日能研に通っているのに、「宿題はしているのに偏差値が上がらない」「育成テストは悪くないのに公開模試で伸びない」と悩んでいませんか。
結論からいうと、日能研で偏差値が上がらないときは、勉強時間を増やす前に、育成テスト・公開模試・宿題・苦手単元のどこで止まっているかを整理することが大切です。
この記事では、日能研で偏差値が上がらない原因、学年別の立て直し方、クラス落ちが不安なときの考え方、家庭だけで難しい場合の選択肢まで、元教育プランナーとして600人以上のお子さんを見てきた経験をもとに解説します。
この記事の結論|日能研で偏差値が上がらないときは失点原因の整理が先です
日能研で偏差値が上がらないときは、「勉強不足」と決めつける前に、まず失点原因を整理しましょう。
特に多いのは、次のようなケースです。
- 育成テストの解き直しが不十分
- 公開模試で正答率が高い問題を落としている
- 宿題を終わらせるだけになっている
- 算数など苦手科目だけが大きく足を引っ張っている
- 小5以降、学習量と難易度が上がって復習が追いつかない
- 親子げんかが増えて家庭学習が回らない
偏差値を上げたいときほど難問演習を増やしたくなりますが、まずは「取れるはずの問題を落とさないこと」が大切です。
育成テストで点数が取れない場合は、こちらの記事も参考にしてください。
日能研で偏差値が上がらない主な原因

原因① 育成テストの復習が公開模試につながっていない
日能研では、育成テストで授業内容の理解度を確認し、公開模試で定着した学力を試す流れがあります。
育成テストでは点が取れていても、公開模試で偏差値が上がらない場合は、短期記憶で解いているだけで、実力として定着していない可能性があります。
間違えた問題は、答えを見て終わりにせず、「なぜ間違えたのか」「同じ単元の類題を解けるか」まで確認しましょう。
原因② 公開模試で正答率が高い問題を落としている
偏差値が上がらないときは、難問が解けないことよりも、正答率が高い問題を落としていることが原因になっている場合があります。
算数なら計算・小問集合・基本問題、国語なら漢字・語句・本文の根拠確認、理社なら基本知識の抜けを確認しましょう。
まずは「みんなが取れている問題」を安定して取れるようにすることが、偏差値アップにつながりやすいです。
原因③ 宿題を終わらせるだけになっている
宿題を毎回やっているのに偏差値が上がらない場合は、宿題の量ではなく、取り組み方を見直す必要があります。
答え合わせだけで終わっている、間違えた問題を解き直していない、解説を読んだだけで理解したつもりになっている場合は注意が必要です。
宿題が多くて回らない場合は、こちらの記事で優先順位の考え方を詳しく解説しています。
原因④ 算数など苦手科目だけが足を引っ張っている
全科目が悪いわけではなく、算数だけ、国語だけなど、特定の科目が大きく偏差値を下げているケースもあります。
特に算数は、前の単元があいまいなまま進むと、その後の単元でもつまずきやすくなります。
算数だけ大きく遅れている場合は、今の宿題をこなすだけでなく、割合・比・速さ・図形など、つまずいている単元まで戻って確認しましょう。
原因⑤ 親子げんかで家庭学習が回らない
偏差値が上がらないと、保護者も焦ってしまいます。
ただ、「早くやりなさい」「また点数が悪かったの?」という声かけが増えると、お子さんが勉強をつらく感じやすくなります。
元教育プランナーとして見てきた中でも、成績そのものより先に、親子関係が苦しくなって学習が回らなくなるご家庭は少なくありませんでした。
偏差値を上げるためにも、まずは家庭学習を続けられる状態に整えることが大切です。
育成テストと公開模試で見るべきポイント
日能研で偏差値を上げたいときは、育成テストと公開模試を別々に見るのではなく、つながりを確認しましょう。
| テスト | 見るポイント |
|---|---|
| 育成テスト | 授業内容を理解できているか、基本問題を落としていないか |
| 公開模試 | 範囲が広い中で、定着した知識を使えているか |
| 共通して見ること | 同じ単元・同じミスを繰り返していないか |
育成テストでできなかった問題は、そのままにすると公開模試でも失点につながりやすいです。
一方で、公開模試は範囲が広いため、1回の偏差値だけで落ち込みすぎる必要はありません。大切なのは、どの単元を次に直すかを決めることです。
学年別|日能研で偏差値が上がらないときの立て直し方

小4は学習習慣と基本問題を優先する
小4は、偏差値だけを追いすぎるより、授業・宿題・育成テストのサイクルを整えることが大切です。
まずは、算数の計算・文章題、国語の漢字・読解など、基本問題を落とさない状態を目指しましょう。
小4の段階で復習習慣を作れると、小5以降の学習量が増えたときに対応しやすくなります。
小5は算数の苦手単元を放置しない
小5は、学習内容が一気に難しくなり、偏差値が伸び悩みやすい時期です。
特に算数では、割合・比・速さ・図形などで差がつきやすくなります。ここをあいまいにしたまま進むと、公開模試で点数が安定しにくくなります。
小5で偏差値が上がらない場合は、新しい問題を増やすより、日能研のテキストや宿題で間違えた問題に戻ることを優先しましょう。
小6は志望校対策とのズレを確認する
小6は、偏差値だけでなく、志望校に必要な力がついているかを見ることが大切です。
たとえば、記述が多い学校を受けるのに記述対策が不足している、算数が難しい学校なのに頻出単元の復習が足りない、という場合は優先順位を見直しましょう。
公開模試の偏差値だけを追いすぎて、過去問や志望校対策が後回しになっていないかも確認が必要です。
日能研で偏差値を上げるために家庭でできる4つの対策

