているかを確認しましょう。まずは、育成テストで落とした基本問題を、自分の力で解ける状態にすることが優先です。

一方、育成テストでは点が取れるのに公開模試で点が取れない場合は、範囲の広さ、初見問題への対応、時間配分に課題がある可能性があります。

公開模試で点数が上がらない場合は、こちらの記事で成績表の見方や復習法を詳しく解説しています。

日能研の公開模試で点数が上がらない原因はこちら

育成テストの「評価」の仕組み|いくつなら大丈夫?目安を解説

育成テストの「評価」の仕組み|いくつなら大丈夫?目安を解説

育成テストの結果で、多くの保護者を悩ませるのが、点数と一緒に表示される10段階の「評価」です。

評価の仕組みを知らないまま数字だけを見ると、「評価5しかなかった」「前回より1つ下がった」と、必要以上に落ち込んでしまうことがあります。

しかし、評価はお子さんの能力を決める数字ではありません。大切なのは、評価から現在の課題を見つけ、次の学習内容を決めることです。

育成テストの評価は受験者の中での位置を表す

育成テストの国語・算数は、主に全員が取り組む「共通問題」と、クラスに応じた「基礎問題」または「応用問題」で構成されています。

評価は、テストの得点をもとに、受験者の中でどのあたりに位置しているかを10段階で示したものです。

  • 点数:何問正解できたかを表す
  • 評価:受験者の中での相対的な位置を表す

そのため、同じ100点を取った場合でも、平均点が高い回は評価が低くなり、平均点が低い回は評価が高くなることがあります。

なお、問題の構成や配点、評価の運用は、学年・科目・コース・地域などによって異なる場合があります。詳しい基準は、通っている日能研の教室で確認してください。

評価はいくつなら大丈夫?10段階の目安

評価ごとの大まかな受け止め方と、次に優先したい対策をまとめました。

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評価位置の目安受け止め方次にすること
8〜10上位層現在の範囲はよく定着しています取りこぼしを防ぎながら、応用問題や公開模試対策へ進む
6〜7平均よりやや上今の学習サイクルが機能しています正答率の高い問題のミスを減らし、評価7〜8を目指す
5平均前後悲観する必要はありません基本問題・計算・漢字など、取れる問題の失点を減らす
3〜4平均を下回る授業内容の定着や基本問題に課題がある可能性があります難問は後回しにして、基本問題と前の単元を復習する
1〜2基礎からの立て直しが必要今回の範囲以前の単元でつまずいている可能性があります家庭だけで抱え込まず、日能研の先生に相談する

知っておいてほしいのは、評価5〜6は平均圏であり、決して悪い成績ではないということです。

毎回評価8以上を取れるのは一部の上位層です。評価5だったからといって、すぐに「日能研についていけない」「クラスが下がる」と心配する必要はありません。

1回の評価より「同じ状態が続いているか」を見る

育成テストは、範囲や科目との相性によって評価が上下します。そのため、1回だけ評価が低かった場合は、すぐに学習方法を大きく変える必要はありません。

次のように、複数回の推移を見ながら判断しましょう。

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評価の状態判断の目安おすすめの対応
今回だけ評価が低い苦手単元やミスが重なった可能性答案を確認し、次回まで様子を見る
評価5〜6で安定している平均圏で学習できている正答率の高い問題の取りこぼしを減らす
評価4以下が2〜3回続く基本問題や前の単元に抜けがある可能性難問を減らし、基礎の復習を優先する
特定の科目だけ評価が低い科目・単元ごとの課題がある全科目を増やさず、苦手科目だけを補う
評価が急に下がった時間不足、疲労、宿題の遅れなども考えられる答案と家庭学習の両方を確認する

