「四谷大塚に通っているのに偏差値が上がらない」「週テストの点数が安定しない」と悩んでいる場合、まず見直したいのは勉強時間ではなく、週テスト後の復習方法と予習シリーズの使い方です。
四谷大塚は、予習シリーズで学んだ内容を週テストで確認し、組分けテストや合不合判定テストにつなげていく学習サイクルが特徴です。そのため、週テストを受けっぱなしにしてしまうと、苦手単元が残ったまま次の単元に進み、偏差値が上がりにくくなります。
元教育プランナーとして600人以上のお子さんを見てきた経験からも、四谷大塚で伸び悩むご家庭は「頑張っていない」のではなく、何を優先して復習すればよいかが整理できていないケースが多いと感じます。
この記事では、四谷大塚で偏差値が上がらない原因と、週テストの点数を上げるために今すぐできる対策を、学年別にわかりやすく解説します。
予習シリーズの進度についていけない場合は、先にこちらも確認しておくと原因を整理しやすいです。
四谷大塚で偏差値が上がらない原因は「週テストの復習不足」が多い

四谷大塚で偏差値が上がらない原因は、勉強量不足だけではありません。むしろ、宿題や予習シリーズに時間をかけているのに、テスト結果につながらないご家庭も多いです。
よくある原因は、次の通りです。
- 週テストを受けたあと、解き直しが不十分
- 予習シリーズを「終わらせること」が目的になっている
- 算数の基本問題・一行問題で失点している
- 正答率の高い問題を落としている
- 組分けテスト前だけ慌てて復習している
- 苦手単元を放置したまま次の単元に進んでいる
- 保護者のサポート負担が大きく、家庭学習が回らない
特に注意したいのは、週テストの点数に一喜一憂して終わってしまうことです。週テストは「今の実力を責めるためのテスト」ではなく、次に何を復習すればよいかを見つけるためのテストです。
四谷大塚の週テストで点数が取れない原因や、具体的な復習方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
四谷大塚で偏差値が上がらないときに見直したい勉強法

週テストの点数を上げたい場合は、まず「全部をやり直す」のではなく、失点の原因を分けて考えることが大切です。
① 正答率が高い問題から解き直す
週テストで最初に確認すべきなのは、難問ではありません。まずは、クラス内で多くの生徒が正解している問題や、基本問題で落としている問題です。
正答率が高い問題を落としている場合、偏差値が伸びにくくなります。特に算数では、大問1・大問2の計算、一行問題、基本問題を安定して取れるかが大切です。
まずは次の順番で復習しましょう。
- 計算ミス
- 一行問題
- 予習シリーズの基本問題レベル
- 授業で扱った典型問題
- 応用問題
偏差値を上げたいときほど、難しい問題に目が行きがちですが、最初に整えるべきなのは「取れるはずの問題を落とさないこと」です。
② 間違えた理由を3つに分ける
週テストの解き直しでは、ただ解説を読むだけでは不十分です。間違えた問題を、次の3つに分けてください。
| 失点の種類 | 対策 |
|---|---|
| 理解不足 | 予習シリーズの例題・基本問題に戻る |
| 演習不足 | 類題を2〜3問解き直す |
| ミス・時間不足 | 計算練習、時間を測った解き直しをする |
この分類をするだけで、「何となくできなかった」から「次に何をすればよいか」が見えるようになります。
③ 解き直しは当日・3日後・週末の3回に分ける
週テストで間違えた問題は、1回解き直しただけでは定着しにくいです。おすすめは、次の3回復習です。
- テスト当日:間違えた原因を確認する
- 3日後:自力で解けるか確認する
- 週末:次の週テスト前にもう一度確認する
特に算数は、解説を読んで「わかった」と感じても、数日後に自力で解けないことがあります。点数を上げるには、理解した問題を自力で再現できる状態にすることが大切です。
【学年別】四谷大塚で偏差値が上がらないときの改善法