対策① 正答率が高い問題から直す
テスト後は、難問よりも正答率が高い問題を優先して見直しましょう。
ここを落としている場合、偏差値に影響しやすいからです。
対策② 間違いを3つに分ける
間違えた問題は、次の3つに分けると復習しやすくなります。
- 解けるはずだった問題:計算ミス、読み間違い、漢字ミス
- 少し復習すれば解ける問題:解説を見れば理解できる問題
- 今は追いすぎない問題:正答率が低い難問
すべてを同じように直そうとすると時間が足りなくなります。まずは次回取れる問題を増やしましょう。
対策③ 宿題の優先順位を決める
宿題が多いときは、すべてを同じ重さで進めないことが大切です。
授業で理解不足だった問題、育成テストに直結する基本問題、苦手単元の復習を優先しましょう。
対策④ 先生に相談する内容をメモする
日能研の先生に相談するときは、「偏差値が上がりません」だけでなく、具体的に聞くと対策が見えやすくなります。
- 今優先すべき宿題
- 育成テストで直すべき問題
- 公開模試で見直す単元
- 家庭でどこまで見るべきか
偏差値が上がらずクラス落ちが不安なときの考え方
偏差値が上がらないと、クラス落ちが不安になるご家庭も多いです。
ただし、クラスが下がること自体が悪いわけではありません。今の理解度に合ったクラスで基礎を固め直した方が、結果的に伸びやすい場合もあります。
クラス落ちが不安な方は、こちらの記事も参考にしてください。
日能研に合わないのか迷ったときの判断基準
偏差値が上がらない状態が続くと、「日能研が合っていないのでは」と感じることもあります。
ただし、苦手科目だけが原因なら、日能研を続けながら個別に補強する方法もあります。
一方で、全科目で授業についていけない、宿題量が大きなストレスになっている、塾に行くこと自体がつらい場合は、学習環境の見直しも必要です。
日能研の学習スタイルが合うか確認したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
授業についていけない不安がある場合は、こちらも参考になります。
家庭だけで偏差値アップ対策が難しいときは家庭教師併用も選択肢

偏差値が上がらない原因を家庭だけで整理するのが難しい場合は、家庭教師や個別指導で足りない部分だけを補う方法もあります。
特に、次のような場合は家庭だけで抱え込みすぎている可能性があります。
- 算数や国語など、苦手科目の解き直しを保護者が見きれない
- 宿題の優先順位がわからない
- 育成テストや公開模試の直しが毎回たまる
- 親子げんかが増えている
家庭教師を併用する場合は、全科目をお願いするよりも、算数の苦手単元、国語の読解・記述、宿題の整理、育成テスト・公開模試の解き直しなど、目的を絞ると取り入れやすいです。
日能研と家庭教師の併用を検討する場合は、日能研のカリキュラムやテストに対応できる家庭教師を比較して選ぶことが大切です。
FAQ|日能研で偏差値が上がらないときによくある質問
日能研で偏差値が上がらないのはよくあることですか?
学習内容が難しくなる小5以降は、偏差値が伸び悩むことがあります。まずは、どの科目・単元で失点しているかを確認しましょう。
育成テストは取れるのに公開模試で偏差値が上がりません
短期的には理解できていても、広い範囲になると定着していない可能性があります。育成テストの直しを公開模試につなげることが大切です。
偏差値が下がったらクラス落ちしますか?
クラス替えの基準や運用は校舎によって異なります。1回の結果だけで判断しすぎず、通っている校舎で確認しましょう。
算数だけ偏差値が上がらない場合はどうすればよいですか?
今の単元だけでなく、前の単元に戻る必要がある場合があります。割合・比・速さ・図形など、どこで止まっているかを整理しましょう。
家庭教師を併用すれば偏差値は上がりますか?
必ず上がるとは言えませんが、苦手科目の整理やテスト直しの習慣づけには役立つ場合があります。無料相談などで日能研の教材やテストに対応できるか確認しておくと安心です。
まとめ|日能研で偏差値が上がらないときは原因を分けて立て直そう
日能研で偏差値が上がらないときは、勉強時間だけを増やすのではなく、原因を分けて考えることが大切です。
育成テスト、公開模試、宿題、苦手科目、家庭学習のどこで止まっているのかを整理すれば、次にやるべきことが見えやすくなります。
家庭だけで対策が難しい場合は、日能研を続けながら家庭教師や個別サポートを併用する方法もあります。お子さんに合った学習環境で、無理なく力を積み上げていきましょう。
日能研と家庭教師の併用を検討する場合は、日能研のカリキュラムやテストに対応できる家庭教師を比較して選ぶことが大切です。
最後までお読みいただきありがとうございました。