例えば、評価4以下が2〜3回続いた場合は、今回のテスト範囲だけでなく、前の単元の理解や宿題の進め方を確認する必要があります。

一方、評価5〜6を取れている場合は、難問を増やすより、正答率の高い問題を確実に取ることを優先したほうが評価は安定しやすくなります。

共通+基礎の点数は、まず満点の3分の2程度を目標にする

共通問題と基礎問題を受験している場合は、最初から満点を目指す必要はありません。

一つの目安として、まずは満点の3分の2程度を安定して取ることを目標にすると、家庭学習の優先順位を決めやすくなります。

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満点3分の2程度の目安優先すること
100点満点65〜70点前後基本問題の取りこぼしを減らす
150点満点100点前後共通問題と基礎問題を安定させる

ただし、この点数はあくまで家庭学習の目標を立てるための目安です。平均点や評価との関係は、テストの難易度によって変わります。

満点の3分の2程度を安定して取れるようになったら、現在のクラスや日能研の先生の判断を踏まえて、応用問題への取り組みやクラスアップを検討するとよいでしょう。

評価は「良い・悪い」ではなく次の勉強を決めるために使う

育成テストの評価は、お子さんを他の受験生と比べて落ち込むための数字ではありません。

次のように、評価によって取り組む内容を変えるために使いましょう。

  • 評価8以上:基本を維持しながら応用問題へ進む
  • 評価5〜7:取れる問題のミスと取りこぼしを減らす
  • 評価4以下が続く:難問を減らし、基礎と前の単元へ戻る

「評価がいくつだったか」だけで終わらせず、「次の育成テストまでに何を1つ改善するか」まで決めることが、評価を成績アップにつなげるポイントです。

日能研の育成テストで点が取れない7つの原因

日能研の育成テストで点が取れない7つの原因

原因1|授業を聞いて「分かったつもり」で終わっている

授業中に先生の説明を聞いて理解できても、自分一人で同じ問題を解けるとは限りません。

特に算数では、次の状態なら「理解」ではなく「分かったつもり」の可能性があります。

  • 解説を聞けば分かるが、自分では最初の式を立てられない
  • 数字や聞かれ方が変わると解けない
  • なぜその式になるのか説明できない
  • 図や表を書かず、頭の中だけで考えている

授業後は、ノートや解説を閉じて、例題を1問だけでも自力で解けるか確認しましょう。

原因2|宿題や「栄冠への道」を終わらせることが目的になっている

宿題を毎回提出しているのに育成テストの点数が取れない場合、宿題が「定着」ではなく「作業」になっていることがあります。

  • 分からないとすぐに答えを見る
  • 丸付けをして終わっている
  • 間違えた問題を翌日解いていない
  • 解説を写して「直し」にしている
  • テスト前に戻る問題が分からない

教材を何周したかより、一度間違えた問題を、解説なしで解けるようになったかを確認してください。

宿題が多くて復習まで回らない場合は、全部を同じように進めず、日能研の先生に優先問題を確認しましょう。

関連記事:日能研の宿題が終わらない原因と優先順位の決め方

原因3|正答率の低い難問に時間を使いすぎている

向上心があるお子さんほど、できなかった難問をすべて解けるようにしようとします。

しかし、難問に多くの時間を使った結果、計算・漢字・基本問題の復習が足りなくなっては本末転倒です。

まずは次の順番で直しましょう。

  1. 正答率が高いのに落とした問題
  2. 授業や宿題で扱った基本・標準問題
  3. 解説を読めば理解できる問題
  4. 正答率が低く、解説を読んでも難しい問題

