「家庭教師を考えているけど、対面とオンラインどっちがいいの？」
そんなふうに悩んでいませんか？
最近ではオンライン家庭教師のサービスも充実しており、選択肢が広がる一方で、どちらを選べばよいか迷ってしまうご家庭も少なくありません。
実は、対面とオンラインのどちらが“絶対に良い”ということはなく、お子さんの性格や学習状況によって向き不向きがあります。
この記事では、対面とオンライン家庭教師の違いやメリット・デメリット、向いている生徒のタイプを徹底的に比較しています。
家庭教師のトライの教育プランナーとして、600人以上のお子さんをサポートした経験をもとに、選び方のポイントまでくわしく解説します。
家庭教師は対面とオンラインどっちがいい？結論を先に紹介
家庭教師は対面とオンラインどっちがいいの結論から先に紹介します。
結論：子どもの性格・学習環境に合わせて選ぶのが正解
結論から言うと、「対面が良い」「オンラインが良い」と一概には言えません。
なぜなら、家庭教師の効果は、指導方法そのものよりも「お子さんに合っているかどうか」が大きく影響するからです。
家庭のネット環境や生活リズム、保護者のサポート体制なども、どちらが向いているかを左右する重要なポイントです。
このあと、対面とオンラインの違いやそれぞれのメリット・デメリットをくわしく解説していくので、ぜひ「うちの子にはどっちが合うかな？」とイメージしながら読み進めてみてください。
それぞれの特徴を比較して、自分に合った方を選ぼう
家庭教師には「対面」と「オンライン」の2つのスタイルがありますが、それぞれに特徴があり、向き・不向きがあります。
家庭教師が自宅に来て直接教えてくれるため、手元を見ながら丁寧に指導してもらえるのが魅力です。対面ということもあり、集中しやす教師生との信頼関係も築きやすいので、特に勉強が苦手な子に向いています。
パソコンやタブレットを使ってリモートで指導を受けるスタイル。移動の必要がなく、全国から相性の良い教師を選べるのが大きなメリットです。ある程度自分で学習を進められる子におすすめです。
対面家庭教師のメリット・デメリットを紹介
まずは、対面家庭教師のメリットデメリットを解説していきます。
対面家庭教師のデメリットは4点
対面家庭教師のデメリットを点です。くわしく解説していきます。
デメリット①オンラインよりも料金が高め
体面の家庭教師の料金は、オンラインに比べて料金が高めです。
なぜなら、都市部では指導経験豊富な講師の競争が激しく、時給が高めに設定されることがあります。
また、自宅まで来てもらうため、指導料とは別に教師の交通も支払わないといけない場合があります。
デメリット②教師の対応エリアが限られる
特に地方や郊外に住んでいる場合、そもそも近隣に登録教師が少なく、希望の教科・性別・指導経験などの条件に合う教師が見つかりにくいこともあります。
その結果、やや妥協して教師を選ばざるを得なかったり、希望の時間帯に予約が取りづらいといったことも起こる可能性があります。
このように、住んでいる場所や教師の移動範囲によって選択肢が制限される点は、オンライン指導と比べて不利になりやすい部分です。
デメリット③感染症対策の心配
風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスなど、季節によっては体調管理に気を遣う場面も多く、マスク着用や換気といった対応を求められることがあります。
デメリット④同性の教師を希望する家庭も多い
対面の家庭教師は、教師と生徒が1対1で同じ空間にいるため、特に女の子のお子さんを持つ家庭では「男性教師との対面指導」に不安を感じる方もいます。
思春期にさしかかる年齢では、異性の先生に抵抗を持つ子も少なくありませんし、保護者としても目の届かない場所での密室指導に慎重になるのは自然なことです。
こうした背景から、「女性の先生を希望したい」というニーズは多くありますが、地域やタイミングによっては希望通りの教師が見つからない場合もあります。
特に女性教師は数が限られている傾向があるため、教師選びに時間がかかる可能性もあります。
オンライン指導であれば、全国から女性教師を探すことができるため、「同性の先生を希望したい」という家庭には選択肢が広がるというメリットがあります。
対面家庭教師のメリットは4点
対面家庭教師のメリットは4点です。くわしく解説していきます。
メリット①対面だから集中しやすい
対面だと先生の目の前で授業を受けるため、「見られている」という意識が働き、自然と集中しやすくなるという効果があります。
オンラインに比べて周囲の誘惑も少なく、緊張感を持って取り組める子も多いです。
メリット②質問しやすい
画面越しだと「タイミングがつかみにくい」「声が届いているか不安」と感じる子もいます。
対面なら先生がすぐそばにいるので、ちょっとした疑問でも気軽に口に出しやすく、リアルタイムでスムーズにやり取りできます。
