個別教室のトライを検討している方の中には、次のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
- 1コマ120分のうち、先生が教えてくれるのは何分?
- 後半の演習時間は、ただの自習ではないの?
- 120分も集中力が続くの?
結論からいうと、個別教室のトライの標準的な120分授業は、前半60分の完全マンツーマン指導と、後半60分の個別演習を組み合わせた構成です。
先生の説明を聞いて終わるのではなく、習った直後に一人で問題を解くことで、「わかったつもり」を「自力で解ける状態」に変えることを目的としています。
私は、家庭教師のトライの教育プランナーとして、600人以上のお子さんとご家庭をサポートしてきました。
この記事では、個別教室のトライの授業の流れ、後半に先生が隣にいない理由、時間別プランの違い、向いている子・向いていない子まで、元教育プランナーの視点からわかりやすく解説します。
個別教室のトライの授業の流れを一目で解説

個別教室のトライでは、講師による説明と生徒自身の演習を組み合わせた、「習得→習熟→演習」の学習サイクルを取り入れています。
一般的な120分授業の流れは、次の5ステップです。
- 入室・学習内容の確認
前回の宿題や学校の進度、当日取り組む内容を確認します。 - 講師による完全マンツーマン指導
苦手単元の解説や問題の解き方を、1対1で教わります。 - 学習内容の振り返り
教わった内容を自分の言葉で説明し、理解があいまいな部分を確認します。 - 一人で取り組む個別演習
習った内容を使って、自力で問題を解けるか確かめます。 - 学習記録・宿題の確認
授業内容や理解度を記録し、次回までの課題を確認します。
前半と後半は別々の時間ではなく、前半に教わった内容を、後半に自分で解けるか確認する一連の授業です。
※授業の細かな順番や時間配分は、学年・教室・契約内容・当日の学習状況によって異なる場合があります。
前半60分は講師による完全マンツーマン指導
前半60分の3つの特徴
- 担当講師による完全1対1指導
- 原則として毎回同じ講師が担当
- 学力や目標に合わせて内容を調整
標準的な120分授業の場合、前半60分は担当講師による完全1対1指導です。
講師が同時に複数の生徒を見る1対2・1対3指導とは異なり、指導中は一人の生徒だけを見てもらえます。
原則として毎回同じ講師が担当する専任制
個別教室のトライでは、原則として毎回同じ講師が担当する専任制を採用しています。
同じ先生が継続して担当することで、前回の授業内容だけでなく、問題を間違えやすいパターンや質問しにくい性格なども把握しやすくなります。
- 前回の続きからスムーズに始められる
毎回状況を説明し直す必要がなく、つまずいた箇所から授業を再開できます。 - 小さな変化に気づいてもらいやすい
手が止まりやすい問題や、理解できていないときの反応を講師が把握しやすくなります。 - 質問しやすい関係を築きやすい
初歩的な質問や進路の悩みも、信頼関係ができると相談しやすくなります。
ただし、すべての生徒が最初に紹介された講師と合うとは限りません。相性や教え方に不安がある場合は、教室長に相談すれば講師を無料で変更できます。
生徒が先生に教え返す「ダイアログ学習法」

トライが大切にしているのが、生徒が講師に学んだ内容を「教え返す」対話型の指導です。
トライ式学習法の一つである「ダイアログ学習法」では、先生が一方的に解説するだけでなく、「今の内容を自分の言葉で説明してみて」と生徒に促します。
説明を聞いて理解したつもりでも、実際に自分の言葉で説明しようとすると、途中で言葉に詰まることがあります。
その部分をもう一度教えてもらうことで、理解できているところと、まだあいまいなところを授業中に確認できるのが特徴です。
※「ダイアログ学習法」はトライの登録商標です。
学力や目標に合わせたオーダーメイド指導
完全1対1指導では、決められた一斉カリキュラムに生徒が合わせる必要がありません。
現在の学力、志望校、学校の進度、性格、家庭学習の状況に合わせて、必要な内容から取り組めます。
- 算数につまずいている小学生は、前学年の内容まで戻って復習する
- 中学生は、学校の定期テスト範囲に絞って対策する
- 集団塾と併用する中学受験生は、苦手な1科目だけ補強する
- 高校生は、志望校の過去問から逆算して必要な単元を学ぶ
- 不登校の生徒は、無理のない範囲から学習を再開する
授業の進み方も固定ではありません。理解が早い日は先へ進み、つまずきが見つかった日は同じ単元に時間をかけるなど、状況に応じて調整できます。
後半60分の演習時間は何をする?