4番目の問題は、現在のクラスや志望校によっては、いったん後回しにして構いません。

原因4|前の単元の理解が抜けたまま進んでいる

算数や理科では、今回の範囲だけを復習しても点数が上がらないことがあります。

例えば、割合があいまいなまま速さや比に進んだり、単位換算が不安定なまま理科の計算問題に取り組んだりすると、今の単元だけを何度解いても手が止まります。

解説を読んでも分からない問題が複数ある場合は、「今回の問題をもう一度」ではなく、どの単元まで戻れば理解できるかを日能研の先生に相談しましょう。

原因5|家では解けるのに本番で時間が足りない

家で解き直すと正解できるのに、育成テストでは点が取れない場合、理解力よりもテスト中の動き方に原因がある可能性があります。

  • 難しい問題で長時間止まる
  • 前半を慎重に解きすぎる
  • 後半に解ける問題が残っている
  • 見直し時間を取れていない

家庭学習でも、ときどき問題数を絞って時間を測り、「止まったら飛ばす」「最後に戻る」練習を取り入れてください。

原因6|テスト直しが遅い、または全部やろうとしている

育成テストが終わって数日たってから直そうとしても、本人がどこで迷ったのかを忘れてしまいます。

一方で、テスト当日に全問やり直そうとすると、親子ともに疲れてしまい、次の授業や宿題に影響します。

当日は原因の確認だけにして、本格的な解き直しは翌日に3〜5問程度から始める方が続けやすくなります。

原因7|学習量が多すぎて睡眠と集中力が落ちている

宿題・講習・追加教材をすべてこなそうとして、睡眠時間が短くなっている場合は注意が必要です。

勉強時間は長いのに点数が下がっている場合、努力不足ではなく、疲労で授業やテストに集中できていない可能性があります。

次の状態が続いているなら、勉強を追加する前に学習量を減らしてください。

  • 宿題が深夜まで終わらない
  • 授業中に眠そうにしている
  • 塾へ行く前になると強く嫌がる
  • 以前できていた計算や漢字のミスが増えた
  • 休日も疲れて勉強に取りかかれない

こちらの記事も参考にしてください

日能研の宿題が終わらない原因と対策はこちら

日能研で偏差値が上がらない原因と対策はこちら

日能研と家庭教師の併用を検討している方は、こちらの記事も参考にしてください。

日能研と併用におすすめの家庭教師6選はこちら

テスト後48時間でやること|育成テストの正しい直し方

テスト後48時間でやること|育成テストの正しい直し方

テスト当日|点数を責めず「できた問題」を確認する

テスト直後は、子ども自身も結果を気にしています。

最初の声かけは、「何点だったの?」「どうしてできなかったの?」ではなく、次のようにしてください。

「最後まで受けてきてお疲れさま。どの科目が一番できたと思う?」

当日は、本人が覚えているうちに「分からなかった」「時間が足りなかった」「ミスをした」の3つに分けるだけで十分です。

結果が出た日|間違いを3色に分ける

答案が返却されたら、すべての問題を解き直す前に、次のように分類します。

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分類問題の状態対応
ミス・読み間違い・時間切れ次回の見直しルールを決める
解説を読めば理解できる翌日に自力で解き直す
解説を読んでも分からない先生へ質問・前の単元に戻る

最初に直すのは、青と黄の問題です。赤の問題を親子で長時間考え続ける必要はありません。

翌日|3〜5問だけ解説を閉じて解き直す

解説を読んだ直後は、内容を覚えているため「できた」と錯覚しやすくなります。

翌日に解説を閉じて、正答率が高い問題や基本問題を3〜5問だけ解き直してください。

ここで自力で解ければ定着に近づいています。再び手が止まるなら、まだ理解や定着が不十分です。

次の授業まで|先生への質問を1〜2問に絞る

分からない問題を大量に持っていくと、質問しきれずに終わることがあります。

家庭では解決できず、今後の単元にも影響しそうな問題を1〜2問選び、問題番号と「どこまで分かったか」をメモして持たせましょう。

次の育成テストまでの勉強法|2週間の立て直しスケジュール

育成テストで点数を上げるには、テスト前日にまとめて勉強するより、授業後から短く復習する方が効果的です。

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時期取り組むこと
授業当日ノート・授業で扱った問題を10〜15分確認
授業翌日栄冠への道などを、答えを見ずに自力で解く
2〜4日後△・×をつけた問題だけ解き直す
テスト1週間前前半範囲の基本問題と苦手問題を確認
テスト2〜3日前正答率が高い問題、計算・漢字、理社の知識を復習
前日新しい難問には手を出さず、間違いだけを短時間確認