メリット③直接指導で板書やノート指導も可能
生徒の様子を講師が細かく把握しやすく、きめ細かいサポートが可能です。
ノートの取り方や手元の動き、集中度などを見ながら柔軟に対応してくれるのがメリットです。
メリット④保護者が教師と直接話しやすい
授業の前後に進捗状況を聞いたり、家庭での学習の様子を伝えたりと、情報共有がスムーズにできます。
特に小学生や勉強に不安があるお子さんの場合は、保護者と講師が連携しやすい環境が整っていることが、学習効果にも良い影響を与えることが多いです。
オンライン家庭教師のメリット・デメリットを紹介
次に、オンライン家庭教師のメリットデメリットを解説していきます。
オンライン家庭教師のデメリットは4点
オンライン家庭教師のデメリットは4点です。くわしく解説していきます。
デメリット①ネット環境が必要
オンライン指導を受けるには、ある程度安定したインターネット環境が必要です。
特にビデオ通話を使ってリアルタイムでやり取りするため、Wi-Fiの接続が不安定だったり、通信速度が遅かったりすると、映像が止まったり音声が途切れたりして、授業に集中できなくなる可能性があります。
また、タブレットやパソコンなどの端末も必要となるため、家庭によっては機器を準備するコストや、環境を整える手間が発生することもあります。
デメリット②通信トラブルの懸念
オンライン指導では、講師・生徒どちらかの回線トラブルによって授業が中断される可能性があります。
例えば突然の回線切断や音声不良、アプリの不具合など、想定外のトラブルが起きると、その日の授業がうまく進まなかったり、振替対応が必要になったりすることもあるかもしれません。
特に重要な単元の指導中や、試験前の大切な時期などは、こうした通信トラブルが学習の妨げになるケースもあるため、万が一に備えて「授業が止まった場合の対応ルール」が整っているサービスを選ぶことも大切です。
デメリット③画面越しで集中できない子もいる
オンライン指導は便利な一方で、画面越しだと集中力を保ちにくい子もいるのが実情です。
特に小学生の低学年や、もともと勉強へのモチベーションが低いお子さんの場合、周囲に誘惑が多い自宅環境では、気が散ってしまうことがあります。
また、教師がすぐそばにいないため、「見られている感覚」が弱く、ついダラダラしてしまう子もいます。お菓子を食べながら授業を受ける子もいたという話をきいたことがありました。
対面と比べると緊張感が薄れやすく、声かけや指示が届きにくい場面もあるため、保護者のサポートが必要になることもあります。
デメリット④ノート指導や板書のやりとりがしづらい場合もある
オンライン家庭教師では、画面を通じて指導を行うため、対面のように講師が手元を見ながら「字の書き方」「ノートの使い方」を細かくチェックするのが難しい場合があります。
例えば、算数の途中式や漢字の書き順などをノートに書かせて、それをすぐに講師が見て修正・アドバイスする…といった指導は、オンラインだとスムーズにいかないことがあります。
特に小学生のうちは、「ノートのとり方」そのものを教えることも重要なので、そうした指導が必要な時期には対面の方が適しているケースもあるでしょう。
最近では、手元カメラを使って生徒のノートをリアルタイムで映したり、ホワイトボード機能を使って板書を共有するなどの工夫をしているオンライン家庭教師サービスもありますが、それでも細かい文字のクセやノートの使い方までは把握しきれないこともあります。
オンラインであってもノート指導を重視したい場合は、カメラやツールの対応状況、講師の指導スタイルを事前に確認しておくことが大切です。
オンライン家庭教師のメリットは5点
オンライン家庭教師のメリットは5点です。くわしく解説していきます。
メリット①対面よりも料金が安い
オンライン家庭教師は、対面指導に比べて授業料が安く設定されているケースが多いです。
教師が生徒の自宅まで移動する必要がないため、その分の拘束時間が短く、効率的に指導できることで人件費が抑えられるのが主な理由です。
また、自宅までかかる交通費も教師に支払わないといけない場合は、指導料と別に料金がかかります。
メリット②全国から教師を選べる
オンライン指導の最大の魅力のひとつは、地元に限らず、全国の家庭教師から自分に合った講師を選べることです。
対面では「近くに住んでいる先生」から選ぶ必要がありますが、オンラインなら地理的な制約がないため、「得意な教科」「性格の相性」「実績」など、希望条件に合う講師を探しやすくなります。
特に、地方や郊外に住んでいるご家庭にとっては大きなメリットです。
メリット③対面が苦手な子でもリラックスして学べる
対面での授業に緊張してしまうお子さんにとっては、オンライン指導の方が安心して学習に取り組めることがあります。
特に人見知りしやすいタイプの子や、初対面の大人と話すのが苦手な子にとっては、1対1の対面授業はプレッシャーを感じやすいものです。