前半のマンツーマン指導が終わると、習った内容を使って一人で問題を解く個別演習に移ります。
「後半は先生が隣にいないなら、自習と変わらないのでは?」と感じるかもしれません。
しかし、後半の演習は、前半に習った内容をその場で確認するために組み込まれた授業の一部です。
演習時間の目的は「わかる」を「できる」に変えること
先生の説明を聞いて「わかった」と感じても、何も見ずに一人で解けるとは限りません。
授業後すぐに問題を解くことで、次の点を確認できます。
- 解き方の手順を自分で再現できるか
- 公式や単語を正しく覚えているか
- 問題文が変わっても考え方を使えるか
- どこで手が止まるのか
一人で解けなかった問題があれば、次回以降の指導内容に反映できます。説明を聞くだけで終わらず、できなかった原因まで確認できることが演習時間のメリットです。
講師が隣にいないのは自力で考えるため
演習中は、担当講師がずっと隣に座るわけではありません。
先生がすぐ横にいると、少し考えれば解ける問題でも、答えやヒントを求めてしまうことがあります。
テストや入試では、一人で問題を読み、解き方を考えなければなりません。あえて自分で取り組む時間を設けることで、先生がいなくても解き切る練習ができます。
演習中も放置されるわけではない
担当講師が隣を離れても、教室内には教室長やスタッフがいます。
トライの教室は、教室長が学習スペース全体を見渡しやすいように設計されており、困ったことがあれば教室長やスタッフに相談できます。
ただし、演習中の声かけの頻度や質問対応の方法は、教室の状況によって違う場合があります。
特に、一人になると集中が切れやすいお子さんや、わからなくても質問できないお子さんは、無料体験の際に「演習中に手が止まった場合、どのように対応してもらえますか」と確認しておきましょう。
AI教材・演習プリント・問題集を活用できる
演習では、前半に学んだ内容に合わせて、教室にあるプリントや問題集などを使用します。
利用できる学年や教室では、トライ式AI教材や映像授業「Try IT」などを自主学習に活用することも可能です。
教材を増やすことが目的ではありません。大切なのは、その日の指導内容とつながった問題を選び、自力で解けるか確認することです。
なお、授業後の個別演習と、授業がない日に利用できる自習スペースは別のものです。個別演習は授業内容の定着を確認する時間、自習スペースは学校の宿題や受験勉強などに自由に取り組む場所と考えるとわかりやすいでしょう。
90分・120分・150分・180分の授業内容を比較
個別教室のトライでは、基本となる120分以外にも、学年や集中力、学習目的に合わせて授業時間を調整できる場合があります。
| 合計時間 | マンツーマン指導 | 個別演習 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 90分 | 60分 | 30分 | 低学年・長時間の集中が難しい子 |
| 120分 | 60分 | 60分 | 中高生の標準的な利用・苦手科目対策 |
| 150分 | 90分 | 60分 | 受験対策・解説に時間をかけたい子 |
| 180分 | 120分 | 60分 | 複数科目・難関校対策・通塾回数を減らしたい子 |
個別教室のトライの授業時間と内訳の目安
※時間設定や指導・演習の内訳は、地域・学年・教室・契約内容によって異なる場合があります。正確な内容は入会前に確認してください。
90分は小学生や集中力に不安がある子向け
90分は、60分のマンツーマン指導と30分の演習を組み合わせるプランです。
長時間座ることに慣れていない小学生や、まずは短めの時間から通塾習慣をつけたいお子さんに向いています。
120分は苦手科目対策に使いやすい標準プラン
120分は、60分の指導と60分の演習を組み合わせた標準的なプランです。
数学や英語などの苦手科目を1教科に絞り、解説から演習まで進めたい中学生・高校生に使いやすい時間設定です。
150分・180分は受験対策や複数科目に向いている
150分や180分は、マンツーマン指導の時間を増やせるため、受験問題の解説や複数科目の指導に向いています。
たとえば180分なら、英語と数学をそれぞれ60分ずつ指導してもらい、その後に60分演習する使い方も考えられます。
また、週2回に増やすよりも、1回の授業時間を延ばしたほうが月謝を抑えられる場合があります。ただし、長くすれば必ずよいわけではなく、お子さんの集中力や学習量に合わせて選ぶことが大切です。
個別教室のトライの授業形式が向いている子・向いていない子
完全1対1指導と個別演習を組み合わせた授業形式は、すべてのお子さんに合うわけではありません。
個別教室のトライが向いている子
- 先生に質問するのが苦手な子
1対1で毎回同じ講師が担当するため、質問しやすい関係を作りやすくなります。 - 説明を聞くとわかるのに、一人では解けない子
指導直後の演習で、自力で解けるか確認できます。 - 苦手科目や単元がはっきりしている子
必要な範囲に絞って、前学年まで戻ることもできます。 - 集団塾のフォローをしてほしい子
塾の宿題、クラス分けテスト、苦手科目だけを補強できます。 - 自宅では勉強を始められない子
指導から演習まで教室で行うことで、一定の学習時間を確保できます。 - 不登校や発達特性があり、自分のペースで学びたい子