「栄冠への道」は問題演習の前に「思い起こし」から
家庭学習の核になる「栄冠への道」には、正しい使い方の順番があります。多くのご家庭が、いきなり問題演習のページから解き始めてしまいますが、栄冠は「授業の思い起こし」→「問題演習」の順で使う設計になっています。

思い起こしのページを飛ばすと、授業の記憶があいまいなまま問題に向かうことになり、「解けない→答えを見る→写す」という作業のループに入りがちです。逆に、思い起こしで授業を再現してから解くと、同じ演習量でも定着度が大きく変わります。時間がない週こそ、演習量を減らしてでもこの順番を守ってください。

使用教材やテストの間隔は、地域・学年・クラスによって異なります。教室から指定された教材と優先順位を基本にしてください。

重要なのは、毎日すべての科目を完璧に進めることではありません。授業で習う→自力で解く→間違いだけ戻るという流れを作ることです。

科目別|育成テストで点が取れないときの対策

科目別|育成テストで点が取れないときの対策

算数|答えより「最初の一手」を説明させる

算数では、解き方を暗記しているだけだと、数字や問い方が変わったときに対応できません。

解き直しでは、正解したかだけでなく、次の3点を確認します。

  • 何を求める問題か説明できるか
  • 最初に何を出すか説明できるか
  • 図・表・途中式を書いているか

計算ミスが多い場合は、「もっと慎重に」では改善しにくいため、途中式を1行ずつ書く、単位に丸をつけるなど、具体的な見直し動作を決めましょう。

国語|答えの根拠を本文から探す

国語は「文章を読んでも分からない」と考えがちですが、実際には設問の読み違いや、本文の根拠を確認せずに答えているケースがあります。

  • 誰の気持ちを聞かれているか
  • 理由・内容・様子のどれを答えるのか
  • 本文のどこを根拠にしたか
  • 記述の文末が質問に合っているか

記述を最初から完璧に書かせるより、本文から使う言葉を2〜3個探す練習から始めると取り組みやすくなります。

理科|暗記不足と計算・実験問題を分ける

理科は、用語を覚えていない問題と、知識はあるのに計算や図表で失点した問題を分けてください。

暗記問題は短時間で繰り返し、計算や実験問題は「なぜその結果になるか」を図や言葉で説明できるか確認しましょう。

社会|単語だけでなく場所・時代・因果関係をつなげる

社会で知識問題は解けるのに資料問題を落とす場合、単語を単独で覚えている可能性があります。

地理なら地図、歴史なら前後の出来事、公民なら制度の目的とセットで確認しましょう。

学年別|育成テストの点数が低いときに優先すること

学年別|育成テストの点数が低いときに優先すること

小4|点数より学習サイクルを作る

小4は、日能研の授業・宿題・テストの流れに慣れる時期です。

育成テストで点が取れなくても、いきなり応用問題を増やす必要はありません。

  • 宿題に△・×をつける
  • 間違えた問題を翌日に1回解く
  • 計算と漢字を短時間でも毎日続ける
  • テスト前に戻る問題を決める

まずは、この4つを習慣にすることを優先してください。

小5|苦手科目と積み残しを絞る

小5になると学習内容が難しくなり、科目差が広がりやすくなります。

「算数が苦手」と大きくまとめるのではなく、割合・速さ・図形・計算・条件整理など、どこで止まっているかを細かく確認しましょう。

全科目を増やすより、最も点数を落としている1科目または1単元に絞った方が立て直しやすくなります。

小6|育成テストを完璧に直そうとしない

小6は、授業・育成テスト・公開模試・志望校対策が重なり、すべてを完璧に進めることが難しくなります。

育成テストの直しは、次の問題を優先してください。

  • 正答率が高い問題
  • 志望校で必要な単元
  • 公開模試や過去問でも繰り返し落としている問題
  • 短時間で直せるミス

正答率の低い難問を追いすぎて、睡眠や次の授業を犠牲にしないようにしましょう。

日能研についていけないと感じている場合は、こちらの記事で原因と対策を詳しく解説しています。

日能研についていけない原因と対策はこちら

育成テストの評価が低いとクラス落ちする?