その点、オンラインなら自宅の慣れた環境で、適度な距離感を保ちながら学習できるため、リラックスした状態で授業を受けやすくなります。
緊張がほぐれることで、質問しやすくなったり、自分の考えを言葉にしやすくなったりするケースも多く、メンタル面の負担が軽いことが学習効率アップにもつながります。
メリット④感染症や部屋の環境を気にしなくていい
対面指導では、教師が自宅に訪問するため、風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスなどの感染症への配慮が必要になる場合があります。
しかし、オンラインであれば直接の接触がないため、体調や感染リスクを気にせずに授業を受けられます。
また、教師を自宅に迎えるにあたって「部屋を片づけなきゃ…」と気をつかう必要もないため、精神的なハードルが低く、親子ともにリラックスして学習に集中できるという利点もあります。
メリット⑤教師の性別を気にしなくていい
オンライン指導では、教師と生徒が直接同じ空間で過ごすわけではないため、異性の教師に対する抵抗感が比較的少なくなる傾向があります。
特に女の子の場合、対面で男性教師を自宅に呼ぶことに不安を感じるご家庭もあるでしょう。
画面越しでのやりとりであれば保護者の目の届く範囲で安心して指導を受けることができるため、性別にとらわれずに教師選びがしやすくなります。
対面とオンライン・家庭教師の効果に違いはある？
これは多くの保護者の方が気になるポイントですが、結論から言うと、指導の質や教師との相性が合っていれば、どちらでも十分な学習効果は期待できます。
実際、最近ではオンラインでもホワイトボード機能や手元カメラを活用した丁寧な指導が普及しており、通信環境が整っていれば、対面と同等のサポートが可能になっています。
ただし、生徒によっては、対面の方が集中しやすかったり、逆にオンラインの方がリラックスして学習に取り組めたりと、効果の出方に違いがあることも事実です。
また、ノート指導や図の書き方など、紙とペンでの細かい指導が必要な場合は、対面の方がスムーズに進むことがあります。
最も大切なのは、「お子さんがストレスなく学べる環境」であること。
どちらの形式でも、教師の指導力と生徒のやる気がかみ合えば、しっかりと成果につながっていきます。
こんな生徒には対面がおすすめ！向いているタイプ
家庭教師の対面指導が向いている生徒は以下の3点です。
①集中力が切れやすい生徒
集中力が切れやすい生徒が対面指導をおすすめ数理由は４つあります。
理由１．講師の「目」があることで緊張感が生まれる
対面では講師がすぐそばにいるため、「見られている」という意識が自然と働きます。
この適度な緊張感が、気持ちの引き締めにつながり、途中で気が散ってしまうのを防ぐ効果があります。
理由２．その場で集中を切らさない声かけやフォローができる
生徒の様子や細かい表情を教師がリアルタイムで観察できるため、「ぼーっとしているな」「集中力が落ちてきたな」と感じたタイミングで、声をかけたり、軽く休憩を入れたりと臨機応変な対応が可能です。
オンラインでは画面越しのため、こうした細かい反応に気づきにくい場合もあります。
理由３．視覚的・物理的な環境で集中しやすい
対面指導では、机に教材を広げて、教師と向き合って授業が始まることで、「今から勉強する時間だ」と自然に気持ちが切り替わりやすくなります。
自宅の中でも、授業を受けるための環境がきちんと整えられることで、ゲームやテレビなどの誘惑から意識を切り離し、集中しやすくなるというメリットがあります。
理由４．オンラインに比べて中断される要素が少ない
オンラインでは、通知音・通信トラブル・マイクやカメラの不具合など、集中を妨げる要素がどうしても出てきますが、対面ではそれらの心配が少なく、物理的な遮断環境の中で安定して学習を進められます。
②講師との信頼関係を重視する生徒
「信頼できる先生じゃないと頑張れない」「安心できる相手に教わりたい」と感じるタイプの生徒は、講師との人間的なつながりや空気感を大事にする傾向があります。たとえば、以下のようなお子さんが当てはまります。
１．人見知り・慎重な性格の子
初対面の相手に心を開くのに時間がかかるタイプ。
実際に顔を合わせて会話し、少しずつ距離を縮めながら信頼関係を築いていくスタイルが合っています。
２．先生との雑談やちょっとした会話がモチベーションになる子
「この先生は自分のことをわかってくれてる」という安心感があると、やる気を出せるタイプ。対面だと空気感や表情、ちょっとした会話が自然に生まれやすいです。
３．自分の気持ちを察してもらいたいタイプ
困っていても自分から質問しづらい、けれど先生が気づいて声をかけてくれると安心する。そんな生徒には、対面の「微妙な表情の変化に気づいてくれる指導」が合っています。