四谷大塚で偏差値が上がらないときは、まず算数の前半問題を安定させることが大切です。特に偏差値50前後を目指す段階では、応用問題よりも、計算問題・一行問題・予習シリーズの基本問題を落とさないことが重要です。
ただし、見直すポイントは学年によって少し変わります。
| 学年 | 見直すポイント | 具体的な対策 |
|---|---|---|
| 小学4年生 | 学習サイクル | 授業後すぐに復習し、計算練習と基本問題を習慣化する |
| 小学5年生 | 算数の苦手単元 | 割合・比・速さ・図形など、つまずいた単元を放置しない |
| 小学6年生 | 志望校対策とのズレ | 過去問傾向、記述対策、苦手単元の優先順位を確認する |
小学4年生は偏差値よりも学習サイクルを整える
小学4年生は、偏差値を大きく上げることよりも、四谷大塚の学習サイクルに慣れることが大切です。授業後すぐに復習し、計算練習を毎日少しずつ続け、予習シリーズの基本問題を確実にしていきましょう。
この時期は、難しい問題まで完璧にするよりも、「基本問題を落とさない」「毎週の復習をためない」ことを優先すると安心です。
小学5年生は算数と国語の苦手を放置しない
5年生は、算数では割合・比・速さ・図形、国語では語彙・読解・記述で差がつきやすくなります。特にSクラスを目指す場合は、苦手単元や苦手分野を後回しにしないことが大切です。
「わかったつもり」で終わらせず、予習シリーズの基本問題や週テストで間違えた問題を、自力で説明できる状態まで戻しましょう。
Sクラスを目指している場合は、基準や上がれない原因も確認しておくと対策を立てやすくなります。
小学6年生は志望校対策とのズレを確認する
小学6年生で偏差値が上がらない場合は、週テスト対策だけでなく、志望校対策との相性も確認しましょう。志望校では記述が多いのに記述対策が不足している、過去問傾向と普段の学習がかみ合っていない、苦手単元の優先順位が整理できていない場合があります。
6年生は、全範囲をまんべんなく復習するよりも、「志望校で必要な力」と「今のお子さんに足りない力」を照らし合わせて対策することが大切です。
組分けテストの点数やコースの目安が気になる場合は、ボーダーの考え方も確認しておくと安心です。
四谷大塚で偏差値が上がらないときに保護者ができること

保護者がすべての勉強を教える必要はありません。むしろ、親が教えすぎることで親子関係が悪くなることもあります。
偏差値が上がらないときは、全部をやり直すより、「点数につながりやすい問題」を優先することが大切です。
保護者ができること
例えば、次のようなサポートは取り入れやすいです。
- 週テストの間違いを一緒に分類する
- 解き直す問題を3〜5問に絞る
- 次の週までに復習する日を決める
- 正答率が高い問題から優先して見直す
- 必要に応じて塾や家庭教師に相談する
保護者が避けたい対応
一方で、次のような対応は逆効果になることがあります。
- 間違えた問題を全部やり直させる
- 応用問題ばかり追加する
- 点数だけを見て叱る
- 組分けテスト直前だけ詰め込む
- 子ども任せにしてしまう
特に、偏差値が伸び悩んでいるときに教材を増やしすぎると、予習シリーズや週テストの復習がさらに回らなくなることがあります。
まずは教材を増やすより、今ある教材の中で「落としてはいけない問題」を確実にすることを優先しましょう。
家庭だけで四谷大塚の対策が難しいときの選択肢