一度の育成テストで評価が低かったからといって、それだけで「クラスが下がる」「日能研を辞めるべき」と判断する必要はありません。

クラスや席順の扱いは校舎・地域・コースによって異なるため、正確な基準は通っている教室に確認してください。

家庭では、1回の点数よりも次の変化を見ます。

  • 3回程度のテストで同じ科目が下がっている
  • 正答率が高い問題の失点が減っているか
  • 白紙や時間切れが減っているか
  • 授業や宿題を自力で進められるようになっているか

評価がすぐに上がらなくても、失点内容が改善していれば、学習は前に進んでいます。

育成テストや公開模試の結果からクラス落ちが不安な方は、こちらの記事も参考にしてください。

日能研でクラス落ちしたときの原因と対策はこちら

日能研を続ける・クラス変更・家庭教師を検討する判断基準

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現在の状態おすすめの対応
一度だけ点数が低かった答案を分析して次回まで様子を見る
宿題はでき、授業も理解できている時間配分とミス対策を行う
一部の科目・単元だけ苦しい日能研を続けながら、その部分だけ補う
授業内容の大半が理解できない日能研の先生にクラスや学習量を相談する
宿題とテスト直しが毎回回らない課題の優先順位を決めてもらう
親子で教えると毎回けんかになる個別指導・家庭教師など第三者を検討する
睡眠不足や強い登塾拒否が続く成績より先に学習環境全体を見直す

家庭教師を利用する場合も、日能研の内容を最初からすべて教えてもらう必要はありません。

次のように役割を絞ると、費用と負担を抑えやすくなります。

  • 算数の苦手単元だけを教えてもらう
  • 育成テストの答案から直す問題を選んでもらう
  • 宿題の優先順位と1週間の計画を作ってもらう
  • 日能研で質問できなかった問題を聞く

日能研との併用に合う家庭教師を比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。

日能研と併用におすすめの家庭教師6選|中学受験対策を比較

実際に日能研の育成テスト対策を家庭教師で補った事例

実際に日能研の育成テスト対策を家庭教師で補った事例

ここでは、私が教育プランナーとして関わった中学受験の事例をもとに、日能研と家庭教師を併用したケースを紹介します。

もちろん、家庭教師を併用すれば必ず成績が上がる、必ず合格できるというわけではありません。ただ、日能研の学習を続けながら、足りない部分だけを1対1で補うことで、学習の優先順位を整理しやすくなるケースはあります。

育成テスト対策や宿題管理を家庭教師で補った事例

小学5年生の途中から家庭教師のトライに入会し、その後日能研と併用しながら中学受験を進めたRさんの事例があります。

このご家庭では、日能研の学習を活かしながら、家庭教師では育成テスト対策や算数の文章題、国語の宿題管理などをサポートしていきました。

特に大切だったのは、宿題をただこなすのではなく、どの科目を優先するか、どの問題を解き直すかを整理したことです。

日能研の育成テストで点が取れない場合でも、全科目が苦しいのではなく、算数や国語など特定の科目、またはテスト直しの方法だけが課題になっているケースもあります。

日能研のフォローで関西大倉中に合格した事例はこちら

公開模試や志望校対策まで家庭教師で支えた事例

別の事例では、日能研の最上位クラスに在籍していたものの、途中から成績が伸び悩み、家庭教師のトライで算数・国語をサポートしたHくんがいました。

このご家庭では、日能研の公開模試や志望校別特訓の状況を見ながら、家庭教師でケアレスミスや漢字、苦手単元の確認を進めました。

育成テストや公開模試で点が取れないときも、塾をすぐに変えるのではなく、日能研のカリキュラムを活かしながら、家庭教師で足りない部分を補う形を取りました。

日能研と家庭教師のトライを併用して開明中・東山中などに合格した事例はこちら

日能研の育成テストで点が取れないときのよくある質問

育成テストで平均点を下回ったら心配ですか?