４．勉強に苦手意識が強く、自信をなくしている子
ミスを責めず、寄り添って励ましてくれる教師との信頼関係が、学習への一歩を踏み出す大きな支えになります。対面なら、細かい感情の変化も教師がキャッチしやすく、適切な声かけやサポートが可能です。
③ノートの取り方・書き方も見てもらいたい生徒
「ノート指導」を受けたい生徒が対面指導が向いている理由は3つあります。
理由１．手元をリアルタイムで確認できる
対面指導では、講師が生徒のノートや手元を直接見ながら指導できるため、
- 字の丁寧さ
- 漢字のバランス
- 算数の途中式の書き方
- ノートのレイアウトやまとめ方
など、細かい部分までその場でアドバイスすることができます。
理由２．すぐに添削・書き直しの指示ができる
間違った書き方をしている場合、対面なら書いているその瞬間に「ここはこう直そう」「もう少し大きく書こうか」といった声かけをすぐに受けられるのも、対面ならではの良さです。
これは、特に学習の基礎を固めたい小学生にとってはとても効果的です。
理由３．ノートの使い方の習慣が身につきやすい
対面では、教師がページの使い方や色分け、見出しの付け方なども直接指導できるので、「あとで見返しやすいノートを作る」習慣を育てやすいです。
オンラインだとこれらの細かな点までは見落とされやすく、どうしても口頭説明中心になりがちです。
こんな生徒にはオンラインがおすすめ！向いているタイプ
家庭教師のオンライン授業が向いている生徒は以下の4点です。
①教師の選択肢を重視したい生徒
「女性の先生がいい」「難関校出身の講師がいい」「理系に強い先生に習いたい」など、講師の条件を細かく希望したい場合は、オンラインの方が全国から選べる分、満足度が高くなりやすいです。
②慣れた環境のほうが力を発揮できる生徒
「自宅の机じゃないと集中できない」「知らない人が家に来ると落ち着かない」など、自分のスペースを重視するタイプの子にはオンラインが合っています。
③人見知り・緊張しやすい生徒
講師と直接向き合うことにプレッシャーを感じる子には、画面越しの適度な距離感が安心感につながります。
私が家庭教師のトライの教育プランナーの時に、担当になった中学生の女のお子さんは対面授業で緊張して泣いてしまうので、同じ教師のままでオンライン授業に切り替えました。
オンライン授業に切り替えたとたん、泣かなくなりやる気も出て成績も上がってきました。
女のお子さんは、男性が苦手だから女性の教師を希望されることが多くなっていますが、オンライン授業だと大丈夫な場合もあります。
④タブレットパソコンに慣れている生徒
もともとタブレットやPCに慣れている子は、Zoomやホワイトボード機能、画面共有などのツール操作にとまどうことが少なく、学習内容に集中できる環境がすでに整っていると言えます。
もともとネット環境が整っていて、パソコンやタブレットの操作も慣れているならオンライン授業が向いていると言えます。
両方体験できる家庭教師サービスを活用しよう
対面とオンライン、どちらにもそれぞれのメリット・デメリットがあるため、「うちの子にはどっちが合うんだろう？」と迷うご家庭も多いと思います。そんなときは、両方のスタイルを試せる家庭教師サービスを活用するのがおすすめです。
最近では、最初はオンラインで体験してみて、合わなければ対面に切り替えたり、その逆もできる柔軟なサービスが増えています。
実際に授業を受けてみることで、お子さんの反応や集中度、教師との相性などを具体的に確認できるため、納得したうえで選択することができます。
「どちらにするか決めきれない」ときは、無理に選び切ろうとせず、まずは気軽に体験してみることが、後悔しない選び方の第一歩です。
対面とオンラインの両方を体験できるおすすめの家庭教師を紹介します。
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対面とオンラインの両方の無料体験授業を試すことができます。
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2時間30分の無料体験授業で相性を確認できます。
まとめ・どちらがいいか迷ったら「子どもの学びやすさ」を基準に
対面とオンラインの家庭教師にはそれぞれに良さがあり、一概に「どちらが優れている」とは言えません。
対面指導は集中しやすく、細かいサポートを受けたいお子さんに向いています。一方、オンラインは講師の選択肢が広く、通塾の手間もなく、柔軟に学習を進めたいご家庭におすすめです。
大切なのは、「お子さんがどちらでモチベーションを保てるか」「学習効果が出やすいか」という視点で選ぶことです。
まずは無料体験を利用して、実際の雰囲気を確かめてみるのが確実な方法です。後悔のない選択ができるよう、本記事の内容をぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