四谷大塚の学習は、家庭での管理が大切です。ただし、保護者がすべてを抱える必要はありません。
次のような状態が続く場合は、家庭だけで対応するのが難しくなっているサインです。
- 週テストの復習が毎週たまっている
- 算数や国語など、苦手科目の解き直しを保護者が見きれない
- 親子で勉強するとけんかになる
- 何を優先すればよいかわからない
- 志望校対策まで手が回らない
このような場合は、無理に家庭だけで抱え込まず、家庭教師や個別指導の併用、または転塾も選択肢になります。
四谷大塚を続けながら家庭教師を併用するケース
四谷大塚の教材やカリキュラム自体は合っているものの、家庭学習の回し方がうまくいっていない場合は、家庭教師を併用する方法があります。
例えば、次のような使い方が現実的です。
- 算数や国語だけ週1回サポートしてもらう
- 週テストの解き直しを一緒にしてもらう
- 組分けテスト前の苦手単元を整理してもらう
- 6年生は志望校対策・過去問対策を見てもらう
- 保護者の学習管理の負担を減らす
特に、四谷大塚の週テストや予習シリーズに対応できる先生であれば、今の塾をやめずに弱点だけを補いやすくなります。
四谷大塚と家庭教師の併用を検討している方は、こちらの記事も参考にしてください。
転塾を考えた方がよいケース
一方で、家庭教師の併用よりも、転塾や別の学習環境を検討した方がよいケースもあります。
- 授業内容がほとんど理解できていない
- 宿題量が多すぎて睡眠時間が削られている
- お子さんが強いストレスを感じている
- 志望校と四谷大塚の対策が合っていない
- 家庭でのフォローが限界に近い
中学受験では、塾を続けること自体が目的ではありません。お子さんに合った方法で、必要な力を積み上げられる環境を選ぶことが大切です。
四谷大塚の学習スタイルが合っているか迷う場合は、向いている子・向いていない子の特徴も確認しておきましょう。
四谷大塚で偏差値が上がらないときのよくある質問
週テストの点数が悪いと中学受験は厳しいですか?
週テストの点数だけで合否が決まるわけではありません。ただし、毎週の理解不足が積み重なると、組分けテストや6年生の志望校対策で苦しくなりやすいです。点数よりも、間違えた問題を次に解けるようにすることを優先しましょう。
四谷大塚の偏差値は急に上がることがありますか?
あります。ただし、急に上がる前には、基本問題の正答率が安定したり、週テストの解き直しが定着したりする変化が出ていることが多いです。偏差値だけでなく、ミスの減り方や解き直しの質も見てあげると安心です。
四谷大塚の偏差値50はどのくらいですか?
四谷大塚の偏差値50は「平均的な位置」を目安にした数字です。ただし、組分けテストや合不合判定テストは受験者層が広く、一般的な学校のテストより難しく感じるご家庭も多いです。偏差値だけでなく、正答率の高い問題を安定して取れているかも確認していきましょう。
偏差値40台でも四谷大塚を続けて大丈夫ですか?
お子さんの状態によります。基本問題が少しずつ取れるようになっているなら、続けながら立て直せる場合もあります。一方で、授業がほとんど理解できていない、親子関係が悪化している、学習量が負担になりすぎている場合は、個別指導・家庭教師・転塾も含めて検討してよいでしょう。
家庭教師を併用するなら何をお願いすればいいですか?
最初から全科目をお願いするより、算数の週テスト直し、苦手単元の復習、組分けテスト前の優先順位整理など、目的を絞るのがおすすめです。四谷大塚の予習シリーズや週テストに対応できる先生かどうかも確認しておきましょう。
まとめ:四谷大塚で偏差値が上がらないときは週テストの使い方を見直そう
四谷大塚で偏差値が上がらないときは、勉強量を増やす前に、週テストの使い方を見直すことが大切です。
特に、次のポイントを確認してみてください。
- 週テストを受けっぱなしにしていないか
- 正答率の高い問題を落としていないか
- 予習シリーズの基本問題を説明できるか
- 算数の前半問題で失点していないか
- 家庭学習の負担が大きくなりすぎていないか
四谷大塚の学習は、うまく回れば力がつきやすい一方で、復習が追いつかないと苦手が積み上がりやすい面もあります。
家庭だけで週テスト対策や苦手単元の管理が難しい場合は、四谷大塚をやめる前に、家庭教師を併用して弱点だけを補う方法もあります。
四谷大塚と家庭教師の併用を検討している方は、こちらの記事も参考にしてください。
お子さんに合った学習方法を選ぶことが、偏差値改善への第一歩です。
最後までお読みいただきありがとうございました。