一度平均点を下回っただけで、すぐに心配する必要はありません。

平均点との差よりも、正答率が高い問題を落としていないか、白紙が多いか、前回と同じ原因で失点していないかを確認してください。

育成テストの評価はいくつを目指せばよいですか?

評価は10段階の相対評価で、5〜6がほぼ平均圏です。まず「4以下が続かないこと」を最低ライン、「安定して6以上」を当面の目標にするのが現実的です。上位クラス(応用受験)を目指す場合は7以上が一つの目安になります。

ただし評価は受験者全体との比較で決まるため、他の子との比較よりも、前回より正答率が高い問題の取りこぼしが減っているかを重視してください。くわしくは本記事の「評価の仕組み」の章をご覧ください。

育成テストの直しは全部やるべきですか?

全部を同じように直す必要はありません。

正答率が高い問題、基本問題、解説を読めば理解できる問題を優先し、正答率が低く現在のクラスでは難しい問題は後回しにしましょう。

育成テスト前日に何をすればよいですか?

新しい問題や難問を増やすのではなく、宿題で△・×をつけた問題、計算と漢字、理科・社会の間違えた知識を短時間で確認しましょう。

育成テストは取れるのに公開模試で点が取れません

育成テストでは点が取れるのに公開模試で点が取れない場合、解き方を覚えているだけで初見問題に対応できていない、広い範囲の復習が不足している、時間配分に課題がある可能性があります。

関連記事:日能研の公開模試で点数が上がらない原因はこちら

成績で席順が変わるので、子どもが落ち込んでいます

日能研にはテストの成績順に席が決まる教室が多く、席が下がったことで自信を失うお子さんは少なくありません。まず、席順は「今の定着度の表示」であって「頭の良さの順位」ではないことを言葉にして伝えてください。

そのうえで、「次のテストで席を◯つ上げる」ではなく、「正答率の高い問題のミスを1問減らす」という自分でコントロールできる目標に置き換えてあげると、席順への恐怖が行動に変わります。席順が原因で登塾を強く嫌がる状態が続く場合は、教室の先生に相談しましょう。競争環境が合わない子には、マンツーマンで自分のペースを取り戻す選択肢もあります。

育成テストで点が取れないなら日能研を辞めるべきですか?

育成テストの点数だけを理由に、すぐに辞める必要はありません。

まずは授業理解、宿題、テスト直し、苦手科目、時間配分のどこに原因があるかを確認してください。

ただし、授業の大半を理解できない、睡眠時間を削っても宿題が終わらない、塾へ行くこと自体を強く嫌がる状態が続く場合は、日能研の先生に相談し、クラス変更や学習環境の見直しを検討しましょう。

まとめ|育成テストは点数より「次に直す1つ」を決める

日能研の育成テストで点が取れないときは、勉強時間を増やす前に、答案から原因を確認してください。

  • 評価5〜6は平均圏。数字に振り回されず「次に直す場所」を見つける道具にする
  • 正答率が高い問題の取りこぼしを最優先で直す
  • 白紙・理解不足・ミス・時間切れを分ける
  • テスト当日は分析、翌日は3〜5問を解き直す
  • 宿題を増やすより、△・×の問題に戻る
  • 一度の点数や評価だけで退塾を判断しない

全部を一度に改善しようとする必要はありません。

「次の育成テストまでに、正答率が高い問題のミスを1問減らす」など、お子さんが達成できる目標を1つ決めることから始めましょう。

日能研との併用に合う家庭教師を比較したい方は、以下の記事で料金やサポート内容を確認してみてください。

日能研と併用におすすめの家庭教師6選|中学受験対策を比較

最後までお読みいただきありがとうございました。

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