集団の進度に合わせず、現在の状態から無理のない計画を立てられます。
個別教室のトライが向いていない可能性がある子
- 友だちと競いながら勉強したい子
集団授業のような競争環境を求める場合は、物足りなく感じることがあります。 - 一人になるとまったく演習に取り組めない子
後半の個別演習で手が止まる可能性があるため、見守り方を確認する必要があります。 - できるだけ安い月謝を最優先したい家庭
完全1対1指導のため、1対2・1対3指導より料金が高くなる傾向があります。 - 決められたカリキュラムを全員と同じペースで進みたい子
トライは個別に内容を組み立てるため、一斉授業を好む子には合わない場合があります。 - 120分の通塾が負担になる子
低学年や集中力に不安がある場合は、90分など短い時間を相談しましょう。
特に確認したいのは、後半の個別演習との相性です。完全1対1指導だけで判断せず、演習中の様子まで体験してから決めることをおすすめします。
\ 120分授業がお子さんに合うか無料で確認できます/
無料体験授業で確認したい5つのポイント

個別教室のトライの無料体験では、学習相談の内容をもとに、完全1対1の指導を体験できます。
授業のわかりやすさだけでなく、次の5点を確認しましょう。
①先生に質問しやすいか
説明が上手でも、お子さんが緊張して何も話せない先生では、1対1のメリットを十分に生かせません。
間違えたときの声かけや、わからないと言いやすい雰囲気があるかを確認してください。
②120分集中できそうか
前半と後半で学習内容が変わるため、120分間ずっと説明を聞き続けるわけではありません。
それでも、学校や部活の後に通う場合は負担になる可能性があります。疲れ方や帰宅時間まで含めて判断しましょう。
③演習中はどのように見守ってもらえるか
教室長やスタッフから声をかけてもらえるのか、質問したいときは誰に聞けばよいのかを確認します。
「わからなくても自分から質問できない子です」と、事前に伝えておくことも大切です。
④宿題の量と決め方が合っているか
宿題が多すぎても続きませんが、少なすぎても授業の効果を生かせません。
部活や習い事、学校の課題も含めて、家庭で取り組める量を相談しましょう。
⑤料金総額と授業時間が予算に合うか
無料体験後には、授業時間、回数、講師ランク、受講期間を含めた学習プランが提案されます。
月謝だけでなく、入会金や講習会費を含めた年間総額も確認してください。
予算に上限がある場合は、最初から「月3万円まで」など具体的に伝え、その範囲でどこまで対応できるか相談するのがおすすめです。
無料体験を受けたからといって、その場で入塾を決める必要はありません。授業後のお子さんの感想も聞き、家庭で検討してから判断しましょう。
個別教室のトライの授業の流れに関するよくある質問
個別教室のトライは1コマ何分ですか?
標準的なプランは1コマ120分で、前半60分がマンツーマン指導、後半60分が個別演習です。
学年や目的によっては、90分・150分・180分などを選べる場合があります。教室や契約内容によって異なるため、無料相談で確認してください。
120分間ずっと講師が付きますか?
標準的な120分授業の場合、講師による完全1対1指導は前半の60分です。
後半60分は、前半に習った内容を一人で解く個別演習に取り組みます。120分すべてがマンツーマン指導ではありません。
後半の演習は自習室と何が違いますか?
後半の演習は、前半に習った内容を定着させるために、授業とセットで行う時間です。
一方、自習スペースは、授業のない日にも学校の宿題や受験勉強などに利用できる場所です。
1回の授業で複数教科を教えてもらえますか?
担当講師が対応できる教科であれば、1回の授業時間内に複数教科を相談できる場合があります。
たとえば、普段は数学を中心にし、定期テスト前だけ英語の質問をするといった使い方です。希望する場合は、講師を決める前に具体的な教科を伝えてください。
先生は毎回同じですか?
個別教室のトライは専任制のため、原則として毎回同じ講師が担当します。
ただし、講師の予定や相性などによって変更になる場合があります。教え方や性格が合わない場合は、教室長に相談すれば無料で講師を交代できます。
まとめ|トライの授業は「教わる時間」と「一人で解く時間」がセット
個別教室のトライの標準的な120分授業は、前半60分の完全マンツーマン指導と、後半60分の個別演習で構成されています。
後半の演習は、単に授業時間を長くするためのものではありません。先生に教わった内容を一人で再現し、「わかった」から「自力で解ける」状態へ進むための時間です。
- 前半は担当講師による完全1対1指導
- ダイアログ学習法で理解のあいまいな部分を確認
- 後半は一人で問題を解き、自力で解けるか確かめる
- 原則として同じ講師が継続して担当
- 学年や目的に応じて授業時間を調整できる場合がある
ただし、お子さんによっては120分が長く感じたり、後半の演習で集中が切れたりすることもあります。
無料体験では、講師との相性だけでなく、演習中の見守り方や、お子さんに合う授業時間まで確認することが大切です。
\ 120分授業がお子さんに合うか無料で確認できます/
最後までお読みいただきありがとうございました。




